「ONI ~ 神々山のおなり」1月2日・3日にNHK Eテレで初放送 能登地震の復興支援に | NewsCafe

「ONI ~ 神々山のおなり」1月2日・3日にNHK Eテレで初放送 能登地震の復興支援に

芸能 シネマカフェ/最新ニュース/スクープ
「ONI ~ 神々山のおなり」
  • 「ONI ~ 神々山のおなり」
  • 「ONI ~ 神々山のおなり」(C) 2022 Netflix
  • 「ONI ~ 神々山のおなり」(C) 2022 Netflix
  • 「ONI ~ 神々山のおなり」コンセプトアート (C) 2022 Netflix / (C)Tonko House Inc.
  • 「トンコハウス」(C)Tonko House Inc.
  • 堤大介「トンコハウス」(C)Tonko House Inc.
能登半島地震からの復興を応援するべく、石川県にスタジオを構える「トンコハウス」堤大介が監督を務めた「ONI ~ 神々山のおなり」(全4話)が2025年1月2日、3日の午前10時よりNHK Eテレにて地上波初放送されることが決定した。

石川県にスタジオを構えるアニメーションスタジオ「トンコハウス」が制作し、アニメーション界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞を2部門で受賞、米テレビ界最高峰の栄誉とされるエミー賞でも個人賞3部門受賞を果たした長編アニメーション作品「ONI~神々山のおなり」。

本作は、カリフォルニア州バークレーと石川県金沢市にスタジオを構える「トンコハウス」の創設者であり、ピクサー・アニメーション・スタジオでアートディレクターとして活躍していた堤大介が原案・監督。作中では、石川県の街並みなどをモチーフとした情景が美しいアニメーションで描かれている。

本作の制作には、堤監督からの「自分の中にある闇にどう打ち勝つか」という強いメッセージを届けるべく、脚本を担当した岡田麿里はじめ、世界中からアーティストたちが集結。誰もが抱える“光と闇”を描いた“人間の本質”にも迫る、子どもから大人まで楽しめる長編CGアニメーションが完成し、世界中に届けられた。

本作を石川県金沢市にあるスタジオで制作していた「トンコハウス」アーティストの稲田雅徳、橋爪陽平の2人は、スタジオの近くにある近江町市場なども参考にした。作中のモチーフの1つにもなっており、石川県の土地や空気感からのインスピレーションも本作に欠かせない要素。

そして、能登半島地震で被災し、一時避難していた稲田は、現在も石川県金沢市から作品制作の刺激を受けている。

また、12月27日(26日深夜)には、監督・堤大介自らが「ONI」の見どころや制作にかけた思いを語る関連番組もNHK Eテレにて放送。この関連番組では、スタジオを構える石川県で発生した震災で被災した方々はもちろん、日本全国に「ONI」に込められた温かく力強いメッセージを届けたいと、監督が作品の見どころや制作にかけた思いを語る。

日本の民話に登場する神さまや妖怪たちの世界で、自由奔放に生きるおてんば娘・おなり。伝説の英雄に憧れ、新たな英雄となるため稽古に励むが、父親のなりどんはヘンテコな神様で何も教えてくれない。古来から山の神々が恐れる「ONI」の脅威が迫り来る中、おなりはまだ知らない自身の真実と向き合わなければならなくなる。

●アニメーションスタジオ「トンコハウス」とは
ピクサーでアートディレクターを務めていた堤大介とロバート・コンドウが、2014年に短編映画『ダム・キーパー』を共同監督したことをきっかけに、2014年7月にカリフォルニア州バークレーに共同設立したアニメーションスタジオ。

『ダム・キーパー』は2015年に第87回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたほか、世界各地で25の賞を受賞、75の映画祭で上映された。2017年、日本のHuluで配信されたエリック・オー監督の『ピッグ - 丘の上のダム・キーパー』は、配信後にNHKでも放送された人気作品。

2023年には“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞でNetflixシリーズ「ONI~神々山のおなり」が、2部門受賞。エミー賞でも3部門で受賞した。2019年からは石川県金沢市にもスタジオを構え、日米の2拠点で作品を制作している。作品制作以外にも展覧会やイベント、ワークショップの開催など多角的に活動している。

「ONI ~ 神々山のおなり」は2025年1月2日(木)10時~ 1・2話、1月3日(金)10時~3・4話をNHK Eテレにて放送(全4話)。


「『ONI ~ 神々山のおなり』堤大介監督が作品を語る」は12月27日(金)1:15~<26日(木)深夜>ほかNHK Eテレにて放送。
《シネマカフェ編集部》

特集

page top