【相葉雅紀】愛する人のために「嘘をつき続けますか」?舞台『グッバイ、レーニン!』会見全文【舞台写真あり】 | NewsCafe

【相葉雅紀】愛する人のために「嘘をつき続けますか」?舞台『グッバイ、レーニン!』会見全文【舞台写真あり】

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【相葉雅紀】愛する人のために「嘘をつき続けますか」?舞台『グッバイ、レーニン!』会見全文【舞台写真あり】

嵐の相葉雅紀さん(42)が主演する舞台『グッバイ、レーニン!』のプレスコール&開幕前会見が9日、東京・PARCO劇場で行われました。

会見には相葉雅紀さん、堀内敬子さん、トリンドル玲奈さん、浅利陽介さん、西尾まりさん、山崎一さんが登壇。舞台『グッバイ、レーニン!』開幕前会見より ©オトナサローネ

本作は、2003年にドイツで映画公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、数多くの映画賞を受賞した名作映画『グッバイ、レーニン!』を日本初演舞台化した作品です。演出は、2024年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、2026年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史さん。

舞台『グッバイ、レーニン!』は、ベルリンの壁が崩壊した東ドイツで、「社会主義から資本主義への変化を知らない、知りたくない」母親を懸命に守るストーリー。1989年の東西ドイツ統一を背景に、時代に翻弄される家族を描いています。

【画像ギャラリー】相葉雅紀さんら出演者の笑みがこぼれる会見ショット!舞台『グッバイ、レーニン!』【舞台写真】

>>開幕に先立って行われた「プレスコール」の舞台写真と会見の様子をほぼ全文でお伝えします!

家族、仲間、近所・・・みんなで作る「愛のあるフィクション」

主人公アレックス(相葉雅紀)は、母・クリスティアーネ(堀内敬子)と姉・アリアーネ(松岡依都美)と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。父・ロベルト(山崎一)はアレックスが幼いころに西ドイツに単独亡命していた。

東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスが家族に内緒で反体制デモに参加。警官ともみあっていたところを偶然見てしまった母・クリスティアーネはショックを受け、心臓発作で8か月間昏睡状態に陥ってしまう。意識を取り戻したのは8か月後、東西ドイツが統一されたあとだった。

アレックスと姉・アリアーネは、クリスティアーネが混乱しないように、近所の住人たちを巻き込んで、東西ドイツが統一したことを隠していた。ある日、一人で外に出たクリスティアーネが、街の様子が変わっていることに気づいてしまう。 アレックスは、夫・ロベルトに会いたいというクリスティアーネのために、父に会いに行き・・・・・・。

展開の早さに驚き!回り舞台とスクリーンを使った演出が秀逸

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

クリスティアーネは、長い間会っていなかった夫・ロベルトと、家族の思い出の森の小屋で再会を果たします。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

一方、デニス(浅利陽介)の指揮のもと、ガンスケ(櫻井章喜)、メラート(佐川和正)、ハンナ(西尾まり)らは、クリスティアーネに信じ込ませるために、架空のニュース中継を放送する準備を進めます。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

友人たちが集まり、クリスティアーネは感謝のスピーチをし、みんなでテレビの特別放送を観ます。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

放送では、ホーネッカーが引退し、実はメラートが扮している宇宙飛行士ジークムント・イェーンが新しい首脳になったと発表。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

さらに、壁は崩壊し、東ドイツの国境が開放され、西ドイツから多くの人々が訪れていると報じられます。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

クリスティアーネは、アレックスが自分のために作り上げたこの新しい現実を受け入れ、そっと彼の手を取ります。

舞台『グッバイ、レーニン!』プレスコールより©オトナサローネ

>>相葉さん、堀内さん、トリンドルさん、浅利さん、西尾さん、山崎さんが登場した開幕前会見をレポート。役柄や作品の見どころについて語ってくれました

見どころは「家族・仲間がつき続ける、あたたかい嘘」

主人公・アレックスを演じる相葉さんは、本作の見どころを「この作品は東ドイツと西ドイツが分かれていたころのお話で、社会主義とか資本主義とかを知ることができますがそこを置いておいても、家族のあたたかい嘘といいますかフィクションといいますか……そういうものを家族だけじゃなくて、近所の人たちもファミリーとして、みんなで作り上げていくフィクションというのがすごく愛を感じます。愛のあるフィクションの世界に入っていただければ」と語りました。

舞台『グッバイ、レーニン!』開幕前会見より©オトナサローネ

アレックスの母親役・クリスティアーネを演じる堀内さんは「戦争のこととか昨今、考えることもあると思うんですけれども、本当に身近な人を大切に思うことが広がればいいなと思う、とてもハートフルな作品です」。

アレックスの同僚・デニス役の浅利さんは「嘘とは言いますけども、自分の母親や父親が笑って過ごせるのがいちばんいいなと思うところですごく共感できます。相葉くんのアレックスの柔らかくてチャーミングなところが見どころかなと思います」。

近所に住むシェーファーを演じる西尾さん「テンポがとにかく早く進む体感のお芝居で、お客さまも夢中になってハプニングに巻き込まれていくようなところが見どころかなと思っています」。

西ドイツに亡命したアレックスの父を演じる山崎さんは「この芝居の見どころは、最後に、彼が“いちばん大事なものは何か”がわかること。西とか東とかイデオロギーの話ではなく、家族や男女、友人との愛の話で、結局のところ西も東もない、というところがすごく魅力的な物語かなと思っています。その辺も考えていただけたらとても幸せだなと思います」。

アレックスの恋人ラーラ役のトリンドルさん「歴史や時代背景のことを難しいなと思う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、何かを感じ取って、気楽に楽しんでいただけたらとうれしいなと思います」とそれぞれが呼びかけました。

>>相葉さんの「実家エピソード」も⁉

仲がよくて「口が滑っちゃうぐらいの関係性に」

お稽古中の印象的なエピソードを聞くと、相葉さんは「みんなでごはんに行きましたね、2回ぐらいですね。浅利くんが積極的にいろいろやってくれて。何日、何日、行ける?って候補を出して、しっかりメモを取って“正”の字書いてやってくれたのがすごく印象的です」と語ると、堀内さんがすかさず「アプリじゃなくてアナログでね(笑)」と笑いを誘いました。

お稽古はどんな感じで進んだのでしょうかという質問に、トリンドルさんは「えっと、お稽古は順調でした」と回答。すると、西尾さんが「本当に和気あいあいと、笑いが絶えないっていうことですね」とフォローし、浅利さんも「1回は絶対ゲラゲラ笑ってましたね。なかなかないですよね」と笑顔で明かしました。

相葉さんは「実家でこんなことがありまして……なんて普段現場では言わないんですけど、言わなくてもいいようなことを話しちゃっていましたね(笑)。口が滑っちゃうぐらいの関係性でした」と明かすと、すかさず、堀内さんが「(相葉さんは)思ったよりしゃべるなと思いました(笑)」、浅利さん「楽屋がリビングみたいになってるもんね」と笑いを誘いました。

作品にちなみ、「母に愛のある嘘をつき続けるか?」という質問には出演者はフリップで回答。つかない派が相葉さん、西尾さん。つく派が堀内さん、浅利さん、トリンドルさん、山崎さん。

舞台『グッバイ、レーニン!』開幕前会見より©オトナサローネ

それぞれ理由を伺うと、嘘をつく派の4名は、堀内さん「すごい信じてるから言えないでしょう?だって(ショックを与えたら)死ぬかもしれないのに」、浅利さん「決まった余生があるならば全力で楽しんで元気でいてほしい」、山崎さん「嘘をつくことで長生きしてくれるならつく」、トリンドルさん「嘘をつくのが楽しいこともあるじゃないですか?」と話し、キャスト一同が困惑。「愛のある嘘の場合、みんなで協力したり、ワチャワチャ作っていくのも楽しいなと思った」と慌てて補足しました。

つかない派の相葉さんは「アレックス、大変ですよ。厳しいっすよね。伝え方を考えますね。傷つかない嘘をうまく考えるのが大変」、西尾さんは「私はバレちゃうから、嘘は。だったら最初からつかない」と共感を得ていました。

舞台『グッバイ、レーニン!』開幕前会見より©オトナサローネ

チームワークのよさが伝わってくる、和気あいあいとした空気感が漂う会見でした。

舞台『グッバイ、レーニン!』は、31日までPARCO劇場で東京公演、4月5日~7日はキャナルシティ劇場で福岡公演、4月11日~15日は森ノ宮ピロティホールで大阪公演が上演されます。

撮影/MISUMI


《OTONA SALONE》

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