【万博レポ】9月下旬、「事前予約なし」「チケット待ち時間なし」で親子3人で入場できたその方法とは | NewsCafe

【万博レポ】9月下旬、「事前予約なし」「チケット待ち時間なし」で親子3人で入場できたその方法とは

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
【万博レポ】9月下旬、「事前予約なし」「チケット待ち時間なし」で親子3人で入場できたその方法とは

絵にかいたようなズボラ代表、オトナサローネ編集部Tです。好きな漫画はちびまる子ちゃんです。

今回は、まさか9月に万博のチケットが入手困難になるなんてつゆも思わず、

チケットを取らないまま「万博に行く予定」だけ立てていた私たち一家のお話をさせていただきます。

【こちらも読まれています】◀万博前日。チケットサイトに2枠の空きを発見!いや取れるじゃん!

中はガラガラだ、行列も見えない。もうみんな買っちゃって売り切れなのかな。でも、なんだか購入している風の人もいる。

「こちらどうぞ~!」

窓口の人に手招きされて緊張しながら聞いてみる。

「当日券はまだ買えますか?」

「何名様ですか?」

「大人2名子ども1名です」

「かしこまりました」

か、か、か、買えた!!!!!!!!!

ママ友が「入れるか入れないか分からないのに行くなんてすごい」というひとことが頭に蘇る。

そんな常識的な人が多いおかげで入れたのかもしれない。

▶ガイドブックもない

万博のガイドブックも家に忘れた。下調べゼロでも楽しめるのか

当日チケットは紙で購入して、アプリにチケットIDを入力するスタイル。

家に着くまでが遠足、さながらに、アプリにチケット登録できるまでは油断ならない、と夫がIDを読み上げ手を震わせながら入力する。

3名分登録完了!

私たちは晴れて、万博入場への第一歩を踏み出せたのだ。

オトナサローネでは、今さんきゅう倉田氏が万博に行った記事が読まれに読まれている。

私もその読者として、「とにかく入れそうなところに入れ」という倉田氏の言葉を胸に刻んで、会場入りする。

さらには、初日の夜ホテルで2冊も買った万博のガイドブックすら家に忘れてきたことに気づく。

夫の寛大さに心から感謝したい。

▶噂の大屋根リングから

すごい人だ。でも大屋根リングはのぼれそうだ。

さんきゅう倉田氏の「万博では、入れるときに入れ」を合言葉に、私たちはすぐにのぼった。

「暑い、暑すぎる…」

それが一番の感想だった。すみません。

でも個人的には、大屋根リングの上から見る景色よりも、

下から大屋根リングを歩いている人たちを見る景色のほうが印象的だった。

三途の川を皆が一斉に天国に向かって歩いているようにも見えるし、

同じ「時の流れ」の中を皆で一緒に歩いているようにも見えて、

それがあまりにも見たことのない光景で、何度もぼーっと眺めてしまった。

こういう見たことのない景色や感情を求めて万博にきたので、

「大屋根リングを下から見られた」だけでもひとつ成果を得られたと思う。

▶パビリオンの当日予約は

これから行く人たちへ。パビリオンの当日予約は「取れない」に等しい

予約不要のパビリオンもほぼすべて「入場制限中」の看板を持ったスタッフがいた。

「何時ころ戻ってきていただければ」と言ってくださるスタッフの方もいたのですが、会場に入るまででへとへとだった私たちは、

調べて計画的にまわったり、並んだりするほどの体力はもう残されていない。

会場について2時間ほどたった頃、アプリでパビリオンの待ち時間や空き状況を見られることに気づき、

カンボジアが待ち時間なしで入れるらしい!と向かう途中に、吉本のお笑いライブコーナーでイベントが始まるとのことで、

そこに立ち寄った。

お客さんを巻き込んだヒーローショーのような内容で、子どもも一緒に楽しめた。今別府さんが気に入ったようだった。

前日、なんば花月が見られなかったことも、ここで取り返せた気分だった。

そしてカンボジア、チュニジアのパビリオンを見て、

コモンズでトイレをお借りするときに、すこしゆっくり歩いて展示を横目で見て、

さんきゅう倉田氏が建築物を見るだけでも価値があると書いていたのを思い出し、各国のパビリオンの建物を鑑賞して、

静けさの森を通って、東ゲート側にあるボーネルンドの遊び場で子どもを遊ばせ、

あっという間に辺りが暗くなってきた。

ドローンショーも見ごたえがあると関西在住の友人から聞いたが、

電車の混雑が心配だったのと、暗くなり始めた頃には、もうすでに満足していたので、18時には帰ることにした。

夢洲駅へ向かう列ができていて、さぞかし電車はぎゅうぎゅうだろうと懸念したが、乗ってみたらたいしたことはなかった。

東京の朝の満員電車を経験している人からしたら、混んでいるうちには入らないくらいのレベルだった。

帰りの電車で子どもに聞いた。

私:「今日何が一番楽しかった?」

娘:「お昼ご飯にハンバーガーを食べたとき、前歯が抜けたことが嬉しかった」

このハンバーガーとは普通のキッチンカーのハンバーガーで、特にどこかの国のグルメなわけでもない。そして、そのハンバーガーを食べたときに、ずっとグラグラしていて抜けそうだった娘の前歯が抜けたのだ。

「万博で前歯抜けたね」

一生忘れられない前歯が抜けた日になった。

子どもの心に何か残したいと思って必死で連れて行った万博だったけど、

「無計画だと大変な目を見る」ということは背中で教えられたかなと思った万博旅行だった。


《OTONA SALONE》

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