杉野遥亮、Snow Man向井康二と共鳴したシーン「グッとくる」俳優として"今"求めていた場所・懸ける情熱【「マウンテンドクター」インタビュー前編】 | NewsCafe

杉野遥亮、Snow Man向井康二と共鳴したシーン「グッとくる」俳優として"今"求めていた場所・懸ける情熱【「マウンテンドクター」インタビュー前編】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
杉野遥亮「マウンテンドクター」(C)カンテレ
【モデルプレス=2024/06/28】7月8日スタートのカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「マウンテンドクター」(毎週月曜よる10時~※初回15分拡大)より、主演の杉野遥亮(すぎの・ようすけ/28)、共演の岡崎紗絵(おかざき・さえ/28)、宮澤エマ(みやざわ・えま/35)、Snow Manの向井康二(むかい・こうじ/30)にモデルプレスがインタビュー。前編では演じる役や作品の魅力、それぞれの印象を語ってもらった(※取材は5月上旬)。

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◆杉野遥亮主演「マウンテンドクター」

同作は、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、様々な想いを抱えた山岳医や患者と触れ合い、現実と向き合いながら成長していく様子を、圧倒的なリアリティーとスケール感で描く、長野県松本市を舞台にした山岳医療ドラマ。

杉野は青年医師・宮本歩、岡崎は麻酔科医・村松典子、宮澤は看護師・鮎川玲、向井は歩と典子の幼なじみで、焼き鳥屋「しんちゃん」を営む店主・小松真吾を演じる。

◆杉野遥亮・岡崎紗絵・宮澤エマ・向井康二、撮影1日目を回顧

― みなさんは元々共演経験があったのですか?

杉野:僕は「罠の戦争」(2023)で宮澤さんと、「教場」(2021)で岡崎さんとご一緒していますが、向井さんは今回が初めましてです。

向井:僕は全員初めましてでした。

岡崎・宮澤:(向井に会釈しながら)初めまして。

― まだ1日しか撮影されていないとのことですが、今のお互いの印象はいかがですか?

宮澤:(向井を指しながら)私たちがすごく静かだったという風におっしゃっていたのを人伝に聞きました(笑)。

向井:ちょっとやめてくださいよ(笑)!誰から聞いたんですか!?

宮澤:ちょっと小耳に挟んでしまいました(笑)。共通のヘアメイクさんとお話ししていたら、私たちが思っていたより静かだったみたいで…。居づらかった?

向井:いやいや、居づらくないですよ(笑)!?僕はドラマの現場にあまり慣れてないので…。やっぱりバラエティーのイメージが強いと思いますし、間があったら喋ってしまうのですが、今回はもう少し真面目モードでやらせていただきます。

宮澤:いやいや、真面目でしたよ。

岡崎:ムードメーカーでした!

向井:ありがとうございます。頑張ります!

― 現場ではどんなお話をされましたか?

杉野:まだ1日しかご一緒できていないのですが、1日目は向井くんが初めましてで、岡崎さんもクランクインされる日で、玲と歩としても共演シーンがほとんどなかったんです。僕の場合、最初は役を掴むことに必死で基本的に現場で多く喋るタイプではないので、きっとそれが“静か”ということになったのかなと…(笑)。

向井:いや、違いますよ(笑)!

宮澤:(笑)。たしかに1日目だったからね。

岡崎:私もすごく必死でこの作品の現場も初めてだったので「どんな感じなのかな?」と、ちょっとした緊張感で静かだったというのもありました。でも撮影中にお店の電話が鳴ったとき「誰か取って~」「配達かな?」と笑いに変えられる向井さんの対応力の素晴らしさにびっくりしました。

向井:いやいやそんなこと…。もっと言ってください。

岡崎:(笑)。しんちゃんが、もうそこにいる感じがして、さすがだなと思いました。

向井:僕は1日中焼き鳥を焼いていたので、正直焼き鳥に夢中でした。

杉野:ずっと焼いてましたよね(笑)?

向井:ずっと焼いてました!

岡崎:いろいろ焦げ具合がね。

向井:そうなんですよ。帰りのマネージャーの車に匂いがついてすごく臭かったです(笑)。でも面白かったですし、やっぱりお芝居も楽しいので、これから楽しい現場になりそうだなという予感がします。今回の取材をね…。

杉野:(炭酸水の入ったペットボトルから炭酸の抜けた音が会場に響く)

向井:おぅ、(笑)。

一同:(笑)。

杉野:ごめんなさい。炭酸水だから音鳴っちゃうかもと思いながらも…(笑)。

宮澤:自由だからね(笑)。

向井:主演は自由でいいんですよ(笑)。(話の続き)今回の取材をきっかけに近づけたらいいなと思います!

― 焼き鳥は実際に焼かれていたのですか?

向井:はい!実際に焼いて食べましたが、塩を振っていなかったので味がしなかったです(笑)。1ケース分くらい焼いて、スタッフさんと一緒に食べました。40、50本みなさんのお弁当のお供になりました。

岡崎:ちゃんと美味しくいただいたんですね。

杉野:でも自然に役作りしていることになりますよね。

宮澤:たしかに。修行の1日みたいな(笑)。

向井:そうですね。現場に入る前に、行きつけの焼き鳥屋さんで焼く練習をしていました。でも炭の加減が全然違うので難しいです。

◆初共演・向井康二の印象

― 向井さんとは、みなさん初共演とのことですが印象はいかがですか?

杉野:昔バラエティー番組で拝見したことがあったのですが、実際にお会いしてもやっぱりよく喋るな、という印象です(笑)。でもこれから先、特に8話以降は2人でのシーンも増えるので楽しみにしています。ただ、今は結構自分のことに必死で余裕がないです(笑)。

向井:そうですよね。必死です(笑)。

宮澤:カメラが回っているときも回っていないときも全然変わらない方なんだなと思いました。近所からふらっとやってきたみたいな(笑)。

向井:多分挨拶の仕方ですよね?

宮澤:「どうも~!」みたいな感じでしたね(笑)。でも私も、どんな風に話しかけていいのか様子を探る感じだったので、最初からすごくフラットにお話してくださって、カウンター越しで少しお話する時間もあって良かったです。ただ私もちょっとごめんなさい…役に必死でした(笑)。

◆「マウンテンドクター」の魅力・役に懸ける想い

― 本作はオリジナルの山岳医療ドラマとなりますが、オファーを受けたときの印象、演じる役について教えてください。

杉野:今回オファーをいただいたとき、まず単純に企画が面白そうと思ったという直感が大きいです。また、プロデューサーさんが長野県出身で、長野県を舞台にしたドラマを作りたいという思いを聞いていて、自分としては何か真剣に物作りをするうえで真剣にできる場所、真剣に作品に携われる場所を求めていたので、そういう熱い思いを持っている方と一緒に仕事ができることは自分にとってもプラスになるなと考えました。僕も真剣にお芝居を頑張りたいなと思っている今だったからこそ、そこに乗っからせていただきました。

僕が演じる宮本歩という人物は、自分と共通する部分がすごく多いです。結構失敗するし、間違えるし…(笑)。でも自分がこうだと思った道にちゃんと進む人なので、そこは共感しつつ「この人が愛されたらいいな」と思いながら演じています。

岡崎:私はこのドラマのお話をいただくまで、山岳医療という分野を知らなかったのですがオファーをきっかけに初めて知り、実際に調べる中で「こんな医療分野があるんだ」と驚きました。山がこんなにも恐ろしい場所だということを知らなくて、山の中にも医療が必要とされているのだなとすごく勉強になりました。医療設備が整った病院と、山小屋の中で行われることや山の中で起こることにおける映像としてのギャップがありそうで臨場感もあって想像しただけでも面白そうだなと感じました。

役としては本当に芯が強い女性だと思っています。明るさ、快活さを持ちつつ、自分が思ったことをパッと言えるフラットさを持ち合わせていますが、同時にすごく人を見ているなとも感じます。何か言いたいことがあれば言うけど、人の感情の動きやバランスを見てちゃんと繋いでいる部分があって、しっかりした女性だなと感じました。後半では、家族との問題など今まで見せていなかった顔が出てくるので、繊細に演じられたらいいなと思います。

宮澤:正直、山に登ったことも医療モノの経験もなく、加えて山岳医療という特殊な職業で“初めて”尽くしでした。また、私が演じる鮎川玲は国内山岳看護師の資格を持っているのですが、調べたところによると、2022年の段階で日本には24人しかいないというすごく特殊な役なので、私自身と重なるところは1つもなくてとっつきにくいかなと思っていましたが、いざ台本を開いたら1話が本当に面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。大きな意味では医療モノなのですが、生と死を分けるような段階になったとき、人はどういうプロセスで判断を下していくのか、実際に山に登っている人たちはどういう人たちなのか、その山を登った人たちを治療する人たちはどういうものか、と大きな物語の中の核が人間ドラマであり、人を支える人の話でもあるなと台本を通じて感じました。都会に住んでいるとあまり感じないけれども、山と共存して生きていくというのはどういうことなのか。医療モノとしてテクニカルが素敵なところやヘリコプターが登場するエキサイティングさもあるのですが、根底に流れているのは日本で生きていく日本人たちがどうやって山と向き合って生きていくのかという大きな物語で、すごく惹かれました。

私が演じる役は、山と生きてきたけれど大きなトラウマとなる事件が起きたことによって、山との向き合い方が分からなくなってしまった女性です。山に登らない人間としては、必死に体力作りとたくさんのリサーチをすることでしか近づけないなと考えていました。1話を観ていただいた段階では、「ちょっと怖いな」「初めて来た職場で社員がこんな塩対応だったら最悪」と歩の気持ちに寄り添うと怖い同僚だと感じると思うのですが、彼女の中にある真面目で真っ直ぐでピュアな一面、感情の揺れ動きや成長、変化を、回を重ねるごとに表現できたらいいなと思っています。

向井:いいコメントでしたね。

宮澤:ありがとう。

向井:最後ですか…(笑)。山岳医療がテーマで医療モノなのですが、その中にある一人ひとりのストーリーがあります。僕は歩と同級生で歩の過去を知ったうえで今頑張っている姿やお酒を飲んでいる姿を見るので、撮影はまだ1日目ですが、見ていてグッとくるものがありました。当たり前のことですが、人と人の関わり、繋がり、そして命の大切さも大切やなと改めて考えさせられるドラマです。「家族にはいつでも会えるやん」と思うじゃないですか?でもきっとこの作品を観たら「会えるときに会おう」と感じると思いますし、小さな人の繋がりなどの大切さが伝わってくれたらいいなと思います。

杉野:あのシーン良かったですよね。

向井:良かった!分かります?

杉野:分かります。僕もビールもらって…っていうところですよね?

向井:そう!また後で言いますが、あのときの(杉野の)顔がすごく好きです。そういうグッとくるシーンもあったりしたので、これから話数も増えていく中でも感じられたらいいなと思います。

あとは自分のキャラ的にはバツイチ子持ち役が初めてなので、チャレンジではあります(笑)。子供との関係性も少し出せたらいいなと思いますし、明るいように見えて、裏では思うこともあったりするキャラなので表現できたらいいなと。自分とも似たようなところがあったりなかったりするので…。

宮澤:あったりなかったり(笑)。

向井:“どっちでしょう?”っていう話ですが(笑)。

杉野:でも意外ですよね。“結婚してるんだ!?”っていう(笑)。

向井:はい、結婚してるんです(笑)。そこはちょっとうまく出せたらなと思います。楽しみにしてください。

― 恋模様のような展開もあるのですか?

一同:(顔を見合わせながら)どうだろう…。

杉野:恋模様というよりも、人が人を思うことや、助け合いという要素が大きくて、それぞれの間でお互いを助け合う関係値があると思います。それが形として恋愛に見えることもあるかもしれないですが、そこは分からないです。

岡崎:支え合いですね。戦友みたいな意味合いの方が強いかもしれないです。支え合っていろいろな形で繋がっている気がします。

― 向井さんは、焼き鳥屋の店主という役柄のオファーを受けたときはどんな心境でしたか?

向井:オファーをいただけて嬉しかったです。1つ前のドラマ(「リビングの松永さん」)の役がバーテンダー役やったんですが、それがきっかけでお話をいただけたとお聞きしたので、バーテンダーから焼き鳥屋に“転職”みたいな(笑)。役柄はだいぶ違うのですが、みなさんの憩いの場になればいいなと思っています。

杉野:特にこの4人で集まることが多いんです。そこで繰り広げられるのはプライベートの話から、それぞれのキャラクターの過去まで、いろいろなことを話し合っています。

★彼らの素顔がより垣間見える個性全開トークが繰り広げられたインタビュー後編も配信中。(modelpress編集部)

◆杉野遥亮(すぎの・ようすけ)プロフィール

生年月日:1995年9月18日
出身:千葉県
血液型:O型

◆岡崎紗絵(おかざき・さえ)プロフィール

生年月日:1995年11月2日
出身:愛知県
血液型:B型

◆宮澤エマ(みやざわ・えま)プロフィール

生年月日:11月23日
出身:東京都
血液型:O型

◆向井康二(むかい・こうじ)プロフィール

生年月日:1994年6月21日
出身:奈良県
血液型:A型

◆「マウンテンドクター」第1話あらすじ

北アルプスの麓にある長野県松本市で生まれ育った宮本歩(杉野遥亮)は、ある大切な約束を胸に医師になった整形外科医。11年ぶりに地元に戻り、松澤周子(檀れい)が院長を務め、同級生で麻酔科医の村松典子(岡崎紗絵)がいる信濃総合病院に勤務することになるが、着任早々、整形外科と山岳診療科を兼務するよう命じられる。山岳看護師の鮎川玲(宮澤エマ)によると、山岳診療科は、山で起きた病気やケガの対応と、週1回の山岳外来での診察、さらに、土日には山小屋で泊まり込みの勤務も行うという。事前に何も聞かされていなかった歩は突然の話に戸惑うが、周子には何やら狙いがある様子。

しばらくして、外来で診察中の歩の元に、近くの山で遭難事故が発生したとの知らせが入る。周子の指示で、歩は早速、救助用のヘリに乗って現場へ。しかし、眼下に北アルプスの山々が見えてくると、ある記憶がフラッシュバックし、徐々に呼吸が荒くなっていく。

現場では、とうてい登山用の装備とは思えない軽装の若者6人組が倒れていた。そのうち、ケガを負った2人の応急処置を終えた歩は、彼らから病院へ搬送するよう救急隊に指示。ところが次の瞬間、転んで胸を打ったという別の1人が、胸が痛いと苦しみ出す。患者の意識レベルが低下していくなか、原因がわからず歩の焦りがピークに達し…。

病院に戻った歩は院長室を訪ね、なぜ自分が山岳診療科に配属されたのか周子を問いただす。するとそこへ、周子から呼ばれた白衣姿の男が入ってくる。男の名は江森岳人(大森南朋)。同じ病院の循環器内科医で、歩と同じく山岳診療科兼務。そのうえ、国際基準の検定に合格した医師だけがなれる国際山岳医だった。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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