「アイドルで作家」というだけでなく、近年、俳優、映画監督、音楽フェスのファシリテーターなどその活動のフィールドをさらに広げている加藤。自身のX(旧Twitter)のヘッダーにかかれている「およそ8人いる加藤シゲアキ」という言葉があながち嘘には思えない。巻頭では、そんな表現者・加藤本人にフォーカス。加藤を撮ったのは、「MIRRORLIAR FILMS in東海市」でも監督と撮影者としてタッグを組む末長真氏。数々の映画のスチールを撮影してきた末長が「加藤シゲアキ」という物語を読み解いて、堂々とした王者のような姿から、内面の優しさ、色気を表現したカットまで、多彩な魅力を切り取る。