さんきゅう倉田です。35歳から受験勉強を始め、3年の受験勉強と3回の受験を経て、38歳で東京大学に入学しました。現在は、東京大学経済学部金融学科3年です。
大学に入ってから猛烈に勉強しているので、賢くなったような気がしている。
さらに、東大の友人たちも非常に勉強しているので、授業について聞いたり、個人的な悩みを相談したりすることで、よい助言をもらうことができる。
20歳ほど歳が離れているが、彼らをとても頼りにしている。
期待以上の結果を出せるのは、芸人と東大生だけ⁉
ぼくは22歳から働き始めて18年経つ。アルバイトの経験も含めたら、22年以上働いている。
多くの社会人と出会った。それは上司であったり、後輩であったり、取引先であったりするが、どの業界でも能力の低い人はたくさんいるものである。
どの業界でも業務を遅滞なく瑕疵なくほぼ完璧に実行できる人はほとんどいない。でもそれが普通だ。
みなさんの会社に仕事において無欠な人間がいるだろうか。常に期待を上回る結果を出す人がいるだろうか。そういう人は相当に出世していて、数が少ないのではないだろうか。
ぼくの周りで期待以上のパフォーマンスを見せるのは芸人だけである。
そして、遅滞なく瑕疵なく高い品質で仕事をしてくれそうなのが東大生だ。
東大生の記憶力と論理的思考力と情報処理能力があれば大抵の業務を効率的に素早く、高品質で実行できる。
それは大学のカリキュラム、グループワーク、試験の構造、日々のコミュニケーションから推定できるが、外部の人間が東大生の能力を知ることは難しい。
なんとなく「賢いな、すごいな」と思ってはいても、自分とどのくらい差があるのかは分からない。
東大生は常に過小評価に晒されているのだ。実際に軽んじられている友人に話を聞いた。
▶東大を過小評価するなんて、本当に起こりえるの?
インカレサークルで相談を受けた友人
ぼくの友人はインカレのリコーダーサークルに所属している。その彼が送別会を企画しようとしたときの出来事。
「リコーダーサークルに参加している留学生が母国に帰ることになったんだ。そいつは日本語が達者じゃないし、サークルのやつらは英語ができないから、練習中はあんまり会話がなくて、1年いたけど友達はいないようだった。でも、送別会もやらずに母国に帰るなんて寂しいじゃないか。だから、送別会を催すことにしたんだ。
さすがに、俺だけじゃ盛り上がらないだろ。そいつも余計に寂しいかもしれない。話したことがなくても、顔を見たことがあるサークルメンバーはたくさんいるから、何人か誘ったんだよ」
そのうちのひとりの女の子が、彼女は駒澤大学の3年らしいんだけど、ある日ぼくの友人に連絡してきたそうだ。
彼女「AちゃんとBちゃんも誘っていい?」
友人「いいよ」
彼女「思ったんだけど、留学生は知らない人がきて嬉しいのかな」
友人「嬉しいと思うよ」
彼女「どうしてそう思うの?だって知らない人なんだよ」
友人「そう思うのなら、どうしてAとBを誘おうとしたの?」
彼女「誘いたいと思ったから」
友人はもう返すのが嫌になって無視したものの、2日経ってから追いメッセージが来ていて、辟易したそうだ。
▶東大生をさらにゲンナリなりさせた彼女からのメッセージとは?
わからないことだらけの彼女が無意識にしていること
後日、サークルの練習日に彼女に会った友人。
「彼女は留学生の送別会の話をしたそうだったけれど、最近の悩みである将来について話し始めたんだ。
その内容は、就活すべきか大学院に行くべきか、大学の課題をやるべきか悩んでいるってものなんだけど、具体的にどういう悩みなのかは聞いても答えられないんだ。
『悩んでいる』しか言わないんだよ。
唯一ひとつだけ具体的に聞かれたのは、『ゼネコンに就職したら現場監督になるんだけど、鳶職の人に気に入ってもらえるかな』という質問で、俺は、それは分からないよ、と答えたんだ。
そしたら、どうしてちゃんと答えてくれないの、と怒るんだよ。
俺は鳶職の人と会ったことがない。だから、鳶職の人がどんな人間を気にいるのか、どんな思考をするのか推測できない。君は聞く相手を間違えている。君が鳶職に気に入られるか否かは、俺じゃなくて鳶職に聞くべきだ。
そんなことも説明しなくちゃいけないんだよ。俺は彼女のお母さんじゃないんだぜ。
就職したらいいか大学院に行ったらいいか分からないって言われて、自分はどうしたいか聞いても『分からない』としか言わないんだ。そんなやつにアドバイスなんてできないだろ」
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