【モデルプレス=2024/05/24】2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)に出演する俳優の仲野太賀(なかの・たいが/31)にインタビュー。再共演となった主演の伊藤沙莉に寄せる信頼感や撮影でのコンビネーション、「本当に言うことがない」と絶賛した伊藤の座長ぶりについて語ってもらった。<後編>【写真】「虎に翼」伊藤沙理&仲野太賀、視聴者感涙の夫婦シーン◆仲野太賀、伊藤沙莉との再共演で感じた信頼感― 伊藤さんとはNHK『拾われた男』(2022年)以来の共演で、2度目の夫婦役となります。撮影でのコンビネーションはいかがですか?仲野:沙莉ちゃんとは阿吽の呼吸と言いますか、こちらがどんな表現をしても全て受け入れてくれるので、打ち合わせをせずともお芝居がしやすいです。逆に沙莉ちゃんが何かしようとしてもやりたいことが伝わってくるというか、隣に沙莉ちゃんがいるだけで安心と言いますか、とにかくすごくコンビネーションが良いです。沙莉ちゃんだからこそ思いきり飛び込めるので、絶大な信頼を置いています。― 他の役者さんとお芝居される時と比べると、アドリブが多めに出ることも?仲野:そうですね。意図して自分からアドリブを仕掛けていくこともないですが、芝居の延長で出てくるものがあった時には、すぐ“寅ちゃん”として対応してくださるので、脚本からはみ出た瞬間でさえも、『虎に翼』の世界観は損なわれないんです。“寅ちゃん”がずっと“寅ちゃん”でいてくれるのはすごくありがたいです。◆仲野太賀、伊藤沙莉の座長ぶりを絶賛― 伊藤さんの朝ドラ現場での座長ぶりはいかかですか?仲野:現場のたたずまいは「尊敬」の一言で、沙莉ちゃんがいると現場は明るくなります。朝ドラは約1年間撮影するという過酷さもあると思いますが、沙莉ちゃんはキャリアと経験があるので頼れる主役で、本当に言うことがないです。― 仲野さんから見て伊藤さんが大変そうだなと思う場面はありましたか?仲野:あるんですかね(笑)?沙莉ちゃんは割と思ったことを素直な言葉で口にしますが、それが全く嫌な気がしないですし、それが色々な問題をスムーズにしてくれるので本当に風通しの良い現場です。沙莉ちゃんが色々な人に気を遣ってコミュニケーションを取ることもありますが、気負わずやられている気もしますし、作品の真ん中(座長)にそういう方がいると自然と我々もスタッフさんも「そんなに気を張らなくて良いんだ」という気持ちにもなり、リラックスして現場に入れます。それはやっぱり座長が作り出す空気なのかな。みんなが沙莉ちゃんのことが好きだと思います。― 雰囲気の良い現場であることが伝わってきましたが、家族シーンの撮影で印象的なエピソードがあれば教えてください。仲野:みんなで折り紙をして遊んでいます。石田ゆり子さんが折り紙を持ってきてくれて、家族みんなで折りながら「最近美味しいご飯食べた?」とそんな他愛のない会話をしています。ゆり子さんが家族団らんのきっかけを作ってくださいました。食事をするシーンが多いのですが、昼食前にその撮影が終わったら食卓に並んでいる食事をみんなでつまみながら「これで昼食になるね~」「美味しいね~」と食べることもあって、本当に終始和やかな現場です。― 貴重なお話をありがとうございました。◆伊藤沙莉が主人公の朝ドラ「虎に翼」110作目の朝ドラとなる同作のモデルは日本初の女性弁護士、のちに裁判官となる三淵嘉子(みぶち・よしこ)さん。激動の時代を生きた1人の女性法曹とその仲間たちの波乱万丈の物語として大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描いていく。主演の伊藤は主人公・佐田(猪爪)寅子(さだ・いのつめ・ともこ)を演じ、脚本を吉田恵里香氏が務める。仲野が演じるのは、猪爪家に下宿している書生・優三。早くに両親を亡くし、弁護士だった父に憧れて大学に通うが、高等試験(現在の司法試験)にはなかなか合格できない。昼は銀行で働き、夜は大学で勉学に励み、寅子の夫となる役どころだ。(modelpress編集部)◆仲野太賀(なかの・たいが)プロフィール1993年2月7日生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。2016年、宮藤官九郎脚本の社会ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)で、ゆとりモンスターを演じて一躍脚光を浴び、その後、芸名を「太賀」から「仲野太賀」に改めた。近年の主な出演作は、『今日から俺は!!』(2018年/日本テレビ系、映画・2020年公開)、『コントが始まる』(2021年/日本テレビ系)、『拾われた男』(2022年/NHK・ディズニープラス)、『初恋の悪魔』(2022年/日本テレビ系)、『ジャパニーズスタイル』(2022年/テレビ朝日系)、『季節のない街』(2023年/ディズニープラス・テレビ東京)など、さまざまな役柄を演じ分ける。2024年10月25日から公演のM&Oplaysプロデュース舞台『峠の我が家』(作・演出 岩松了)では主演を務める。(東京公演後、地方公演あり)【Not Sponsored 記事】
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