THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人が1月31日、都内で行われた映画『遺書、公開。』初日舞台挨拶に出席した。
陽東太郎氏の同名漫画を映像化した本作は、クラスメイトだけでなく、教師までが序列される2年D組を舞台に、序列1位の生徒・姫山椿が自殺後に残した遺書を巡って生徒たちの“本性”が明らかになり、学級が崩壊していく様が描かれる。壇上には吉野のほか、共演者の宮世琉弥、志田彩良、松井奏（IMP.）、高石あかり、堀未央奈、忍成修吾、本作のメガホンを取った英勉監督も登壇した。
吉野は登壇すると本作の完成に感慨深げ。「ようやく公開された」と笑顔を見せると、「1年前に撮影してキャスト25名全員と大変を思いをして一生懸命作った作品なんです。25人全員の個性あるお芝居をみなさんに見てもらいたかった。僕より年下のキャストが多く、とても刺激的な撮影でした」と本作公開の感想を話す。
さらに、「この作品は序列がテーマになっています。序列によって人間関係がかき乱されて行くさまを、現実の世界に落とし込んでいます。見たみなさんならどう思うか、どう感じるか、そんなことを問いかける作品になっていると思います。少しでもみんなの心に響く作品になったら嬉しい」と見どころを紹介しつつ、本作の鑑賞を改めて観客に呼びかけた。
途中、ストーリーに絡めて、「撮影中、他のメンバーの本性が見えた瞬間はあったか」と問われ、吉野が答えに困る一方、宮世がすかさず話題に割って入る一幕も。宮世は、「僕は吉野さんの本性が見えました」と恨めしげに吉野を見つめる。宮世によれば、「みんなとオフの日に夢の国（ディズニーリゾート）に行くという話をしていたのに、僕は誘ってもらえなかったんです」と共演者でありながら、遊びの場に誘われなかったことが悲しかったとのこと。
宮世が、「同じRAMPAGEのメンバーとして僕も誘って欲しかった」とジョークを交えて吉野に詰め寄ると、吉野はこれに、「琉弥は忙しいと思ったから。嫉妬深いな…そこが可愛いけど」とため息まじりに釈明し、笑いを誘った。
一方、2人のやりとりを隣で見つめていた松井は、本作が劇場映画初出演だったとのこと。「役者の方はすごいと思いました」と感想を述べ、「本番になると空気が一変する感じとか」「カチンコの音が聞こえたり、みんながベンチコートを着ている中に自分がいるのが嬉しかった。芸能人の仲間入りができた気がした」としみじみ撮影を振り返る。
堀も序列1位の姫山椿を演じたが、作品の完成に感慨深げ。「突然序列1位を言い渡される役どころなんです。私も乃木坂46の研修生だった頃、突然センターを務めることになったことがあります。椿ちゃんに共感しながら演技をしていました。16歳の私と、この映画の椿ちゃんが重なりました」と感想を述べていた。
※高石あかりの「高」は、はしご高
