筆跡心理学という分野があるように、ふだん何気なく書いている文字には心の状態が現れるそう。逆をいえば、文字を変えれば、心も変わり、人生も変わるということ。
まもなく迎える2025年の運気アップを目指して、開運文字を書いてお守り代わりにしたり、年賀状に開運文字を添えて送ったりしてみませんか。開運文字を研究している書道家の高宮華子先生におすすめ開運文字を教えていただきました。
心の状態は文字に現れる
私は書道家として20年以上活動をしてきましたが、生徒さんに接していると、字に性格が表れているなと思うことが多いのです。緊張して手が震え、文字がうまく書けなかったという経験はありませんか。心が乱れているときは字も乱れ、心の状態と書く文字は密接な関係があるのです。
私たちが文字を書くときは、脳がその文字を覚えていないと書くことができません。つまり脳の中の情報が、書く文字として現れます。そして、元気なときは太い線や力強い線を書き、緊張しているときは線がぶれたり、細い線になるのです。
天才と呼ばれる人が悪筆だったという話もよく聞きますが、頭の回転が速すぎて、字を書くスピードが追い付かず、悪筆になってしまうというパターンもあります。
義務教育で同じ漢字を習ってきても、人それぞれ、字の形は異なります。うまい下手ではなく、字の状態を見て心を探るのが筆跡心理学という学問です。
私も筆跡心理学を勉強したところ、書道家としての体験と学問が結びつき、「文字を変えれば悩みが解決するのではないか」「文字で運気を上げられるのではないか」と考えるようになりました。そこから開運文字の研究を始め、全国のコンビニで「開運文字プリントサービス」も始めました。私が書いた手書きの開運文字60種類は、コンビニのプリンターで手軽に印刷できるようになりました。
たとえば「転職の面接の際に『成』の文字をプリントし、お守り代わりにしました」と言った声もいただいており、開運文字を人生の大事な場面で役立てていただいています。
開運文字を脳にインプットさせる
開運文字は、皆さんの夢や希望に合わせた文字を見たり書いたりすることで、脳へのインプットを深め、夢や希望に向かって力強く進んでいくお手伝いをする役割があります。
私が開運文字として選んでいる文字の基準は、もちろんその文字が持つ意味やパワーも重視していますが、それぞれの文字の部位が持つ意味も考慮しています。
私が作成したオリジナルマトリックスをご覧ください。このマトリックスは、文字の部位によって脳がどう反応するかとか、心がどう反応するかを、筆跡心理学と自分の経験値を基に作り出したものです。
1つの文字を十字に分けたとき、中心から見て左側は他者のことを表していて、右側が自分のことを表します。 上下では、上が大きい運で、下が小さな運に関係あることです。
たとえば「一」という文字だと、どのエリアにも引っ掛かりません。ですから、何かを強く行いたいのではなく、手放したい、リセットしたいときにおすすめの文字となります。
もう一つ、例をあげると、「くじ運を良くしたい」という方は、左上の部分を強化するとその運が開けてきます。そこで、漢字の意味も考慮して「宝」という文字をご提案し、くじ運アップにつなげていただきます。
また、自分の名前を書く際に、このマトリックスを意識して書き方を変えることで、なりたい自分を目指すという方法もあります。
たとえば、左に寄って書いてしまう方は、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先しがちです。お友達との食事で「今日、何が食べたい？」という話になったときに、「みんなに合わせるよ」と言ってしまうタイプです。でも本当は自分が食べたいものがあるはずなので、ストレスがたまることもあるはず。もうちょっと主張できるようにするには、文字を左から真ん中に戻し、右下のエリアの線を長くするといったご提案をしています。
開運文字は見る、なぞる、書く
開運文字を脳にインプットさせるには、手を動かして書くのが最も効果的です。でも、紙とペンを用意するのも面倒だと言う方は、プリントアウトした開運文字を上からなぞるだけでも構いません。見るだけでも脳に情報を与えられます。おすすめは1日が始まる朝、開運文字を取り出して3回書く、夜寝る前に眺めるです。これを続ければ、皆さんの心や行動も変わってくるのではないかと思います。開運文字をスマホの待ち受け画面にするのも、見る機会が多くなるのでおすすめです。
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