インフルエンザ、注意報レベルへ減少も…学級閉鎖が急増 | NewsCafe

インフルエンザ、注意報レベルへ減少も…学級閉鎖が急増

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インフルエンザ流行レベルマップ2025年第3週(1月13日~19日)※警報レベル超えの保健所がある都道府県は赤色3段階で表示
  • インフルエンザ流行レベルマップ2025年第3週(1月13日~19日)※警報レベル超えの保健所がある都道府県は赤色3段階で表示
  • インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の定点あたり報告数の推移(全国)
  • 都道府県別の定点あたり報告数
  • 学級閉鎖など報告数
 厚生労働省は2025年1月24日、2025年第3週(1月13日~1月19日)のインフルエンザ発生状況を発表した。全国の定点あたり報告数は前週比16.64人減の18.38人。47都道府県で前週の報告数よりも減少したものの、小中高校などの学級閉鎖が1,092施設(前週83施設)と急増している。

 厚生労働省が全国約5,000か所の定点医療機関で実施している感染症発生動向調査によると、2025年第3週の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は全国平均18.38人。前年同期と比べるとやや多いものの、前週(2025年第2週35.02人)の約半数まで減少した。

 一方、都道府県別にみると「沖縄県」33.30人、「高知県」32.14人、「石川県」31.81人、「宮崎県」31.64人、「徳島県」30.51人の5県は、引き続き定点あたり30人超えの警報レベルとなっており、5県を除く42都道府県も注意報レベルにある。全国で警報レベルを超えている保健所管轄区域は406か所で、47都道府県に分布していることから、まだまだ安心できる状況ではなさそうだ。

 国立感染症研究所感染症情報センターは、2025年第3週の全国医療機関(定点医療機関以外を含む)の受診者数を約64.5万人と推計。年齢別では、0~4歳が約7.6万人、5~9歳が約9.2万人、10~14歳が約6.8万人、15~19歳が約4.1万人、20代が約4.7万人、30代が約6万人、40代が約7.2万人、50代が約7.6万人、60代が約4.9万人、70歳以上が約6.5万人と、全年代で感染が広がっている。

 また新学期が始まったことで、全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校では感染が拡大傾向にある。2025年第3週は休校23施設(前週4施設)、学年閉鎖379施設(同26施設)、学級閉鎖1,092施設(同83施設)と、前週を大きく上回る報告があった。中学受験も真っ只中の受験シーズン。引き続き手洗い・うがい、マスク着用といった基本的な感染対策を心がけたい。
《川端珠紀》

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