【眠れない日本人】約51%が「不眠症」疑い!?「寝る前のスマホをやめる」よりも前にまずすべきことは | NewsCafe

【眠れない日本人】約51%が「不眠症」疑い!?「寝る前のスマホをやめる」よりも前にまずすべきことは

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【眠れない日本人】約51%が「不眠症」疑い!?「寝る前のスマホをやめる」よりも前にまずすべきことは

バランスの良い食事、規則正しい生活、適度な運動……キレイになるために必要とは分かってはいるけれど、「続かない」「そもそも忙しくてムリ」という人も多いのでは。

そこでオトナサローネでは、「健康博覧会2025」に足を運んで来ました。中でも注目したのが、nishikawaの日本睡眠科学研究所が登壇したセミナー『最高の睡眠とは~美と健康につながる最新のエビデンス~』。なんと、眠っているうちに美しさと健康が手に入るそうです! お話をされていた日本睡眠科学研究所に、詳しく解説していただきました。

▶よく寝ると減る「食欲増進ホルモン」!

ダイエットしたいなら、眠るだけでいいの!?よい睡眠は「食欲増進ホルモン」を減らして痩せ体質に!?

日本睡眠科学研究所では、健康や美容に対する睡眠の研究をさまざま行っているんだそう。毎年1万人にも及ぶアンケートで睡眠白書を作成。その結果によると、なんと約51.9%(2023年)が不眠症の疑いが高いことが判明! みなさんご存じの通り、質の悪い睡眠は、健康や美容に多少なりとも影響を与えます。

「例えば、睡眠時間が風邪にどう影響するかという実験では、睡眠時間が短いほど風邪を発症しやすいことが分かっています。同じ睡眠時間の人を比較すると、中途覚醒が頻繁にあるような質の悪い睡眠でも同じような結果が出ました。

また、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、レム睡眠が1%減るたびに、認知症のリスクは9%上がるという論文もあるのです。

睡眠とダイエットの実験も、興味深い結果を示しています。普段の睡眠時間から1時間延ばす場合と削った場合を比較したところ、延ばした方がダイエットできることが分かりました。睡眠をきちんと取ることで、食欲抑制ホルモン「レプチン」が増え、逆に食欲増進ホルモン「グレリン」が減るからだと考えられています」

美容・ダイエットに限らず、認知症リスクにまで関与するという睡眠の質。では、その「質」をあげるにはどうしたら?

▶老化の原因「酸化」と「糖化」が減る研究も!

「7時間は寝ている」だけでは不十分。寝具にこだわれば、疲労回復、ストレス減少、老化予防に!?

日本睡眠科学研究所では、「美容睡眠®」をテーマの一つに掲げているんだそう。これは、「毎日の睡眠時間を美容時間に変換する」という忙しい40代・50代女性にとっても嬉しいアイデアです。より上質な睡眠から、より「キレイ」を獲得するためのポイントは、体の内側と外側からのアプローチなんだとか。

「内側からのアプローチとは、睡眠の時間と質のこと。一般的に、睡眠時間は7~8時間が理想と言われています。同時に、質も伴わないといけません。そこで、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター 米井嘉一教授と日本睡眠科学研究所では、睡眠時間や生活習慣を変えずに、機能性マットレスに変えて睡眠の質の向上を図り、心と体にどのように影響するか実験を行いました。その結果として見えたのが以下8つの項目です」

睡眠の質が改善して疲れが取れやすくなった

成長ホルモンが増えた

免疫力をサポートしてくれるメラトニンが増えた

心身ストレスの指標となるコルチゾールが減った

老化の大きな原因といわれる、「酸化(体のサビつき)」「糖化(体の焦げつき)」が、大幅に減った

肌の水分量が増え、ハリやキメが改善した

腸内細菌のバランスが変化し、腸内環境が整った

幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増えて、日常的に幸せと感じやすくなった

しかし、一体「睡眠の質」がいいかどうか、私たちはどう判断したらよいのでしょうか?

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【解説】

西川(株)日本睡眠科学研究所
nishikawaは創業1566 年、今年459年目を迎える寝具メーカーで、約 40 年前から社内に「日本睡眠科学研究所」を作り、研究を進めている。正しい方法で良い睡眠をとることで、各種ホルモンの変化、肌質の改善、腸内環境の変化など、健康美容において様々な効果があることが証明されている。


《OTONA SALONE》

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