【モデルプレス=2025/01/20】TBS系火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(毎週火曜よる10時~)に出演する俳優の鈴木伸之(すずき・のぶゆき/32)が、モデルプレスらの合同インタビューに出席。主演を務める女優の芳根京子の印象や撮影現場でのエピソードなどを語った。【写真】鈴木伸之&芳根京子、バックハグ◆鈴木伸之「まどか26歳、研修医やってます!」で外科医役に挑戦本作は、水谷緑著「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」「離島で研修医やってきました。」(KADOKAWA刊)を原作に、主人公の研修医・若月まどか(わかつき・まどか)が、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語。鈴木は、主人公・まどかの指導医・菅野尊(かんの・たける)を演じる。なお鈴木は、今作で自身初となる外科医に挑戦する。◆鈴木伸之、自身演じる菅野は「とにかく真面目でクール」― 今作は仲間たちと励まし合って人生に向き合っていく成長ドラマですが、原作と脚本を読んでの感想をお聞かせください。鈴木:原作を3冊すべて読ませていただいたのですが、医療の現場に起こりうる、あまり表では描かれない医者側の率直な気持ちや悩みなどが、コミカルに描かれていました。台本にもそういうものがすごく反映されていて、令和の時代にお医者さんたち自身がどう成長していけるのかという点と、昭和世代のお医者さんと令和の研修医の方たちの違いが丁寧に描かれた作品です。キャラクターたちの成長と、それぞれの世代で違うお医者さんの考え方を通して、時代との向き合い方を教えてくれると思います。― ご自身が演じられている菅野の印象をお聞かせください。鈴木:菅野先生はとにかく真面目でクールです。昭和世代の先生たちと令和世代の研修医たちのちょうど間にいる世代なので、昭和世代と令和世代、どちらの考え方もすごくわかる人。昭和世代のストイックさや根性でやってきた部分と、研修医たちのプライベートも大切にしながら仕事にも向き合っていく考え方、その両方を理解しながら、どちらかに加担しすぎるわけでもなく、それぞれに向き合っていくのが僕のキャラクターなのだと感じています。僕自身も今、役を通して研修医の皆さんと接して、表情の作り方などを勉強させてもらっています。◆鈴木伸之、菅野を演じるうえで気をつけていること― 菅野を演じるうえでこだわっている点や気をつけているポイントを教えてください。鈴木:若月先生(まどか)を気にかけている描写が多いので、若月先生のことは一挙手一投足、目に見えない空気のようなものまで感じ取りたいなと思い、すごく意識して撮影現場にいさせてもらっています。― 外科医の役は初めてとのことですが、撮影を通していかがですか?鈴木:一番始めにチーム全体で点滴や心臓マッサージの練習をさせてもらったり、脈の測り方などのいろんな数値の見方など、初歩的なことから教えていただきました。心臓マッサージでの正しい押し方など自分の人生では知ることのできない医療用語や知識を知ることができて、僕の中で大きな財産になっています。― 外科医を演じるにあたり、事前に準備していたことやリサーチしていたことはありますか?鈴木:外科は手術シーンが多く、皆さんが一度や二度は耳にしたことがあるような大きな病気が出てくるので、その病気の仕組みや手術の方法などの資料を読ませていただきました。◆鈴木伸之、“バックハグ”シーンの秘話明かす― 第1話のラストで、まどかに点滴の打ち方を教える形でバックハグのようになってしまうシーンがありました。菅野には恋愛的な意図が全くないという部分もさらに胸キュンだったと思うのですが、“狙ってない胸キュンシーン”の撮影秘話があれば教えてください。鈴木:心から彼女に点滴のやり方を教えてあげたいという思いが、2人の距離をたまたま近づけてしまったので、結果的に形がそうなった、ということを念頭に撮影しました。医療に対してまっすぐ向き合っていけば、自ずとそういう構図に見てもらえるのだと思っておりました。― 第2話以降も胸キュンシーンは期待していいのでしょうか?鈴木:火曜10時の伝統ある枠なので、今後も医療の中に恋愛要素も含まれていくと思います。第2話以降、少しずつ患者さんに接する若月先生を見て、信頼感みたいなものが生まれていき、徐々に距離が縮まっていくストーリーにもなっているので、今後も狙ってないキュンキュンシーンみたいなものにも注目してもらえたら、よりドラマを楽しんでいただけると思います。◆鈴木伸之、菅野を演じての変化明かす― 今作では仕事を通して主人公がどう成長していくのかが描かれています。仕事と人生、ワークライフバランスなどの面で菅野と似ている点や違う点などをお聞かせください。鈴木:僕は今32歳で、昭和世代でもなければ、令和の今どきの世代よりも少し上かと思うので、まさに自分自身、答えがないところで生活しているなと思っていて。仕事に全振りしているわけでもないし、プライベートに全振りしているわけでもなく、どっちつかずではありますが、居心地がいいんです。そうしたバランスの間で揺れている世代だと思うので、この作品は自分自身が答えを求めていく材料の1つになりそうだと感じています。― 実際に菅野を演じて、心境の変化はありましたか?鈴木:ありますね。医療シーンにしっかりと携わらせていただくのも初めてで、外科医の役も初めてなので、命を救ってくださる機関の1つである医療現場に対しての責任感をすごく感じています。誠心誠意、患者さんと向き合うことや人と向き合うことの大切さも、菅野先生から教えてもらいました。◆鈴木伸之、初共演・芳根京子の印象― 初共演となる芳根さんの印象はいかがですか?鈴木:勉強になることばかりだなと思わせてくれる女優さんです。お芝居に対してもストイックですし、作品に向き合う姿勢も、メラメラ炎を感じるようなまっすぐさがあります。座長としてどっしりといてくれるので、その姿勢が周りの研修医たちをはじめ、僕ら共演者たちのことを引っ張ってくれていています。― そんな芳根さんが演じるまどかは、鈴木さんから見てどのようなキャラクターでしょうか?鈴木:すごく愛嬌があると感じています。実技がない研修医が勉強してきたことだけで現場に入ってくるので、一番最初は右も左もわからなくなってしまったり、うまくいかないことがあり、怒られたり、涙してしまうこともあるのですが、これはドラマ後半になって成長していくと見られない彼女のファーストリアクションでもあると思うので、そこは見逃したくないという思いで、隣で見させてもらっています。― まどかを見守る先輩医師たちの中では年下というポジションですが、先輩方とのコミュニケーションはいかがですか?鈴木:佐藤隆太さん(城崎智也役)や溝端淳平さん(本郷新役)など、雑談の天才と言いますか、コミュニケーション能力に長けた方が多いので、控え室でもボケてくださったり、ユーモアのある話題を振ってくださったりしています。僕も乗っかってゲラゲラ笑いながら、撮影の合間は楽しくお話させていただいて、手術シーンはスイッチを切り替えて挑めているので、すごく良い環境で撮影に参加させていただいていることを、年をまたいで改めて感じました。― 研修医を演じる方とは、どのようなコミュニケーションをとっていますか?鈴木:まだあまり研修医チームの方々とご一緒できていないのですが、大西(流星/五十嵐翔役)さんは「りゅちぇ」と呼んでいいという承諾を得まして、これから呼ばせていただこうと思います(笑)。高橋ひかるさん(※「高」は正式には「はしごだか」/尾崎千冬役)はゴルフをやっていて、上手くなりたいというお話をしており、小西(桜子/横川萌役)さんはジムに通われているというお話をしていました。皆さん結構体を動かすのが好きみたいで、そういう話を控え室でしています。桃木(健斗)役の吉村界人くんは2度目の共演なので、フランクに他愛もない話をしています。◆鈴木伸之、人生の転機明かす「今に繋がっている」― 鈴木さんにとって、今作の研修医たちのように切磋琢磨しあえる存在はいますか?鈴木:同じ会社のメンバーは10代から知っている仲間もたくさんいるので、ダンスなど、自分とは違うジャンルだったとしても、活躍している姿を見ると成長を感じてすごく嬉しいですし、刺激を受けます。僕もみんなに刺激を与えられる人物になりたいと思わされます。― 今作のポスターには「逃げないことだけ、決めてみた。」というフレーズが書かれています。鈴木さんがこれまでの人生で転機となった出来事や「逃げないと決めた」エピソードをお聞かせください。鈴木:歌のオーディションを受けたことがきっかけで今の事務所に入ったのですが、当時17歳で、20秒の歌唱のために表参道まで行って、3時間待たなきゃいけなかったんです。自分で決めて応募したのですが「行かなくてもいいのかな」という思いも頭のなかにあって。でも、あのとき自分の足で歩いて行き、3時間待ち、20秒歌ったことが今に繋がっているので、今思うと本当に逃げなくてよかったです。逃げないことを決めるのはものすごく大切なことだし、自分自身にも突き刺さるテーマでもあるので、僕も撮影でちょっと迷ったりしても、逃げないように意識しています。菅野先生は、狙ってない胸キュンなど、無意識に人との距離感が近くなってしまうキャラクターだと思うのですが、僕自身が少し照れ屋なので“鈴木伸之”が照れているときがあるんです(笑)。でもそれは今回の作品においてはいらないと思うので、そういう部分で殻を破っていきたいなと思っております。― 視聴者の皆さんもまどかの「逃げないことだけ、決めてみた。」というフレーズに背中を押される作品になりそうですね。鈴木:現代は人生の選択肢が目に見えて多くなったと思うので、逃げることも容易になってしまったと感じます。もちろん状況によっては逃げた方がいい、離れた方がいいケースもありますが、「ああいう風になりたい」という目標があったときに、逃げないことを決めるのはすごく大切だと思います。自分が医者として「憧れの先生たちのようになりたい」とまっすぐに突き進んでいる若月先生の姿はすごく美しいですし、視聴者の皆さんも背中を押される部分がたくさんあるはずです。◆鈴木伸之「まどか26歳」は「どの世代が観ても楽しめる作品」― 2025年の抱負をお聞かせください。鈴木:僕自身ジムに通うのにハマっており、菅野先生も筋トレが趣味ということで、今年はムキムキになりたいと思います(笑)!― 最後に、作品の見どころを教えてください。鈴木:医療というのは今一番注目されるべき現場でもあると思いますので、この「まどか26歳、研修医やってます!」を通して、現代の医療の様子を覗いてみてもらえると嬉しいです。また、どの世代が観ても楽しめる作品ですので、毎週の楽しみや日々の活力、仕事の息抜きなど、皆さんの人生の縁になったら嬉しいです。― ありがとうございました。(modelpress編集部)◆鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。劇団EXILEのメンバーとして、2010年に舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ&映画「ラジエーションハウス ~放射線科の診断レポート~」シリーズ(フジテレビ系)、ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系/2022年)、「ファーストペンギン!」(日本テレビ系/2022年)、「忍者に恋は難しい」(フジテレビ系/2023年)、映画「ブレイブ ―群青戦記―」(2021年)、「東京リベンジャーズ」シリーズなど。ドラマ「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(読売テレビ・日本テレビ系/2022年)、「自転車屋さんの高橋くん」(テレビ東京系/2022年)、「バントマン」(東海テレビ・フジテレビ系/2024年)では主演を務めた。◆「まどか26歳、研修医やってます!」第2話あらすじ研修医としてあっという間に1ヶ月半が経ちながらも未だ悪戦苦闘中のまどか(芳根京子)は、砂田(渡邊圭祐)とのデートで楽しく野球観戦…のはずが、頭は仕事のことで一杯。ビールを煽りながらも、資料を開いてベテラン医師から言われたことを愚痴っていると、応援に集中できないと砂田から苦言が。2人は険悪なムードになってしまう。翌朝の出勤中、デートで起きたことを千冬(髙橋ひかる)、五十嵐(大西流星)、萌(小西桜子)に相談しているまどか。そこへ桃木(吉村界人)、が合流し、朝のカンファレンスでの報告準備は出来ているのかと尋ねられ、まどかは顔面蒼白になる。申し送りにあった「資料を暗記し空でプレゼンする」という、清桜総合病院にある“地獄のカンファレンス”ルールを読み飛ばしていたのだ。付け焼き刃で暗記しようとしたものの、演台に上がってベテラン医師たちの視線を一身に受けた瞬間に頭の中が真っ白になってしまい…?【Not Sponsored 記事】
EIGHT-JAM「2024年の年間マイベスト10曲」1位のjo0ji(ジョージ)って?音楽P“カブり選出”の魅力・異色の経歴に迫る 2025年1月20日 【モデルプレス=2025/01/20】1月12日から2週にわたって、テレ…