「Eye Love You」二階堂ふみのキャスティング理由 プロデューサーが感じたチェ・ジョンヒョプの覚悟<中島啓介PインタビューVol.1> | NewsCafe

「Eye Love You」二階堂ふみのキャスティング理由 プロデューサーが感じたチェ・ジョンヒョプの覚悟<中島啓介PインタビューVol.1>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
チェ・ジョンヒョプ、二階堂ふみ「Eye Love You」第1話より(C)TBS
【モデルプレス=2024/02/24】女優の二階堂ふみが主演を務めるTBS系火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜よる10時~)を担当する中島啓介プロデューサーにインタビュー。Vol.1では、制作に至るまでの経緯や二階堂のキャスティング理由などを語ってもらった。

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◆二階堂ふみ主演「Eye Love You」

本作は目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)と超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ/通称:ヒョプ)のファンタジック・ラブストーリー。

ヒョプは今作が日本のドラマ初出演。韓国俳優がヒロインの相手役を務めるのは民放GP帯連続ドラマ史上初となる。

◆「Eye Love You」制作のきっかけ

― まずはこのドラマを作るに至った経緯からお聞かせください。

中島:今まで単発ドラマとしては、韓国や中国など外国の俳優の方と一緒に作品作りをした例はいくつかありましたが、こういう連続ドラマでそういう試みをやることは前例がありませんでした。このドラマを企画したのはもう何年も前なんですが、ここ数年、韓国ドラマファンの方もすごく増えてきていますし、日本で韓国コンテンツに触れる機会も多くなってきました。僕の周りにも日韓カップルがいたり、韓国人の友達がたくさんいたりして、国の垣根みたいなものが良い意味でなくなってきている中で、こういうドラマがあってもいいんじゃないかなと純粋に思ったことが最初のきっかけです。

TBSとも色々話をした上で、「かなりチャレンジングな企画ではあるけどやってみよう」と言ってくれたことは、すごく感謝しています。そこからキャスティングが始まってなんとか今、放送までこぎつけました(笑)。韓国ドラマ好きの方にも日本のドラマ好きの方にも喜んでもらえる新しいドラマを作れたら、という思いで制作しています。

◆オリジナルストーリーにたどり着くまで

― 今作はオリジナルストーリーですが、どのようなところから着想を得られたのでしょうか?

中島:僕も韓国人の友人と話したり、韓国に行ったりした時に、何を言っているのか全くわからなくても表情で気持ちが伝わるし、コミュニケーションの温かさを感じるという経験がありました。「Eye Love You」もタイトルの通り“人間と人間の愛”がテーマですが、この設定はそれに通ずるものがあるな、面白くしていけそうだなと思ったんです。同時に今までの映像作品の中に「外国人の心の声が理解できない」みたいな設定のものはなかったので、これはオリジナリティある設定になるかもしれないと考え始めたのが、この作品の成り立ちと経緯です。

◆二階堂ふみのキャスティング理由「芝居で受けてくれる強さ」

― 二階堂さんを主役としてキャスティングした理由と魅力を教えてください。

中島:二階堂さんは皆さんご存知の通り、とんでもなく芝居が上手く、コミカルからグッとくるエモーショナルなシーンまですごく振り幅があって素晴らしい俳優さんです。外国の俳優の方と一緒にドラマ作りをするのはキャストもスタッフもほとんどが初めての経験でしたし、主役が二階堂さんと決まった時、まだテオ役は決まっていない状態でした。今、完成した映像では皆さんにも楽しんでいただいていますが、相手役が外国の方になるということで、クランクインするまで予想ができなかったというか、新感覚の現場になりうる可能性がありました。

なので主演を受けていただく方の度量や対応力がすごく必要でしたが、二階堂さんにはどんなことが起きても芝居で受けてくれる強さがありました。同時に、事前に何度か二階堂さんご本人ともお話させていただいて、この試みを一緒に面白いと思ってくれたのが1番大きかったです。コミュニケーションや言葉の問題、色々な課題がありますが、上手く乗り越えながら良い現場を作ってくださっていて、二階堂さんあってこそ現場が回っているなと思っています。

そしてその上で素晴らしいお芝居をしてくれるところが魅力です。ストーリー自体は、ともすれば本当にただの非現実的なファンタジーにしか見えなくなってしまう設定なんですが、二階堂さん自身の人間性の素晴らしさと“生きた人間を演技で見せる”素晴らしさで、「もしかしたら僕たちのすぐそばに存在するかもしれない」と思えるような主人公を演じてくださっています。

◆チェ・ジョンヒョプの覚悟

― 相手役のジョンヒョプさんについてはいかがですか?

中島:まずはこのチャレンジに乗っていただき本当に感謝しています。撮影が始まって3ヶ月ほど経ちますが今でもやっぱり相当大変だと思います。外国の言葉でセリフを全部覚えて、それを表情で見せて芝居に乗せて演じるのはすごく努力が必要なことだと思いますし、それをやろうと覚悟するのはとんでもないメンタルだと思うんですが、それでも引き受けてくださいました。最初は本当に日本語が0の状態でしたが、そこからかなりのスピードで習得されて、それも驚くべきことです。

日本語が素晴らしいことはもちろん、あのたどたどしい感じも世の中の女性を元気にしていると思いますが、それだけでなくとてつもない振り幅もジョンヒョプさんの魅力です。可愛い顔、怒った顔、シリアスな表情など、心情の振り幅をしっかり作ってきてくれるので、あの表情の変化が皆さんに面白いなと思っていただけていると思います。

★Vol.2へ続く!

(modelpress編集部)

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