現在公開中の長編アニメーション映画『ふれる。』で声優を務めているKing & Prince・永瀬廉。今作では主人公の青年のうちの1人を演じ、SNSでも話題になっている。そこで本記事では、今作での永瀬の“声の演技”に対する反響を紹介しつつ、声優としても実力を発揮する彼の魅力に迫りたい。
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映画『ふれる。』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』といった名作アニメーション作品を手掛けた長井龍雪(監督)岡田麿里(脚本)田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)の強力タッグが新たに挑む、不思議な生き物「ふれる」と暮らす青年3人の友情物語。同じ島で育った3人の幼馴染たちが物語の主人公であり、永瀬が声優を務めたのは、身長が高く美形だが、口下手のため周りからとっつきにくいと思われがちな青年・小野田秋役だ。
永瀬といえば、近年俳優としても存在感を発揮しており、今年の春クールに放送されていた連続ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)で主演を務め、人妻との禁断の恋に落ちていく大学生を好演したことも記憶に新しい。また、2023年には『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』でオリジナルキャラクター・ソーニャ役を務め、声優初挑戦ながらも、「イケボ」「上手すぎる」など絶賛の声があがった。今回の『ふれる。』でも、その演技に対し、映画を観賞したネットユーザーからは、「廉くんの声の演技が上手すぎて痺れた」「声ならではの息切れの演技とかも最高でした!」「廉くんの声の演技が素敵でうるってしちゃった」と反響があり、彼のこれまでの俳優・声優としての経験が、今作での高評価に繋がったと言えそうだ。
なお、『ふれる。』には、永瀬と映画『弱虫ペダル』(2020年)で共演した坂東龍汰、ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(2023年/フジテレビ系)など次々と話題作に出演し、勢いに乗る若手俳優の1人である劇団EXILE・前田拳太郎も幼馴染役で出演しており、永瀬はテレビ番組に出演した際に、2人とのアフレコを、「わりとすぐ、3人の雰囲気、空気感に気持ちをもっていけたっていうのはちょっとあったかなと」と振り返っている。坂東も永瀬が難しいシーンに挑んでいる姿を前田と共に見守り、応援していたというエピソードを明かした上で、「すごい良い空間だったなと」と語っており、こうした3人の持つ穏やかな空気感が、幼馴染たちの友情を描いた本作にリアリティを与えたのではないだろうか。
秋という役をオーディションで掴み、坂東と前田と共に声優として奮闘した永瀬。SNSでは、「感動して涙が出た」「めっちゃ考えさせられた」といった映画に対する感想も投稿されており、彼らの演じる3人の幼馴染の姿が、多くの人の心を打ったことがうかがえる。2度目の声優への挑戦でもその実力を発揮しただけに、今後永瀬が声の演技でも幅広い活躍を見せてくれることを期待したい。