元は「受付嬢」だった私が、39歳で「広報」に抜擢! 未経験業務に四苦八苦しながら始まった「キャリア再出発」とは | NewsCafe

元は「受付嬢」だった私が、39歳で「広報」に抜擢! 未経験業務に四苦八苦しながら始まった「キャリア再出発」とは

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
元は「受付嬢」だった私が、39歳で「広報」に抜擢! 未経験業務に四苦八苦しながら始まった「キャリア再出発」とは

TOP:社内報を作成する真籠さん

日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんななか「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。

ライター野添ちかこがオトナサローネ読者にインタビューを行い、リアルな女性の人生をお届けする本シリーズ。今回は、総務職で中小企業に転職した真籠さんが、これまでやったことのなかった広報に抜擢され、新しい仕事を切り拓いていったお話をご紹介します。

◾️真籠有紀さん

神奈川県在住の40歳。昨年、社内結婚した夫と2人暮らし

【私を変える小さなトライ#25】

 

入社2年目で「これまでやったことのない仕事」を任された私

「これから、広報をやってもらうから。」

入社から1年が経った頃、突然の辞令で、39歳の私に言い渡されたのは「社外広報」の仕事でした。ある日、社長や役員とともに異業種交流会に参加した翌日、社長から直々に「これから広報を進めていきたい。やってくれないか」と打診されたのです。

私が採用されたのは、神奈川県にある従業員30名ほどの小さな会社。情報通信に使われる「電線ケーブル」の部品を製造・販売・管理している企業です。職種は「総務」。前職では、社員600名以上のIT企業の管理部門に所属し、主に労務管理を担当していましたが、広報はまったくの未経験でした。

IT企業に勤めていた頃は、基本的に自宅でリモートワーク。人と顔を合わせてのやりとりは少なく、面談もチャットで完結するような働き方が当たり前でした。

それに比べて今の会社は、リアルなコミュニケーションを大切にする社風。もちろん、リモートワークなどというものは存在しません。「広報」といっても、専任部署ができたわけではなく、総務との兼任で、いわゆる“一人広報”です。

トップの熱い想いが、直に伝わる「中小企業ならではの面白さ」を感じて入社

38歳で転職活動をしていた頃は、「お金さえもらえれば、どこで働いても同じかもしれない」と、少し醒めた気持ちで仕事を探していました。けれど、面接の場で社長の熱い想いに触れ、「中小企業だからこそ味わえる面白さがあるのではないか」と感じ、入社を決めたのです。

正直なところ、私は仕事だけに人生の重きを置いているわけではありません。プライベートの時間も大切にしたいと常に思っています。ただ、「やるからには、自分が納得できる仕事をしたい」という思いも同時に持ち合わせていました。

社長は50代後半。それまでの同族経営から初めて、血縁関係のない人物としてトップに就任し、会社の変革に取り組んでいます。私はその社長直属のポジションにいるため、日々、そのパワフルさに刺激を受けながら働いています。

広報の仕事はまったくの未経験でしたが、最近ではYouTubeをはじめ、無料でダウンロードできる資料やEラーニングの教材を提供している人事ポータルサイトなど、情報収集の手段は豊富にあります。おかげで、ゼロからでも学びやすい環境が整っており、本当に便利な時代だと感じます。

「こういう人がいる会社なら安心」と思ってもらえるようにしたい

試行錯誤を重ねながらも、まずは「人」を前面に打ち出していこうと、さまざまな媒体へのアプローチを始めました。社長をPRするのは一般的ですが、それだけではありません。「こういう人が働いているなら安心だな」「こんな想いで仕事に向き合っているのか」と、従業員一人ひとりの姿を伝えることで、会社全体に対する安心感や信頼にもつながると考えたのです。

たとえば、検査部門に在籍している81歳のベテラン従業員に注目。その道30年の経験を持つ彼女の仕事ぶりを、外部メディアに取材していただきました。

また、私自身も「弊社の看板娘」として紹介されたり、女性ビジネス誌で「仕事の時短」をテーマに取り上げてもらったりと、露出の幅を広げていきました。もちろん、人を紹介したからといってすぐに商品が売れるわけではありません。でも、会社としての信頼を得るには、コツコツと実績を積み上げることが大切だと思っています。

結果として、無名の小さな会社が全国紙に取り上げられるなど、広報1年目としては手応えのある成果を出すことができたと感じています。

「周りの人に役に立つこと」を考えながら、さまざまな資格にチャレンジ

「私が『チャレンジしてみよう』と初めて踏み出したのは、いつだっただろう?」
そう振り返ると、新卒で不動産会社の受付をしていたときのことが思い出されます。

当時の私の仕事は、「女性はただ座ってニコニコしていればいい」というもの。形式的な役割に、どこか物足りなさと、「これって本当に“仕事”と言えるのだろうか?」という疑問を抱いていました。

そんななか、25歳のときに年配の男性社員が多い支店に異動することに。ある日、支店長から「真籠さんの壁紙、いいなあ。俺のも変えてよ」と言われたのをきっかけに、社内の“デジタル格差”を目の当たりにしました。支店長世代は、パソコンの壁紙を変えることすら難しく、WordとExcelの違いも曖昧。資料作成ひとつ取っても、誰かの助けがないと進まない……そんな会社でした。

その頃、ヤフーニュースで偶然目にした「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」の記事に興味を持ち、そこから一気に学び始めました。そして全科目を取得し、「MOSマスター(マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター)」の資格を取得。これが私にとって、ビジネス系で初めて手にした資格でした。

資格を取ったことで、人事考課にもきちんと反映されるということを知り、自分の努力が“見える形”になる喜びと、働くうえでの新たなモチベーションを得たのです。

本編では、未経験で広報に抜擢されながらも奮闘を続ける真籠さんの、仕事に対する思い、そしてトライについてお伝えしました。

続いての▶▶「アラフォーでのキャリア転機、広報に抜擢された私の“その後”とは…?「今、いちばん興味があるのは新しい資格取得です」

では、真籠さんががこれまで取ったビジネス関連の資格や時短術、そして今後の展望について、お伝えします。


《OTONA SALONE》

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