実は恥をかいています。「割り勘」のときにやっていたら今すぐ「やめてほしいこと」とは | NewsCafe

実は恥をかいています。「割り勘」のときにやっていたら今すぐ「やめてほしいこと」とは

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実は恥をかいています。「割り勘」のときにやっていたら今すぐ「やめてほしいこと」とは

新年度に入り、職場仲間やママ友とランチに行くこともあるかもしれませんね。相手の方が、「美しい所作だった」「こんな心遣いをされた」という声を集めました。「心遣い」は心から相手のことを思いやっての振る舞いであると(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生。詳しくお聞きしました。

【 気品を身につけるシンプルな教え -ランチの美しい所作と心遣い編】

◀◀◀『お育ちで差が出る「パンの食べ方」。覚えておきたいテーブルマナー』

▶品がある人の「会話術」

◆自分のことばかり話さず、人の話を聞く姿も見習いたいですね

会話の内容は教養のあらわれです。どのような年齢、国、立場の方とでも気持ちの良い会話ができるように、話題を準備することはレディとしてのたしなみです。
決して、同伴者の感情に触れ、気まずくなる可能性のある話題はしないように。特に、自分のことばかりを話したり、自慢話をするという態度は、大変見苦しいものです。自分の話は控え目にする位でちょうど良いと心得ておきましょう。

▶若い人のあるあるNG行動

◆レストランで写真を撮る場合はお店に確認します

とても見事な盛り付けになっている料理やインスタ映えする料理の場合、つい撮影をしたくなるものです。トラブルを未然に防ぐためにも、撮影をする前にスタッフの方にご確認ください。また、撮影したものをSNSなどに投稿する場合、厳格なホテルやレストランでは掲載不可もありますのでこのことも事前に確認しましょう。カジュアルなレストランでも同じように確認しておくと安心です。

そして、一緒に写った同席の人にもSNSへの投稿の可否を確認しておけば、トラブルに発展することを最小限に防げます。

▶「嫌いな食べ物が!」「満腹…」食べきれないときどうする?

◆どうしても料理が食べきれない。そのまま残す? サーブの方に言葉を添える?

体調が優れなかったり、苦手な食材が出てしまい、残して良いのか迷うときがあります。そのようなときは、遠慮せずに残していいのです。しかし、レストランではシェフが腕を振るっておいしい料理を作っていますので、その敬意はあらわしたいですね。

ぜひ、サーブの方がお皿をさげにきたときに、「とてもおいしかったです。残念なことにお腹がいっぱいで、残してしまいますがごめんなさい」などと言葉を添えるとレストラン側も不安がなくなりますね。

レストランへ行ったら、一緒に食事をする方に配慮は必要ですが、作ってくださった方への感謝も忘れずに。

▶スマートな割り勘の作法とは

◆会計時。友だちと割り勘の場合、席でお金を出す?出さない?

レストラン等で食事をし、いざ会計となると、同席者が皆、テーブル席でお財布をあけて割り勘をしているシーンがありますが、麗しい姿ではありません。なるべく、代表の方が会計を済ませて、お店を出た後でお一人ずつサッと清算をすればスマートですね。

また、割り勘をする際、テーブルの上でお財布を出すのではなく、テーブル下でお金は出しましょう。

◆テーブルマナーで気を遣える人は、「心遣い」ができる人

テーブルマナーは店の雰囲気や料理の味を損なわず、最高の状態で楽しむために考え出されたものでもあります。一つひとつのルールには理由があり、それを守ることで店内の人が皆、気持ちよく過ごせるように工夫されています。

格式あるフレンチでも、カジュアルフレンチでも、食事をする時は同席する人たちと一緒に和やかな雰囲気のもと、自身も気持ちよく美味しい料理を楽しめることが大切です。

テーブルマナーにはさまざまな形式がありますが、マナーで重要なことは形式だけではなく、「なぜ、そうするのか」といった奥に秘められた相手を思いやる心や、文化、歴史があることです。普段の食事からその背景を意識していただくことで、いざと言うときにも慌てずに美しく振る舞うことができますね。敬意表現としての「心遣い」を身につけることで、新しく出会った方々とも、より良い関係を育んでいってください。


《OTONA SALONE》

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