帝国劇場「帝劇オリジナルギター」発表 平台・席番プレート・ロビーアクリル板など使って製作 | NewsCafe

帝国劇場「帝劇オリジナルギター」発表 平台・席番プレート・ロビーアクリル板など使って製作

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
「帝劇オリジナルギター」(提供写真)
【モデルプレス=2025/10/09】2025年2月をもって一時休館となった“二代目”の帝国劇場の建物としての魅力を再発見し、新たなステージへと継承するプロジェクト「帝劇 LegacyCollection」。この度、第4弾として「帝劇オリジナルギター」の発売が発表された。

【写真】帝劇が発表 席番プレート使用して製作されたギター

◆帝国劇場「帝劇 LegacyCollection」第4弾発表

「歴史ある帝劇の灯を、ぜひお客様のお手元でともし続けていただきたい」。その想いから始まった本プロジェクトでは、劇場解体の際に生まれる様々なマテリアルを活用して商品を開発・販売。観客の想いが詰まった劇場の一部が、企画ごとに商品として生まれ変わる。

帝劇のマテリアルを「家庭で使用できるアイテムへとリメイク」する第1弾(2026年冬頃発売予定)、第2弾の「席番プレート記念商品」、販売ラインナップの豊富さから反響を呼んだ第3弾の「帝劇プレミアム備品販売」に続き、この度、第4弾として【帝劇オリジナルギター】の製作・販売が決定。帝国劇場の舞台やロビーなどで、多くの作品やお客様と時間を共有してきたマテリアルによって、歴史と風格が漂う帝劇オリジナルギターが完成した。帝劇の歴史が紡ぐ、珠玉の音色を手元で楽しむことができる。

◆ギター製作はKz Guitar Works

帝劇の廃材を利用したギターの製作を担うのは、Kz Guitar Works。同社は、代表の伊集院香崇尊氏が、Queenのギタリスト、ブライアン・メイが使用する「Red Special」という特殊なギターを製作するために立ち上げ、現在ではKzオリジナルモデル「Kz One」などをはじめ、他に類を見ない唯一無二のギターを製作し続けている日本のギター工房だ。Red Specialはブライアン・メイ本人が手作業で作り上げた究極のハンドメイドギターとして、その材料には多くの廃材が使用されていることが知られている。

このRed Specialというギターの存在に加え、最高の技術力をもって伝統を受け継ぎ、日本から世界へ通じるプロダクトを届けようとされるKz Guitar Worksの情熱が、次世代の帝国劇場へとレガシーを引き継ぎ、日本の新たな演劇を世界へ届けようとする目標とシンクロ。帝劇オリジナルギター「Kz One RS Joint P 90 “IMPERIAL THEATRE”」の製作が実現した。

◆ボディ下部には「席番プレート」配置

ギタートップ材には、実際に舞台上で長年利用されてきた「平台」、ピックガードにはロビー大階段の手摺り下にあしらわれていた「マホガニーの木を挟み込んだアクリル板」を使用。また、ボディ下部には客席で使用されていた「席番プレート」を配置。Kz Guitar Works独自の技術により、ギターとしての高い演奏性や音質を実現した。

ギターの基本デザインは、なるべくトップ材となる「平台」の風合いが生かせるよう、シンプルな構造であるKz One RS Jointを選択。ボディバックとネックにはマホガニーをセレクトし、しっかりとしたギターとしてのサウンドを担保している。さらに内部をチェンバード加工とし、ネックジョイントにKzGuitar Works独自のRS Jointを採用したことで、スピード感のある音の立ち上がりに、独特の中域の響きが加わった、ユニークな音質のギターとなった。

加えて、帝劇客席で使用していたモケット(新品)を使用した帝劇特製ストラップも製作。ギター購入時には、帝劇特製ストラップ付きで届けられる。帝国劇場で数多の舞台作品の「音」を受け止めてきた資材たちが、いま新たな「音を紡ぐ姿」に形を変え、そのレガシーを観客と共に継承していく。(modelpress編集部)

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《モデルプレス》

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