東京23区、保育園入りにくい駅ランキング発表 | NewsCafe

東京23区、保育園入りにくい駅ランキング発表

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東京23区認可保育園入りにくい駅ランキング
  • 東京23区認可保育園入りにくい駅ランキング
  • 東京都区部 0歳児の認可保育園入りにくいワースト30駅
  • 東京都区部 0歳児の認可保育園入りにくい行政区ランキング
  • 住まいサーフィン サイト
 スタイルアクトが運営する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は、2025年4月時点での0歳児の保育所潜在需要を推計し、東京23区内で認可保育園に入りにくい駅と入りやすい駅を調査した。調査結果によると、江戸川区がワースト1位となり、特に西葛西駅がもっとも入りにくい駅としてランクインした。

 この調査は、待機児童数をもとに保育サービスの需要を把握するために行われた。待機児童数は「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とした保育サービスを提供する施設の0歳児定員」を引いて算出される。しかし、行政によって基準が異なり、実態をつかみづらい面があるため、潜在需要を把握するために町丁目ごとの0歳児人口を調査し、駅単位で集計した。

 調査結果によれば、婚姻数の減少などにともない、都区部全体の0歳児人口は前年比2.3%減少した。一方で、0歳児定員数も前年比0.8%減少しており、特にワースト30駅中12駅で定員数の減少がみられた。認可保育園入りにくい駅ランキングでは、西葛西駅が前年の2位から1位に上昇し、篠崎駅が2位、一之江駅が3位となった。

 また、前回ランク外だった平井駅は、大規模マンションの竣工により6位にランクインした。現在、平井駅周辺ではタワーマンションが建設中であり、今後もランクインする可能性が高いとされている。ワースト10駅のうち、上位3駅を含む7駅が江戸川区に位置し、行政区別でもワースト1位となった。

 行政区ランキングでは、江戸川区が2023年に続き1位を維持し、台東区が2023年の5位から2位に上昇した。台東区は0歳児人口が2023年に比べ12.9%増加したことが影響している。中央区は、2025年以降HARUMI FLAGの影響で0歳児人口の増加が予想され、行政の積極的な対応が求められている。

 この調査は、2024年10月時点で各行政区が公表した最新データをもとに作成されており、町丁目ごとの0歳児人口を集計している。駅単位の集計は、スタイルアクトが独自に定めた駅を起点に、最寄りエリアごとに0歳児定員と人口を集計している。また、今後新設予定の保育園情報も一部含まれている。

 スタイルアクトの「住まいサーフィン」では、調査を行った23区内の全結果を公開しており、詳細なデータを確認することができる。
《栄亜衣》

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