【モデルプレス=2024/02/10】テレビ朝日系ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(毎週火曜よる9時~)に出演中の俳優・山時聡真(さんとき・そうま/18)にモデルプレスがインタビュー。役作りでの難しさや注目のポイント、主演・なにわ男子の道枝駿佑ら同世代出演者との印象的なエピソードなどたっぷりと語ってもらった。<前編>【写真】注目の俳優・山時聡真、抜群スタイル際立つ全身ショット◆なにわ男子・道枝駿佑主演「マルス-ゼロの革命-」本作は謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す前代未聞の青春“クーデター”サスペンス。19歳の謎多きカリスマ転校生・美島零=ゼロ(道枝)に導かれ、“マルス”という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊し、大人社会に反旗を翻していく姿を描く、爽快な新感覚青春ドラマ。山時が演じるのは、“マルス”の頭脳派・呉井賢成。中学時代は成績優秀だったものの進学校で落ちこぼれてしまった呉井は、クラスメイトや教師を見下しているところがあり、毒舌でクールなキャラクターである。◆山時聡真「マルス」呉井役は「自分とかけ離れている役」― まず、オファーを受けた時のお気持ちからお聞かせください。山時:武藤(将吾)さんの脚本作品ということで、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年/日本テレビ系)を観ていたので、今回出演できることをすごく嬉しく思いました。これまで3回ご一緒した監督の平川(雄一朗)さんには、たくさんご指導いただきましたが、平川さんのおかげで僕は変わってこられたので、またこれをきっかけに成長できたらいいな、恩返しができたらなとやる気に満ち溢れています。そして、“マルス”の皆さんは活躍してらっしゃる方ばかりで、すごく刺激をもらえそうだなと。最年少なので「皆についてこう」という気持ちと「負けないぞ」という気持ちがありました。― 今回、呉井役で出演が発表された際に「クールな性格やネット関係に強いというところは自分とは違う部分」とコメントしていましたが、役作りでの難しさはありましたか?山時:賢成の声は自分の声のトーンとは違って、すごく落ち着いているんです。それもあって、最初の頃はお芝居をしていてもセリフが全然出ず、詰まってしまってすごく難しさを感じました。ですが、賢成はクールでも情熱があって、2話から人間味も出てきて面白くなるので、僕の明るい性格をお芝居で活かしていきたいなと思います。― 最初とこれからのキャラクターのギャップも見どころになりそうですね。山時:1話との違いや、賢成が周りのメンバーにどのように心を開いていくのかといった関係性の部分も観てもらえたら嬉しいです。― 呉井役を演じる中で、自然に出たアドリブはありましたか?山時:自分とかけ離れている役だからこそ、アドリブが出づらかったのですが、1話で賢成が悪い人たちに放送室のドアを叩かれて怖がるシーンでは、マイクを持って“戦おう”と戦闘態勢を取ったアドリブはありました。“戦ったことはないけれど、何かで対抗しなきゃ”とマイクを持つところが賢成らしくて、こういった賢成らしさが2話以降でも出てきます。監督からも演出の引き出しを頂いたのでそれを発展させていければと思いますし、まだ言葉のアドリブは入れられていないのでどこかで見せられたらいいなとも思っています。◆山時聡真、第4話の注目ポイントは?― 第4話では呉井にスポットを当てたストーリーが描かれますが、注目のポイントを教えてください。山時:賢成は1話ではクールかつ毒舌で、2~3話では情熱を持った言動こそ出てきますが、まだ少し大人びた雰囲気があります。ですが、4話ではデートシーンもあって、高校生らしい可愛らしさが出てくるので、誰にでも愛されるようなキャラになってくれているはずです!― これまでとはだいぶイメージが変わりそうですね。山時:4話以降は賢成の見方が変わるんじゃないかなと。ちゃんと高校生なんだ、というのもありますし、 しっかりと人間性も見えてくると思うので、賢成が好かれると嬉しいですね。◆山時聡真、道枝駿佑に“キュン”としたエピソード― 現場には同世代の出演者の方が多数いらっしゃいます。現場の雰囲気はいかがですか?山時:和やかな現場です。3回目の共演になる(板垣)李光人くんは、先輩ですが仲良くしてくれますし、吉川愛さんや横田真悠さんもよく話しかけてくれるので、僕もすごく話しやすいです。皆さん人見知りだと聞きましたが、結構オープンなので話しかけやすいです(笑)。僕は井上(祐貴)さんと一緒の楽屋で、泉澤(祐希)さんがよく遊びに来てくれて、一緒にご飯を食べています。芝居についてのアドバイスもたくさんしてくれて、僕もわからないことがあったら相談しています。― 同世代で集まった時の一番印象に残っているエピソードも教えてください。山時:撮影でラーメンのケータリングが出た日があったんですが、ラーメンを食べていた時に「お茶飲みたいな~」と思っていたら、道枝さんがお茶をさりげなく出してくれたんです!おそらく道枝さんが自分のお茶を取りに行った際に、お茶がない人のことを確認したようで、僕と井上さんにお茶を「どうぞ」って出してくれました。もう本当に紳士で「王子様じゃん!」って思いました(笑)。― 道枝さんのさりげない優しさを感じるエピソードですね。山時:まだ道枝さんとそこまでお話をしていない時期だったので、本当にかっこいいなって、キュンとしちゃって。だから、それ以降は道枝さんを見習ってさりげなくやりたいなと思い、僕も他の方のお茶を確認するようになりました(笑)。◆山時聡真、座長・道枝駿佑から受けた刺激― そんな道枝さんの座長ぶりを感じるタイミングはありますか?山時:道枝さんは “マルス”メンバーの中でも僕の次に若い年齢なんですが、引っ張ってもらっている感覚があります。すごく役に集中していて悩まれているような時もありますが、道枝さんを見ていると、僕も頑張らなきゃという気持ちになりますし、忙しいと思うので寝られているのかなと、心配にもなります(笑)。この間はこっそり「お休みはあるんですか?」って聞いてみたら、「ないね(笑)」って笑っていました(笑)。― 歳が近いからこそ、特に刺激をもらえそうですね。山時:道枝さんが監督と演出を相談した後に、話していたことをすぐにお芝居に反映しているので、僕も監督から言われた演出をよく噛み砕いてお芝居に出さなければと刺激を受けています。2話で道枝さんが、マルスのお面を被った状態で「聞いてみよう」というセリフと同時に、耳に手を当てる演出を監督からもらっていたのですが、すぐに機転のきかせた動作を取り入れていて、監督が「おぉ、面白いね、いいね」って唸ったんです。道枝さんの演技を見ていて、言われたことよりもさらに上回るようなことをしているのは凄いなと思って、僕も監督から何か演出を頂いた時は、それを上回るような返しをしたいなと思うようになりました。― 撮影前には道枝さんのことを「すごく落ち着いている印象」「親しくなれたら」とコメントされていましたが、お話を聞いていたらお2人の距離は縮まっていそうだなと思いました。山時:そうですね。でも、今すごく迷っているのがあって…道枝さんのことをなんて呼ぼうかと(笑)。実はまだ本人の前で名前を呼んだことがなくて、話しかける時も「あの~」と入っていたんです。僕も現場では「賢成」と呼ばれていることもあり、“マルス”メンバーのことをなんて呼んだらいいか迷うことがあって、今はまだ3話を撮影していますが(※取材は1月下旬)、4~5話くらいまでにはちゃんと呼べるようになりたいです。実際には最年少ですが同い年の役なので、心の距離を縮めるためにも仲良くなりたいと思っています。◆山時聡真「マルス」視聴者にメッセージ― ドラマ放送を楽しみにしている視聴者に向けてメッセージをお願いいたします。山時:これからの物語では、“マルス”が大人社会に反旗を翻そうとしている理由や真相が徐々に明らかになります。“マルス”は動画集団で社会に訴えかけるようなことを話題にして撮影しているので、視聴者の皆さんもこのドラマを観て感じたことをどんどんSNSに投稿してほしいです。誰かに思いを伝えていこう、何かを変えよう、と思う意識がこの作品で伝わるといいなと思っています。年齢関係なく自分視点で立った時に、今問題となっているところは何なのかを理解して、その問題に対してどう思いを伝えていくのかと考えてほしいです。★芸能界入りのきっかけや、先輩・菅田将暉からもらった言葉、夢を叶える秘訣などを語ったインタビュー後編も近日配信予定。(modelpress編集部)◆山時聡真(さんとき・そうま)プロフィール2005年6月6日生まれ、東京都出身。TopCoat所属。5歳の時のスカウトをきっかけに芸能活動を開始。ドラマではNHK大河『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)、NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)、映画『約束のネバーランド』(2020年)、『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)など、話題作に出演。2023年は日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』での迫真の演技や、ジブリ映画『君たちはどう生きるか』で主人公(声優)に抜擢され、大きな注目を集めた。【Not Sponsored 記事】