『AGESTOCK2019 in TOKYO DOME CITY HALL』から5年ぶりにAGESTOCKのステージに立ったDa-iCE。カウントダウンと観客の歓声と共に登場し、1曲目に披露したのは『Clap and Clap』。同曲には“主役は君だ”と言ったメッセージが明るく爽やかなメロディーに込められている。曲名通りのクラップを取り入れた振り付けで、観客もクラップで応え、幕開けから盛り上がりを見せた。
2曲目は学園祭以外ではまだ披露されていない、まさに学生のための新曲『I’ll be your HERO』。最後の5人の頼もしい背中は、観客を勇気づけるヒーローのようであった。3曲目は人気曲『CITRUS』。イントロがかかった瞬間に観客から歓声が上がり、同楽曲への期待感が伝わった。想いを込めた力強いダンスと歌声のパフォーマンスで、観客の心を引き込む圧巻のステージだった。曲間MCでは、巧みなトークで観客の笑いを誘った5人。楽しい束の間の休息を提供していた。
次に、『Pioneer』『Entrance6』『Time is Life』『Melody』の4曲を5人歌唱という形で続けて披露。Da-iCEはツインボーカルとして有名だが、5人とも歌うという新鮮な一面を見せた。特に6曲目の『Time is Life』は今までの曲調からガラッと変わり、観客に元気と彼らの思いを届けていた。1人1人と目を合わせて、腕を大きく振っているパフォーマンスが印象的であった。
8曲目はDa-iCEらしいと言える1曲『TAKE IT BACK』。結成して13年、Da-iCEの歴史を凝縮させたような難易度の高い攻めたダンスナンバーで会場の熱気が一気に高まった。9曲目の『DREAMIN’ ON』は強いメッセージ性と疾走感あふれるメロディーが特徴の1曲。真っ直ぐな歌声で、努力を続ける人の背中を押すようだった。