ドラマ、映画、アニメの劇伴での歌唱を主戦場とするシンガー・五阿弥ルナ。作品を盛り上げる音楽を制作する数多の人気劇伴作家からトップオファーを受け続けている。今年でこの世界での活動歴15年になるが、ついにドラマ、映画、アニメの参加作品数が本人キャリアハイの年間21本に達した。
殊に8月に公開された映画「ラストマイル」のサウンドトラックでの鮮烈な歌唱がネットでも話題となった。これは2021年のドラマ「最愛」の劇中歌「Saiai」で検索サイトを賑わせて以来のこと。日本人離れした歌唱が、Billie EilishやBjorkではないかと憶測を呼んだが、日本人歌手と判明すると驚きの声があがった。
CM「ジアイーノ」のサウンドロゴのように、彼女の声は日常我々も数多く接しているにも関わらず、劇伴シンガーは本来音源の一片として扱われるため表面上に名前があがることは少ない。よって中々注目されることは難しいのだが、五阿弥には熱心な音楽ファン、アニメファンなどフォロワーも多い。
昨年はアーティストとしてドリーミュージックからメジャーデビューを果たし、また音系・メディアミックス同人即売会「M3」にもブース出店するなど、積極的な活動が他者とは一線を画している。その神出鬼没な活動には来年更に注目が集まるだろう。
【五阿弥ルナ コメント】
劇伴が好きです。作曲家の方、作品に携わる全ての方々、そして作品に触れてくださる方々に感謝しています。劇伴は、時代と呼吸を重ねる、最前線の世界。微力ながらもパズルの1ピースとして存在できることに、いつもどきどきとおののきを感じています。最近は、コライトで作曲から参加するスタイルや、ボーカルアレンジを担当する形も増えてきました。時には、楽器と同化する、天衣無縫な紗幕でいられるように。時には、枠からはみ出た異質な存在となれるように。作品と人へのリスペクトを胸に、声と身体の可能性を探っていきたいと思います。今年は、オリジナル作品も2作リリースすることができました。苦しくも、最高に楽しい作業でした。支えたくれた皆さんにも心から感謝しています。来年は、また違う景色を見せられるよう準備中。作詞や歌のために、音楽以外のインプットにも心を傾けている日々です。2025年を、どうか楽しみにしていただけますように!
【2024年主な劇伴・CM参加作品】
<劇伴歌唱、架空語歌唱等>・映画『ラストマイル』・映画『トラペジウム』・ドラマ『Destiny』・ドラマ『大奥』・ドラマ『JKと六法全書』・ドラマ『わたしの宝物』・アニメ『薬屋のひとりごと』・アニメ『アンデッドアンラック』・アニメ『杖と剣のウィストリア』・アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』・アニメ『NINJYA KAMUI』・アニメ『伊藤潤二「マニアック」』・アニメ『Isekai Verse』・ゲーム『NIKKE』内挿入歌「Hero」・ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』・ゲーム『ミリオンアーサー』・ゲーム『ロマンシング サガ リ・ユニバース』 6周年楽曲「繭姫」 コーラス・東京都庁『TOKYO CONCERTO 東京協奏曲』
<CM歌唱、サウンドロゴ>・「リンデロン Vs プレミアム新登場」歌唱・「ジアイーノ」 サウンドロゴ・「ナノイーX」サウンドロゴ