大学1-2年生が就職したい企業、国家公務員が再び1位 | NewsCafe

大学1-2年生が就職したい企業、国家公務員が再び1位

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 リスクモンスターは、2024年6月25日から7月8日にかけて実施した「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査結果を発表した。調査結果によると、1位は「国家公務員」、2位は「地方公務員」、3位は「任天堂」となり、公務員が再びトップ2を占める結果となった。

 この調査の目的は、大学1、2年生がどのような企業や業種に就職を希望しているのかを明らかにすることにある。特に、若年層の就職意識や希望する職種の変化を捉えることで、企業側の採用戦略に役立てることが期待されている。全国の大学1、2年生を対象にインターネットで行われ、598の有効サンプルが集められた。

 前回調査で9回連続トップ2を独占していた公務員が、今回再びトップ2を奪還した。また、上位20社のうち10社を製造業が占めた。製造業には、任天堂、味の素、パナソニック、大塚製薬、トヨタ自動車、ソニー、サンリオ、資生堂、山崎製パン、アップル(Apple)が含まれている。製造業以外では、航空運輸業、娯楽業、情報サービス業、鉄道業がそれぞれ2社ずつランクインしている。

 男女別の集計では、男性の1位は「国家公務員」で、前回1位の「任天堂」が3位となった。そのほか、交通インフラ業界の人気が高い傾向が見られた。女性の1位は「地方公務員」で、前回1位の「サンリオ」は6位となった。娯楽・エンターテインメント業界や日常生活に密接する企業が人気を集めている。文理別では、文系学生はエンタメ企業、理系学生は製造業を希望する傾向が強い。

 就職先の選定において重視する点としては、「給与額」がもっとも多く、ついで「勤務地」「福利厚生」が続いた。特に、大学1、2年生の約半数が年収「600万円~2,000万円」を希望しており、就活生の「400万円~800万円」と比較して高額な年収を望んでいることがわかる。

 将来望む就業の形としては、「出世して高収入を得たい」がもっとも多く、特に「1年生」や「男性」で高い回答率を示している。一方で、就職活動の準備活動に関しては、約3人に1人が「特に何もしていない」と回答しており、就業イメージと現状の取組みが一致していない学生も少なくない。

 大学1、2年生の就職活動は、まだ具体的なイメージが持てていない段階であることが多い。学業や体験を通じて社会人の体験談を聞くなど、就業イメージを具体化させることが重要だろう。リスクモンスターは、今後も企業活動に関するさまざまな調査を実施し、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出や新サービスの開発に取り組んでいくとしている。

◆第10回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」
1位:国家公務員
2位:地方公務員
3位:任天堂
4位:日本航空(JAL)
5位:味の素
6位:全日本空輸(ANA)
7位:ソニー・ミュージックエンタテインメント
8位:グーグル(Google)
8位:パナソニック
10位:アマゾン(Amazon)
10位:大塚製薬
10位:富士通
10位:トヨタ自動車
《佐藤愛》

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