高杉真宙が学んだ“効果的な感情の使い方” 喜怒哀楽は「簡単に出すともったいない」【インタビュー後編】 | NewsCafe

高杉真宙が学んだ“効果的な感情の使い方” 喜怒哀楽は「簡単に出すともったいない」【インタビュー後編】

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高杉真宙(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/08/06】俳優15周年を記念したPHOTOBOOK「I/my」(読み方:あいまい)を8月7日に刊行する俳優の高杉真宙(たかすぎ・まひろ/28)。インタビュー後編では、壁にぶつかったときの解決法や、夢を叶えるまでの道筋の作り方を聞いた。

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◆高杉真宙が語る切り替えの重要さ

― フォトブックの連載パートの中には、「仕事が続いて頭が整理できなくてメンタルが少し不安定になると、逆に立派なダメ人間になって、自堕落な生活を送ることでまた復活する」といったことも書かれていたのですが、どのようにその解決法にたどり着いたのでしょうか?

高杉:やっぱり何事も切り替えが重要だと思うんです。だから嫌なことはしっかり忘れる。忘れる方法が何かは人それぞれだと思います。遊びに行くのか、部屋で映画を観る、ゲームをする、マンガを読むなど好きなことをするのか、はたまた人と会うことかもしれない。それが僕にとっては自堕落な生活を送ることでした。なので頭の中を切り替える方法を考えるというのが重要なのかなと思います。

― 高杉さんがその方法を見つけたのはいつ頃でしたか?

高杉:僕はもともと切り替えは割と早い方だったので、何か嫌なことがあったら忘れるというのは常に意識しています。

◆高杉真宙の悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者には今壁にぶつかっている方もたくさんいます。先程のお話と少し通じる部分もあるかと思いますが、高杉さんが“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。

高杉:耐えることです。

― 我慢強いタイプですか?

高杉:割とそうだと思います。すごく大変なことやキツイことはあると思いますが、何が嫌なのか、何が大変なのか、何が辛いのかというのをちゃんと明確にします。それから「じゃあそれを変えるためにはどうしたら効率がいいか」と考えるタイプです。例えば友人関係なら相手に言った方がいいのか、関係を切った方がいいのか、そういうメリット・デメリットで考えていく。とはいえそうした方が効率はいいとは思いつつ、そうもいかないのが難しいところですよね。でも実際そうやって効率化できたら割と楽なことも多いんです。だから何事もまずは1回やってみればいいかなと思います。

― そういう「悲しい」「イライラする」みたいな感情のコントロールは得意な方ですか?

高杉:できる限りそう感じないようにしたいですけどね、そういう感情って大切なので。喜怒哀楽は大切ですが、特に自分の素がある部分、自分の表情に近いものは簡単に出すともったいないじゃないですか。なのでそれはやっぱり効果的なときに出すべきだと思います。

― 効果的なときというのは?

高杉:例えば仕事の会議とかで自分が通したい意見があったときに簡単に怒ったら、それはやっぱり「怒ってる人」になっちゃう。なのでそうじゃなくて効果てきめんのときに怒るというのはすごく重要ということです。これは聞いた話なんですけど、僕もその通りだなと思いましたし、そういう感情の使い方をするのは理解できます。ずっとなんとなくそう思っていたんですけど、この話を聞いたときにこれを言語化できるのはすごいなと思いました。

◆高杉真宙の夢を叶える秘訣

― 最後に高杉さんの“夢を叶える秘訣”をお伺いしたいんですが、映画『東京リベンジャーズ2』(23)のときには「向き合うこと」「時間が限られてるので、逆算して考えて努力していくこと」「最終的に起きたことに対する向き合い方も重要」といったお話をしてくださいました。今回はこれに加えてもう一つ、夢を叶えるために必要だと思うことを教えてください。

高杉:明確化すること。何が足りないのか、何が必要なのかを明確にしていくことによって、 夢にたどり着く逆算が生まれるのかなと思っています。あと言葉にすることも超大事ですよね。言葉にできないことって叶わないので、「何かになりたい」とか「何かがしたい」というのは言葉にしていった方がいいです。やっぱり言霊って本当にあると思うんです。全てが巡り合わせなので。

想いはどこかで信念として強くなっていくから、「こうなりたい」「ああなりたい」と自分が頭の中で想像できた時点で、割とそこまでの距離感がぐっと近づいた瞬間だと思うんです。だからそれを真似していけばいいので、そこからは割と効率よくできると思います。だから明確化して、その後に逆算して近づくその1歩をどれぐらい大きくするかということです。

多分、皆ある程度のことってできるんですよ。その「皆ができるところ」までにたどり着くのに時間がどれぐらいかかるかが重要だと思っていて、そこから先が才能が必要になってきたりする部分だと思うんです。ある一定の場所までは努力でなんとかなることって結構多いので、1年でできる人と5年かかる人がいると思いますが、それが大事だと思います。

― 貴重なお話をありがとうございました。

◆インタビュー後記

連載を始めた当初、彼は“連載が終わる頃の自分”を「知識が豊富で落ち着きと色気があるダンディな男」になっていると予想していたが、今の高杉にその理想通りの姿になっているか尋ねると「はい、完全に。理想通りだと信じてますね」ときっぱり。しかし具体的に成長した部分を深堀りしたところ、「そこ聞かれますよね…『苦しい顔』って書いといてください(笑)」と茶目っ気たっぷりに答えた。

そんなユーモアたっぷりな高杉だが、今回のフォトブックはもちろん、インタビューの節々から自己分析力の高さが伝わってくる。客観的に自分を見つめるのは簡単なことではないが、彼は「(分析することが)好きなんだと思います」と当たり前のように明かした。ドラマ・映画・舞台…あらゆるエンタメの第一線で輝く彼が、作品を重ねる度に進化し続けるのには、きっとこの高い分析力も深く関係しているのだろう。(modelpress編集部)

◆高杉真宙(たかすぎ・まひろ)プロフィール

1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年に俳優デビュー。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22~23)、ドラマ『わたしのお嫁くん』(23/フジテレビ系)『わたしの一番最悪なともだち』(23/NHK)『となりのナースエイド』(24/日本テレビ系)、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』(23)、舞台『ロミオとジュリエット』(23)など。現在はNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演中。

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《モデルプレス》

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