世相を軽妙に反映した表現や話題の言葉を選ぶ「『現代用語の基礎知識』選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2024年12月2日に発表された。年間大賞はドラマ「不適切にもほどがある!」を略した言葉「ふてほど」が選ばれた。 「ユーキャン新語・流行語大賞」は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」の中で、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選び、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。1984年に創設以来、「現代用語の基礎知識」収録の用語をベースにノミネート語を選出。選考委員会が毎年12月初めにトップ10と年間大賞語を選び発表している。 2024年の年間大賞は、ドラマ「不適切にもほどがある!」を略した言葉「ふてほど」が選ばれた。同作は、脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲで2024年1月より放送。昭和のダメおやじが令和にタイムスリップするというコメディドラマで、現代で「不適切」とされる主人公の発言が令和の秩序を乱して反響を呼んだ。 トップ10には大谷翔平選手が史上初めて1シーズンに50本塁打と50盗塁を達成した「50-50」、子供も大人もSNSで踊った「Bling-Bang-Bang-Born」など明るい話題から、7月発行の「新紙幣」や「裏金問題」、闇バイトを募集するために使われた「ホワイト案件」まで今年の世相を映した言葉がランクイン。新語では、同じものが好きな人同士でつながって楽しむような意味合いで使われるようになった「界隈」が入った。◆「現代用語の基礎知識」選 ユーキャン新語・流行語大賞2024<年間大賞>ふてほど<トップ10>・裏金問題・界隈・初老ジャパン・新紙幣・50-50・Bling-Bang-Bang-Born・ホワイト案件・名言が残せなかった・もうええでしょう