GENIC増子敦貴&小池竜暉「思い描いていたメジャーデビューではなかった」コロナ禍から5年で日本武道館へ エイベックスの伝統継ぐ男女混合グループの強み【インタビュー】 | NewsCafe

GENIC増子敦貴&小池竜暉「思い描いていたメジャーデビューではなかった」コロナ禍から5年で日本武道館へ エイベックスの伝統継ぐ男女混合グループの強み【インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた小池竜暉、増子敦貴(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/12/17】男女7人組ダンス&ボーカルグループGENICの増子敦貴(ましこ・あつき/24)、小池竜暉(こいけ・りゅうき/24)にモデルプレスがインタビュー。ソロ編、ユニット編の計3本をお届けする。Vol.2のユニット編では、アーティストを志したきっかけや、GENIC結成からの5年間を振り返ってもらった。

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◆GENIC、デビュー5周年で武道館ライブ開催決定

2020年5月27日にメジャーデビューしたGENIC。小池竜暉と西澤呈をはじめ、メンバーが作詞・作曲・アレンジ・振付を行うなど、セルフプロデュース力の強みを持つ。2025年2月には4作目となるアルバム「if」のリリース、11月には「GENIC 5th Anniversary Live at 日本武道館」の開催が決定している。

◆増子敦貴&小池竜暉、GENICでデビューするまで

― まず、アーティストになろうと思ったきっかけからGENICとしてデビューするまでを教えてください。

増子:芸能界入りのきっかけになったのは、地元の福島に清水翔太さんがコンサートで来たときに初めて自分でチケットを取ってライブに行ったことです。歌やパフォーマンスはもちろんですが、一番はこんなに大勢の人の前で1人も余すことなく心を動かせる人ってすごいなと鳥肌が立ったのを覚えていて「ありがとう」という言葉が人生で一番心に響きました。そんな言葉が言えるような表現者になってみたいという気持ちが生まれたので、今思えばきっかけだったなと思います。テレビの世界や芸能界は憧れでしかなく、たまたま父親が応募してくれたオーディションで書類が通って、最初は思い出作りのような気持ちでオーディションに行ったら受かりました。

小池:僕は元々歌が好きで、おじいちゃん、おばあちゃんの家にカラオケボックスがあったので、昔から歌に触れることは多かったんですが、歌手になるという気持ちはなかったです。初めてEXILE ATSUSHIさんのライブに行ったときに、こんなに歌で人の心を動かせるって本当に素敵だなと感銘を受け、2010年に三代目 J SOUL BROTHERSさんが結成されてからさらに「歌ってすごいな」と思いました。2014年にエイベックス主催のオーディションを受けたときに賞をいただいて、レッスンを受けるようになって、だんだん自分のなりたいアーティスト像が見えてきました。

― まだまだ珍しい男女混合グループですが、男女混合だからこその強みはありますか?

増子:男女でのハモリがあったり、爽やかさだったり、かっこよさだったり、振り幅を出せること。竜暉ももちろん楽曲制作ですごいところまで来ちゃったり、僕も俳優として頑張っちゃったり、それぞれ夢があるのも素敵なことだなと思います。

小池:男女のハーモニーは、本当だったらフィーチャリングをしないとできないようなことですが、それをGENICではできる。それは、エイベックスの伝統を継承している部分でもあると思うので強みです。

◆増子敦貴&小池竜暉の憧れの人

― 憧れのアーティスト、刺激を受けている方はいますか?

小池:難しいな。清水翔太さん?

増子:もちろん(アーティストを目指す)きっかけでしたし、世界一大好きなアーティストさんですが、僕らGENICは現実的に清水翔太さんみたいなジャンルの歌ではないので、自分とどこか似た境遇の方を憧れの対象にするんです。それも含めて僕はエレン・イェーガー(「進撃の巨人」)です。生き方がかっこよくて、正義感や夢への執着が似ていると思っていて、「絶対にこうしたい」という良くも悪くも執念みたいなものが大きく世界を変える。そんなエレンが最強の悪であり、最強の主人公なのでずっと好きです。もう5周目です!

小池:憧れの人は作らないようにしていて、尊敬している人はたくさんいます。その中でも昔からずっと大好きなMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんは、歌唱力を含め、作曲、作詞と一番尊敬できる部分が多い方です。

◆増子敦貴&小池竜暉、日本武道館ライブへの意気込み「やっとここまで来た」

― 4作目となるアルバム「if」のアピールポイントを教えてください。

小池:前作「N_G」は「No GENIC or New GENIC」という、ファンの方にとってワクワクもありつつ、不安になる要素も大きかったんですが、今回は「もしもGENICがこうなったらどうだろう」と、もしもの世界で溢れるようなワクワクした要素が存分に詰まったアルバムになるので、前作からのギャップがあって、ファンの方も発売前からワクワクできる作品になったんじゃないかなと思っています。

増子:何と言っても僕と竜暉がツアーで初披露させてもらった「キスメットフレンズ」は今までGENICでやったことがなかった曲調ですし、2人だからこそできる曲でした。歌詞も2人で相談しながら進めたんですが、僕はロンドンにいてだいぶ遠距離な状態で、こっちは深夜、こっちは早朝みたいな感じで頑張って書いた曲なので、たくさんの人に聴いてもらいたいです。

― 来年11月には日本武道館ライブも決まりました。決まったときの心境はいかがでしたか?

小池:やっとか。自分も含めいろいろな方をお待たせしたなと。いろいろな境遇もありながら全然うまくいかない日々も過ごしつつ、やっとここまで来たという嬉しさもありますが、まだ全然ここで収まる器じゃないと思うので、ワクワクもあります。もちろん特別な場所ですが、むしろあまり気負わずにいきたいです。

増子:ビートルズさんが初めてライブをして、アーティストの聖地になった場所に立てる機会をいただけるのは、もし子供ができたときに自慢できることの一つかなと思っていて、武道館に立ったときに満員の景色を見たいです。空席の状態では子供に話せないので、みんなで頑張って埋めたいと思っています。

― その日本武道館ライブに向けて準備していること、意気込みをお願いします。

増子:まずは頑張ること。もちろんやろうと思わないと会場を抑えることはないですが、正直、発表することは誰でも可能なんじゃないかなと。もちろん埋める自信はありますが、ファンの方も僕らと同じ熱量で、一緒にその景色を作り上げることができたらなと思うので、GENICの魅力を広めるもう1人のメンバーとして一緒に頑張れたら嬉しいです。そしてまずは頑張ります。

小池:僕は音楽を大事にしているので、武道館に向けて音楽の地盤をしっかり固めて、それがいろいろな所に派生してGENICが広まり、GENICの音楽にまた戻って来るというところを固めつつ、もう5年になるので、集大成ではないですが、そういったものを見せられるように頑張りたいです。今回、ホールツアーをやりましたが、ホールツアーの先には武道館が決まっていたので、武道館に見合うパフォーマンスをしていたいと思いながらやっていました。武道館に立つときにはアリーナツアーを想像して未来を見据えて、7人で頑張っていきたいです。

◆増子敦貴&小池竜暉、コロナ禍デビューが糧に

― 結成からの5年間を振り返って一番印象的な出来事や転機だったことは何でしたか?

小池:印象的なのはコロナ禍です。

増子:スタートがコロナ禍と重なってしまって、あのときは本当に暇でした。暇すぎて「本当にデビューした?」みたいな感覚で、僕が思い描いていたメジャーデビューではなかったです。

小池:毎日仕事があると聞いていたもんね。

増子:「毎日休みないから覚悟してね」みたいなニュアンスだったのに、ちょうどあの頃は緊急事態宣言や外出自粛などもあって毎日休み。

小池:これは仕方ないことですし、それも運命だと思うので、乗り越えて地道に這い上がって武道館まで来られたことが素晴らしいと思います。へたれず、さらにちゃんと根を張ってきたGENICがいたからこそだと思うので、転機にしては早すぎですが、そういう意味では転機だったかな。

― モチベーションが下がってしまうことはなかったですか?

増子:ファンの方にはあまり見せないようにしていましたが、正直なところありました。でも、ライブを重ねたり、メンバーと過ごす時間を経て変わりました。メンバーといるとパフォーマンスもうまくいくので、僕らは全員暇じゃない方が良いですし、コロナ禍の経験があったからこそ、気づけたのでありがたいなという気持ちで溢れています。

◆増子敦貴&小池竜暉、GENICとしての夢

― 最後にグループとしての夢を教えてください。

小池:いっぱいあるね。

増子:まずやっぱり6大ドームツアー。

小池:北海道は大変だからね。

増子:北海道出身メンバーもいないので頑張りたいです。聴いてもらうことはもちろん、俳優をやっている身からすると、ドラマや映画、アニメで良いタイミングで曲がかかったときに、その作品をどう味付けして届けられるかというのも音楽の一つだと思うので、好きなアニメの主題歌を担当することが夢です。

小池:GENICは「皆さんに寄り添う」という意味もあるので、GENICが表現するエンタメや音楽を通して、皆さんの生活に寄り添うことがもっと増えていったら世界は平和になるんじゃないかなと。GENICは老若男女に受け入れられやすいグループだと思っているので、国民的アーティストを狙いつつ、胸張って「GENICです」と言えるくらいに日本中に響き渡ればすごく嬉しいです。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

★俳優活動を中心に語ってくれた増子編を配信中。楽曲制作について語った小池編は12月21日に配信予定。

◆取材こぼれ話

モデルプレスが2月に配信した「唇が魅力的な芸能人」で選ばれたことを受け、「唇の件でお世話になってます」と感謝を伝えてくれた増子。撮影前には「今日のために髪切ってきました!」とお茶目に教えてくれた。

小池はインタビュー外でも楽曲制作の話が絶えず、知識量や制作に対する熱い思いが伝わってきた。増子の言葉を笑顔で見守り、ときにツッコむ抜群のコンビネーションが感じられた。

2ショット撮影では、椅子の肘掛けにどちらが座るかじゃんけんで決定。勝った増子が選ぶかと思いきや、負けた小池に選ばせるという増子ワールド全開っぷりに笑顔が溢れる現場だった。

◆GENICプロフィール

ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクトa-genic PROJECT(エイジェニック・プロジェクト)から選ばれた男女7人組ダンス&ボーカルグループ。2019年11月1日に結成、2020年5月27日メジャーデビューを果たす。メンバーは増子、小池のほか、西澤呈、雨宮翔、西本茉生、金谷鞠杏、宇井優良梨の7人。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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