吉岡:1話から最終話を通して、生徒たち個人が抱える問題が社会的な問題と通じているという「The personal is political」を体現していくのですが、その中でも7話で出てくる椎葉さんは全ての社会問題を凝縮したようなキャラクターです。生理、格差、貧困…問題が山積みで、それを小さな体で1人で背負うにはあまりに大きいなと思いました。観ている方の中にも椎葉さんが抱えている問題のどれかに当てはまっていたり、自分自身が戦っていたりする人がいるはずなので、そういう人にとって少しでも救いになる、彼女が1人ぼっちにならないような希望を見出せる回にしなければいけないと感じました。