本作は、殺された夫の遺志を継ぎ、大統領候補となったムンジュと、彼女のボディーガードである国籍不明のサンホが、世界を危機に陥れようとする巨悪に立ち向かうスペクタクル・ロマンスストーリー。

続いてチョン・ジヒョンは、「大統領候補役だと聞いた時、自分でさえむずがゆいのに、観る方々は果たして受け入れてくださるだろうか、とずいぶん心配しました。その時、キム監督とチョン脚本家が『もしあなたが今大統領選挙に出たとしても、人々はあなたを信じるでしょう。大統領選挙を描くのにふさわしい女優は、あなたの他にはいないのよ』と言ってくださったんです。おかげで勇気が出て自信を持って演じることができました。政治家の演説は、少し退屈でおもしろくないイメージがあったので、より魅力的に映るように努めました。ドラマの終盤には、大勢の人の前で『私についてきなさい。私を信じなさい。私についてくるのです』と演説をするのが、少しずつ快感になっていきました。『ああ。だから多くの政治家は、命のあるかぎり政治に携わるのね』と思いましたし、政治家という職業の魅力が少し分かったような気がします」と心境の変化を明かした。

チョン・ジヒョンが「カン・ドンウォンさんは、背が高くて顔もよくて、類を見ない『マンチッナム』(漫画から飛び出してきたような男性)です。モニターを観ながら、いつも感嘆していました。このようなビジュアルで生まれてくることがどれだけ難しいことか(笑)撮影現場では、周りの人たちが楽しく過ごせるように気を遣ってくださいました。外見だけではなく内面にも惚れましたね」と明かすと、カン・ドンウォンは照れながらも「ありがとうございます。チョン・ジヒョンさんも魅力的な方で、チョン・ジヒョンさんのおかげで楽しく仕事が出来ました。ジョンセ先輩とは実はワンシーンも一緒に撮っていないんです。現場でもほとんどお会いしなかったのですが、プライベートで会うと本当に冗談がお上手で、おもしろい方で!ふとした瞬間に心に浮かんでくる人です」と印象を述べた。

「私は今回、息子役のジョンセさんからたくさん演技を学びました。カメラが回っていないところでは将来のことや演技のことなど、いろんな相談をしていました。『次はどんな役をやろうかしら』と言ったら、『父親役をしろ』なんて言うんですよ」というイ・ミスクに、「世の中の人は、イ・ミスクさんに対して固定概念があるんですよ。だからお母さん役のオファーばかり来るんです。一度、世間の人たちの固定概念を破るような役をやるのはどうかと提案したんです」とオ・ジョンセ。インタビューは、和やかすぎるほど、仲睦まじいやりとりが繰り広げられたという。


事前に寄せられたファンからの質問に答えていくセッションでは、“最近の最愛メニュー”についてカン・ドンウォンが「ワタリガニのおいしい店を見つけました。その食堂だけのレシピで本当においしかったです。『北極星』を観ながら食べるのにおススメなのは、鶏肉丼かな」と回答。
イ・ミスクは“他に演じてみたいキャラクター”について、猫撫で声で「チョン・ジヒョン~」とムンジュを選択。「女性なら誰でも(カン・ドンウォンさんのような)かっこいい人に守られたいですよね。かっこいい人に守られるなら、死んでもいい(笑)」と発言する一幕もあった。
