奈緒「あなたがしてくれなくても」クランクアップで感慨 永山瑛太「初めて自分の役を嫌いになりそうに」 | NewsCafe

奈緒「あなたがしてくれなくても」クランクアップで感慨 永山瑛太「初めて自分の役を嫌いになりそうに」

社会 ニュース
奈緒、永山瑛太(C)フジテレビ
【モデルプレス=2023/06/22】女優の奈緒と俳優の永山瑛太が出演し、22日で最終回を迎えるフジテレビ系木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(毎週木曜よる10時~)がクランクアップを迎えた。

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◆奈緒主演「あなたがしてくれなくても」

本作は30代OLの主人公・吉野みち(奈緒)が、同僚の新名誠(岩田剛典)に夫とのセックスレスを告白したことから始まるビターなラブストーリー。

先日放送された第10話では、ついに吉野夫婦と新名夫婦が離婚を決意。吉野夫婦がお互いを思いやりながらも離婚するシーンが、SNS上でも話題を集めた。このたび、吉野みち役を演じた主演・奈緒と、吉野陽一役を演じた永山がクランクアップし、本編の撮影が終了した。

◆永山瑛太「初めて自分が演じたキャラクターが嫌いになりそうに」

まず撮影を終えたのは、吉野陽一役を演じた永山。日差しがまぶしいくらいの快晴の下、急勾配が印象的な、吉野家前の坂道のシーンでクランクアップ。「吉野陽一役、永山瑛太さんオールアップになります!」の声と共にスタッフ一同から拍手が起こり、西谷監督から花束が手渡された。

視聴者の間でたびたび賛否を巻き起こしてきた陽一というキャラクターを演じたことについて、永山は「俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)」と冗談交じりにコメント。

また、約3カ月に及んだ本作の撮影に充実感を感じていたようで、「現場に来ると、みんなが良いものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちが僕自身にもたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と思いを語った。

そして、このシーンは夫婦を演じたみち役の奈緒とも最後の共演シーン。永山は奈緒に「残りのシーン頑張ってね」とエールを送ると、奈緒も「最後まで頑張ります!」と返し、2人は固く握手。最後にはお互いをねぎらうように優しく抱き合って、“吉野夫婦”として最後の撮影を終えた。

◆奈緒、上京時に永山瑛太が背中を押してくれていた

主演・吉野みち役を演じた奈緒は、みちが1人暮らしを始めたアパートのシーンでクランクアップ。最後のシーンに向けて入念に打ち合わせをしてから、「本番!」のかけ声とともに撮影に臨み、みちとしての演技を終えた。スタッフから「このシーンをもちまして、主演・吉野みち役、奈緒さんオールアップです!」の声があがり、西谷弘監督から花束が渡されると、現場は大きな拍手に包まれた。

約3カ月におよぶ撮影を終えた奈緒は、「1クール、皆さん本当にお疲れ様でした」とあいさつ。そして、「個人的な話になってしまうのですが、私が20歳の時に『昼顔』というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんな中でも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、“今日は『昼顔』だね”って言って、急いで家に帰って見ていました」と、『昼顔』スタッフが再集結した本作のスタッフたちに、実は自身も『昼顔』ファンであったことを明かした。さらに、「『昼顔』の放送が終わった後に1人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、その時に背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした」と、夫・陽一を演じた永山が自身の人生を後押ししてくれていたことを語った。

そんなさまざまな面で運命的な出会いとなった本作の撮影を終えた奈緒は、共演者やスタッフたちへの感謝を伝え、「すてきな共演者の皆さんと、監督と、スタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました」と締めくくり、フジテレビ系連続ドラマで初めての主演を務めた現場を卒業した。(modelpress編集部)

◆奈緒コメント

1クール、皆さん本当にお疲れ様でした。個人的な話になってしまうのですが、私が20歳の時に『昼顔』というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんな中でも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、“今日は『昼顔』だね”って言って、急いで家に帰って見ていました。

その放送が終わった後に1人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、その時に背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした。その当時私は、自分がテレビドラマに出られるなんて思っていなかったですし、そんな大きな夢も持てていませんでした。けど、上京していろいろな出会いがあって、このドラマと出会って、(撮影に入った)最初は恥ずかしくて言えなかったんですけど、その『昼顔』を作った皆さんと3カ月という時間をご一緒できて、夢のような時間を過ごさせていただきました。

そして、この現場で出会った皆さんと過ごしていく中で、“やっぱり、エンターテインメントを作るということは、人として優しくなれるお仕事に携わっているんだな”とすごく感じました。現場では、私に想像も出来ない、各部署でツラいことや大変なこともあったり、寝られない時間もあったりすると思うんですけど、それでもドラマの中に生きるみち、誠、楓、陽一という本当に愛すべき人たちのことを、皆さんが考えて現場で愛して作っている姿を本当に身にしみて感じながら、“やっぱりこの仕事が大好きだな”と改めて思いました。

すごく頼りない座長だったと思うんですけど、すてきな共演者の皆さんと、監督と、スタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました。皆さんとまたお会いできるように、もっともっと優しい自分になってお会いできるように、これからも精進してお芝居を続けます。全11話、本当にありがとうございました。

◆永山瑛太コメント

俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)。それでも現場に来ると、みんながいいものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちがすごく僕自身たくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感と、なかなか味わえないような感情で満たされています。長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。

◆最終回あらすじ

吉野みち(奈緒)は夫の吉野陽一(永山瑛太)と、新名誠(岩田剛典)は妻の新名楓(田中みな実)とそれぞれ、離婚が成立した。「お互いのことが解決したら…」。そう伝えていた新名は、みちを水族館に誘う。新名の言おうとしていることがわかったみちは先に話そうとするが、新名は「今まで自分の気持ちは後回しにしてきたけど、あなたへの気持ちだけは大事にしたい」とそれを制して、「好きです。ずっと一緒にいてください」と捨て身の告白をする。新名の気持ちを正面から受け止めたみちは「気持ちには応えられない。誰にも頼らず1人で生きていきたい」と正直な気持ちを返した。「ありがとう。ちゃんと振ってくれて」。2人はセックスレスの戦友になれたことや、お互いを好きになったことを後悔していないと伝えあって別れた。

2カ月後、新名は陽一のカフェに呼ばれる。陽一は新名に、みちと別れたのかと聞く。口を濁す新名を見て、陽一は、みちと新名は付き合っておらず、新名は振られたことを知る。陽一がカフェに新名を呼び出したのは、ふと立ち寄ったカフェでみちと別の男がデートしている姿を見たからだった。「みちさんに限って」と否定する新名は、振られてから一度も会っていないと言う。そんな新名に、陽一は「みちは誰かがそばにいて見てやんなきゃダメじゃないの?」といら立つが、新名もまたいら立って「みちさんは1人で生きていますよ」と返す。

一方、みちは、1人で生きて行く決意はしているものの、実際に1人になってみて、不便さや寂しさを実感し始めていた。そんな時、陽一の家に姉の麻美(紺野まひる)が来た。麻美は子供の音楽教室の発表会に行けないので、みちに代わりを頼んだと言う。自分も行こうとする陽一に、麻美は「あんたは来なくて良い」と告げるが…。

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《モデルプレス》

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