2025年のゴールデンウィークに「出かける予定がある」と答えた家庭は41%であることが、アクトインディが運営する「いこーよ総研」の調査で明らかになった。お出かけ先としては「公園」や「帰省」が人気を集めている。 調査は全国の「いこーよ」会員を対象に、インターネットアンケート形式で実施された。調査期間は2025年4月3日~4月9日、サンプル数は386サンプル。 GWの予定は「まだ決めていない」と回答した家庭は52%と半数を超えており、直前まで予定を決めかねているようすがうかがえる。背景には、今年のGWが飛び石連休であることから、長期旅行の計画を立てにくいと感じている家庭が少なくないことが考えられる。一方で、「どこにも出かけない」と回答した家庭は6%で、ごく少数にとどまった。 出かける予定があると回答した家庭に、お出かけ先を尋ねたところ、もっとも多かったのは「公園・総合公園」(43%)だった。子供が自由に思いきり遊べる公園は、費用をかけずに楽しめる点でも高い支持を集めている。ついで多かったのは「帰省」(28%)で、家族や親戚と一緒に過ごすという人も多く見られる。続いて、「テーマパーク・遊園地」(22%)、「動物園・サファリパーク」(18%)といった屋外施設が上位に並んだ。 GWの日程でどの日にお出かけが多いのかを分析したところ、5月3日(土・憲法記念日)と5月4日(日・みどりの日)がピークとなった。前半では4月27日(日)が75%、4月29日(火・昭和の日)が78%と高い傾向だった。一方で、4月30日(水)~5月2日(金)の平日3日間は、お出かけする割合は3割前後にとどまった。 平日に出かける理由としては、「平日の方が空いているから」(58%)、「平日の方が料金が安いから」(36%)という回答が多かった。混雑を避けたいと考える人が多いことがわかる。また、「施設の予約が取りやすかった」(16%)という声もあり、昨今のインバウンド需要の影響で人気施設の予約が取りづらくなっている背景もうかがえる。 さらに、「学校を休ませてでも家族旅行に行く価値があると感じた」(12%)、「飛び石連休をつなげて長期で旅行に行きたかった」(12%)といった、非日常的な体験を重視する家庭も見られた。 海外旅行の予定の有無を尋ねたところ、「ある」と回答した家庭はわずか2%にとどまった。「ない」が96%と圧倒的多数を占めており、今年のGWも海外旅行を計画する家庭はごく少数に限られていることがわかる。背景には、為替の影響や航空券価格の高騰、飛び石連休、子連れでの海外旅行に対するハードルの高さなど、経済的・時間的な負担が大きいことが考えられる。 最後に、今年のゴールデンウィークに「特にしたいこと」を自由回答で尋ねたところ、さまざまな声が寄せられた。詳細は「2025年GW家族のお出かけ調査レポート」で確認できる。