さんきゅう倉田です。芸歴10年で相方と解散して、ピンでネタをやるか受験勉強をしてみるか、0.1秒だけ迷って受験することにしました。
それから5年半経ち、現在は東大経済学部の3年生です。通常授業もたくさんあるけれど、単位にならない企業協賛のプログラムもしこたまあって、学びと出会いに溢れるのが東京大学の素晴らしい部分だと感じています。
8月は東大生23人で大阪万博に行ったので、メンバーに所感を聞きました。
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▶20個のパビリオンを見た友人。一番良かったと語るのは
1日で20個のパビリオンを周る。特に印象的だったパビリオンは
ぼくがたまたま近くにいた友人たちとのんびりとパビリオンを周っていた頃、単独行動と快走によって、20個のパビリオンを観覧した友人がいた。
オーストラリア、インド、カタール、UAE、フランス、スペイン、バーレーン、ベルギー、、オーストリア、カンボジア、セネガル、モンテネグロ、チリ、バングラディッシュ、ベトナム、ブルーオーシャドーム、コモンズA-Dを1日で周ったそうだ。
この中で、特に印象的だったパビリオンを聞いた。
2時間待っても、「フランスが一番良かった」
フランス館は非常に人気があり、2時間並ぶことが仲間内で周知されていた。
フランス語で東大受験をし、ロマネコンティの畑を見に行くくらいフランスに愛着があるぼくでも、2時間並んでパビリオンを見ようとは思わなかった。
しかし、友人から聞いたフランス館はとても魅力的だった。
ルイ・ヴィトンとロダン作品のコラボ、真っ白なディオールの展示、チームラボのような麗しい空間、それら全てに心を揺さぶられ、3週間経った今でもその感動が続いているという。
友人の話を聞いたらどんなに待っても良いと思える。諦めた8月末の自分を容赦なく責めたい。
1日で20個のパビリオンを見て、友人は言う。
▶発展している国としていない国の展示の違い
「発展してる国は発展してる現在の状況やこれからの未来を見せる展示。途上国はお金がない分、国にある物品を見せる。つまり、過去を見せる。」
それぞれの国の万博にかける思いは異なる。金銭的・人的リソースの範囲で日本人に対してどう見られたいか、どう見せるべきかを考えてパビリオンを作ったはずだ。
そうやって、各国の思考に思いを馳せて万博を見ると、その国の現状や日本そのものが垣間見える気がする。
■編集部より
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