
高市首相、ご就任おめでとうございます。2025年9月に創業109年を迎えた主婦の友社は一貫して「家庭の幸福と女性の地位向上」を祈り出版活動を続けてきました。日本憲政史上初の女性首相の誕生を心よりお祝い申し上げます。
賛成反対、どちらの立場であれ、働く女性陣として「初の女性首相に願うこと」をオトナサローネ執筆チームがリレー連載します。
TOP写真出典/高市早苗氏公式インスタグラム
【女性首相誕生に思うこと、願うこと】#3
「とにかく経済対策最優先で取り組む」という言葉に希望が持てる
高市早苗さんが、新しい内閣総理大臣に選ばれました。女性として初めての総理誕生というニュースに、思わず胸が熱くなりました。
その少し前、自民党内で新総裁に高市さんが決まった時に、「高市総裁に一度退いていただき、早急に総裁選挙を挙をやり直して、新しい総裁のもとで」と発言した議員の言葉を聞いた時は唖然としました。
一度決まったことを嫌だからと覆すなんて、小学生でもしないこと。でもそんな言葉に左右されずに、高市新総裁を支持した自民党にホッとしています。
私は以前から、高市さんのまっすぐな物言いや、国民の声に真剣に耳を傾ける姿勢に信頼を感じていました。今回の就任は、長く停滞していた政治の空気を変えてくれるかもしれない、そんな予感がしています。
正直なところ、私はここ数年の自民党に、嫌気がさしていました。どんなに立派なことを言っても、結局は利権や派閥、保身が優先されてしまう。「もう誰がやっても同じ」「日本は終わった」と、半ばあきらめるような気持ちになっていたのです。けれど、今回の高市内閣総理大臣就任には、これまでとは違う“希望”を感じました。
印象に残ったのは、インタビューで「解散総選挙」について問われたときの言葉です。「とにかく経済対策最優先で取り組ませてください。今すぐ解散どうのと言っている暇はありません」
この答えに、高市総理のやる気と今後の日本の未来への希望を感じました。政局の駆け引きではなく、「今やるべきことは何か」という視点で話す。その姿勢に、久しぶりに「リーダーの言葉」の力を感じたのです。
ガソリンの暫定税率見直し、103万円の壁、どちらも「すぐに前進」してもらいたい
そして、就任会見で語られたあの一言。
「この内閣は、決断と前進の内閣です」
どんな困難があっても、立ち止まらずに進もうとする決意。あいまいな表現ではなく、強い意志を感じさせるその一言に、リーダーとしての覚悟も感じ取りました。
高市さんがすぐに動くと言っていた、ガソリンの暫定税率の廃止、「103万円の壁」の見直し。どちらも、私たちの日常生活に直結する大切な課題です。「すぐに取りかかる」と明言してくれたことで、市民の日常の中にある痛みに目を向けてくれる政治が戻るのかもしれない、そんな希望が湧きました。
これまでの政治は、どうしても自分たちの都合や派閥の力関係ばかりが優先され、国民の生活が後回しにされているように感じてきました。その一方で、海外との関係ばかりに目が向き、
国内の人々が苦しい状況に置かれていることへの配慮が足りなかったと思います。
土地やマンションなどが次々に海外資本に買われていく現実に、「このまま日本が日本でなくなってしまうのでは」と不安を抱く人も多いと思います。そうした問題にもしっかり向き合い、
国の基盤を守りながら暮らしを立て直してくれるのが、高市政権だと私は信じています。
また、特定宗教との関連性に疑問を持っていた私は自公連立解消も好感しています。
政治は無関心でいられるが、無関係ではいられないものです。見ているだけでは何も変わらない。だからこそ、声を上げ、選び、考える。その一つひとつの意思が、未来の政治を形づくっていくのだと思います。
長い間、政治に対して「どうせ変わらない」と思っていました。けれど今は、少し違う気持ちです。高市さんの言葉を聞いて、「もしかしたら変わるかもしれない」と感じています。政治を信じてみたい、応援してみたいという気持ちが、少しずつ戻ってきました。
私は、夏の衆議院選挙では他政党を応援し、一緒に活動をしていました。自民党のやり方にうんざりしていたからです。でも、もう一度自民党を信じてみたいと思っています。変わってほしい、ではなく「変わるかもしれない」。そんな希望を高市新総理には感じられるのです。
小野田紀美氏にも期待しています!
そして、もう一人。
小野田紀美氏の経済安全保障担当相にも、とても期待しています。彼女もまた、率直な言葉でまっすぐに意見を伝え、筋の通った考えを持つ政治家です。
高市さんと小野田さん。この二人の女性リーダーが並んで立つ姿は、日本の政治に新しい風を吹かせてくれると信じています。「決断と前進」という言葉が、ただのスローガンではなく、実際の行動で示されることを願っています。
もちろん、課題は山積みです。物価高、少子化、地域の格差、そして安全保障。どれも簡単に解決できることではありません。でも、立ち止まらずに進もうとするリーダーがいること。
それだけで、私たち国民の心に少し光がともります。
日々の暮らし、家計、働き方、教育、日本の未来、 すべてが政治とつながっています。だからこそ、私たち一人ひとりが関心を持ち、声を上げることが大切だと思います。高市新総裁が掲げた「決断と前進」。その言葉が、これからの日本を動かす力になると信じています。




