オトナサローネライターの遠藤幸子です。
肌のトーンが若い頃とは変化する40・50代は、チーク選びが難しくなる年代。今の自分に似合うチークの色や質感、塗る位置や濃さがわからず、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
今回は、若見えするチークのカラーや質感などについて紹介します。
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▶若見えするのは何色のチーク?
若見えするのは何色のチーク?
(1)自前の血色感に近い赤チーク
肌のトーンを問わず、自分自身の血色感、つまり上気した時の頬の色に近い赤色のチークは若く見える傾向にあります。とはいえ、赤チークは濃くなるとやり過ぎ感が他の色より出やすいので、発色の調整がしやすいものを選びましょう。
(2)肌に透明感とほどよい血色感を与える青みピンク
くすみが気になる40・50代は、肌に透明感とほどよい血色感を与えることでくすみをカバーする効果が期待できる青みピンクのチークがおすすめです。青み寄りのピンクといってもさまざまな製品があるので、ぜひ自分に似合うものを探してみてください。
(3)色白の方や青み寄りの肌の方ならラベンダー系
黄み寄りの肌の方や暗めの肌色の方には難易度が高いものの、色白の方や青み寄りの肌の方なら澄んだ肌に仕上がるラベンダー系のチークもおすすめです。ただし、濃くつき過ぎると顔色が悪く見せることもあるので、少しずつ色を重ねられ、他のチークや化粧下地とブレンドして使うこともできるリキッドタイプで取り入れるのがおすすめです。
▶色以外で注意すべきポイント
色だけじゃない!若見えするチークの特徴とは?
(1)肌悩みを引き立てないチーク
ラメやパールが存在感を放ち、毛穴や小ジワを悪目立ちさせるものはもちろんのこと、肌の乾燥を引き立てるほどの粉っぽさを感じさせるものやパサついて見えるものは避けましょう。乾燥しやすい真冬はパウダーを選ぶ時も保湿成分が配合されたものやしっとりとした質感のものを選ぶことをおすすめします。
(2)肌に溶け込むような仕上がりになるチーク
チークはあくまでも脇役であることを考えると、肌に溶け込むような自然な仕上がりになることが何よりも大事です。そのため、ベースメイクの質感とあまりにかけ離れたものは避けましょう。色についても同様です。
▶実際試してよかったチーク3つ
40・50代におすすめの若見えチーク3選
似合う色は人それぞれですが、例として若見えチークを3つ紹介します。チークもどこにどのくらいの濃さで塗るかで同じ製品でも顔に塗ったときの印象は変わります。
40・50代は目元と口元をほどよく強調しつつ、チークは脇役にして目元と口元を繋ぐ役割に留めるのがおすすめです。そのようなメイクのやり方もぜひ参考にしてみてください。
(1)キャンメイク「クリームチーク(クリアタイプ) CL01 クリアレッドハート」(税込価格638円)
内側から滲み出るような血色感を出すには、パウダーよりも練り状のものが適しています。クリームチークだとスポンジに適量取り、ポンポンとスタンプ塗りしてなじませることや、頬に点で置いて円を描くようになじませることで左右対称に仕上げやすいです。
キャンメイクのクリームチークは見たままの色に発色し、肌にピタッと密着。「CL01 クリアレッドハート」は真っ赤ですが、発色の調整はしやすく、パールやラメは含んでいません。ジュワッと滲み出るような血色感を出しつつ、艶やかで可愛らしい印象の頬に仕上がります。
(2)セザンヌ「チークブラッシュ 03ミルクモーヴ」(税込価格550円)
ふんわり色づくパウダーチーク。パールやラメは含んでおらず、薄づきで発色の調整もしやすいです。5種の美容保湿成分配合でしっとりとした粉質なのも肌の乾燥が気になりやすい40・50代におすすめのポイント。
「03ミルクモーヴ」は青みが強すぎないまろやかなピンクモーヴで、肌に透明感を与えつつ、柔らかな血色感のある頬に仕上がります。
(3)ヒンス「デューイーリキッドチーク クールフラッター LC003 クールフラッター」(税込価格2,200円)
頬を染めるように色づいて、色モチが続くリキッドチーク。アプリケーターでポンポンと頬に点で置いて円を描くようになじませることで左右対称に仕上げやすいです。
「LC003 クールフラッター」は、自然な血色感を与えながら肌に透明感を与えるピンクラベンダー。みずみずしいツヤ感のある可憐な印象の頬に仕上がります。
40・50代になるとチークの色選び方が難しくなったと感じるかもしれませんが、以上の若見えポイントを踏まえて選ぶと失敗しにくくなります。プチプラでも使いやすい製品はいくつもあるので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。