年齢を重ねるとともに、「以前のように、スムーズにやせない」「疲れやすくなってる」と自覚している人は多いはず。
そんな中、ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアムの主催するイベント「医師本人が実践!インナービューティーメソッド・レッスン」に登壇した山本メディカルセンター院長の齋藤真理子先生は、生活を改めて「1ヵ月で体脂肪3減」を達成するとともに、以前よりも疲れにくく、日々を快調に過ごすことができるようになったとのこと。 その偉業にはMCTオイルが貢献しているというので、解説していただきました。
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▶医師がいきついた健康生活とは
美と健康を保つため、「コルチゾールを無駄遣いしない」ヒントが凝縮。女医の1日を拝見!
ここで、私の一日のスケジュールを紹介しますね。
5:30 起床~出勤
8:30 仕事
12:30 昼休み
14:00 仕事
18:00 帰宅~家事
21:30 就寝準備
22:30 睡眠
- 5:30 起床~出勤
コルチゾールがたくさん分泌される時間なので、1日の予定を書き出したり、まとめたりと大事なことをする時間にしています。とはいえ、子どもたちの朝ご飯を作ったりもしてバタバタです!
- 8:30 仕事
軽い運動でミトコンドリアを活性化させれば代謝が上がるので、診察の合間は、ほぼ立つようにしています。外来は午前中だけで50~60人ぐらいの患者さんに対応しますが、診察室で患者さんを待つのではなく、各診察室を移動しながら診療。軽い運動は、リンパの流れも促してくれます。
- 14:00 仕事
疲労やストレスがたまる時間帯なので、ストレスをためないように配慮しています。患者さんとの対応で、怒ったりイライラしたりすると無駄なエネルギーを使うことに。できるだけ心静かに患者さんの話に耳を傾け、冷静な言葉をかけるように心がけています。
- 18:00 帰宅~家事
子ども同士のケンカが始まったりすることもありますが、怒らないようにするのが目標。話を聞いて、それでも興奮気味だったら怒るのではなく、ギューッとハグすると、子どもたちに笑顔が戻ります。
▶食事で注意すべきポイントは
食事で必須のMCTオイル。一般的な油より4倍速くエネルギーに
自宅時間で配慮しているのは食事です。特に、MCTオイルは欠かせません。MCTオイルとは、ココナッツやパームの種子など、ヤシ科の植物に含まれる天然成分「中鎖脂肪酸」のみで作られているオイルのこと。MCTオイルは、メリットがたくさんあるんですよ。
MCTオイルの主なメリット
・一般的な油(LCT)と比較して、消化・吸収が早く、約4倍も速くエネルギーになるといわれています。
・エネルギーの元になる脂質由来成分「ケトン体」が増え、ミトコンドリアをどんどん活性化してくれます。
・脂肪燃焼効果が期待できます。ケトン体の働きで脂肪が減って基礎代謝が上がり、体は勝手に脂肪が燃える「脂肪燃焼体質」へと変身。脂肪をどんどん燃やしてくれるので手足が温かくなるため、冷え性に悩む女性にもピッタリです。
・インスリン抵抗性を改善して、血糖値の上昇を抑えてくれます。血糖値の上昇に使われるコルチゾールの無駄使いを減らすことにもつながるでしょう。
・MCTオイルに限らずオイル全般には整腸作用があるので、便の滑りを良くして、排便をスムーズにしてくれます。また、腸内環境が悪いときは炎症が起きやすいので、改善するのにコルチゾールが使われますが、MCTオイルの整腸作用でコルチゾールの無駄遣いを防いでくれます。
・最近の研究では、MCTオイルを継続的にとると、洗濯や掃除といった普段の家事でも効率的に脂肪燃焼ができることが分かっています。

斎藤先生の朝食例。大好きな納豆と卵は定番。味噌汁かスープにMCTオイルを入れる。タンパク質を積極的に食べることも重要で、コルチゾールの材料になる
▶結果、体脂肪-3を達成!
ストレスまみれの日常で、「命の前借り」をしていない?生活改善で体脂肪も3減
こうした生活を続けた結果、私自身もたった1カ月で体脂肪が3kg減少しました。見た目がすっきりしたことはもちろん、以前よりも疲れにくく、日々を快調に過ごすことができています。
20~30代は若さで乗り切れますが、40~50代になると、無駄使いしたコルチゾールが枯渇してしまい、急にやる気が出なくなるといったうつ症状が現れる、閉経が早い、更年期障害が終わらないといったことにつながる可能性も。深呼吸や軽い運動などを工夫して、日常で上手にストレスを抜くことを意識してみませんか。今の生活が「しんどい」と感じているなら、それは「命の前借り」をしている証拠。自身の余力を自覚し、自分に合った生活を見直すことが大切です。
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【監修】
山本メディカルセンター院長 齋藤真理子先生
日本形成外科学会専門医・医学博士・分子栄養学認定医。昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。