「最近太りやすくなったのに、食欲が止まらない」そんな悩みを持っていませんか?
それはもしかしたら更年期の女性特有の症状かもしれません。
更年期は誰にでも訪れるものですが、食べすぎは体型が変化するだけでなく、健康に影響を与えることもあります。
しかし、食欲を我慢するのはつらいもの。
そこで、この記事では、無理に食欲を抑えるのではなく、食事にちょい足しすることで、無理なく満腹感をUPできる食材をご紹介します。
ついつい食べ過ぎちゃう…その原因は?

Photo:O-DAN
更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少します。
エストロゲンは脂質の代謝に関係しているため、エストロゲンが少なくなると脂肪がたまりやすくなり、若いころより太りやすい体質に……。
さらに、エストロゲンは食欲を抑える作用もあるため、不足すると、食欲のコントロールが難しくなり、ついつい食べ過ぎてしまう原因になるのです。
満腹感が倍増する“ちょい足し”食材5選

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食欲を我慢せずに、更年期と付き合っていくには、いつもの食事にプラスするだけで、おなかも心も満足できる食材を取り入れるといいでしょう。
1.チアシード
チアシードは、水を吸収すると膨らむ性質があり、少量でもしっかり満腹感を得られます。
満足感を得られるだけでなく、食物繊維やたんぱく質、ビタミン・ミネラルを含むまさにスーパーフードです。
チアシードはまず水につけ、ゼリー状になったらスープやヨーグルトやスムージーに混ぜて食べるといいでしょう。
2.オオバコ
オオバコにも、水を吸収してゲル状に変化し、膨らむ性質があります。
食物繊維も豊富。
オオバコというと野草を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、最近は粉末状の製品が販売されています。
毎日飲んでいる定番の飲み物や、スープ・味噌汁などに混ぜるだけで、気軽に摂れるのがおすすめポイントです。
3.コンニャク
低カロリーなのに、食物繊維たっぷりで食べ応えのあるコンニャクは、ダイエットの強い味方。
最近ではコンニャク米という「お米の形をしたコンニャク」も登場しています。
「お米を減らすのはつらい……」という人は、コンニャク米を白米に混ぜて炊くだけで、ご飯のかさ増しができ、無理なくカロリーカットできますよ。
4.オートミール
最近よく目にするようになったオートミール。
ご飯よりも食物繊維やミネラルを豊富に含み、体内の代謝やエネルギー産生に必要不可欠な栄養素であるビタミンB群も豊富に含まれています。
シリアルとして売られているものを、朝食として食べるのが定番ですが、最近は「オートミールの米化」も話題です。
オートミール(30g)に水(50ml)をくわえて電子レンジで1分加熱し、混ぜるとご飯のような食感になるので、お米の代わりとして、おにぎりやチャーハンなどにして食べてみるといいでしょう。
5.鶏胸肉
「ガッツリ食べたいけど、太りたくない」
そんな人におすすめなのが鶏胸肉。
高タンパク・低脂質で、筋肉量をキープしながら代謝アップをサポートしてくれます。
サラダチキンはコンビニなどでも売られているので、忙しい毎日でも取り入れやすい食材です。
本編では、更年期の食べすぎが起こる理由と、それをやさしくコントロールできる“ちょい足し食材”についてご紹介しました。
▶▶我慢しても止まらない…更年期の「暴走する食欲」に潜む原因と、漢方でできる対策とは?
では、「ながら食べ」「ストレス」など、食べすぎの根本原因とその対策、さらに漢方による体質改善についてお伝えします。