【モデルプレス=2023/05/31】女優の北乃きいが、10月20日福井先行公開、11月3日全国公開の映画「おしょりん」で主演を務める。併せて予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。【写真】吉沢亮、ファンを舞台上に呼び寄せ…“体温急上昇”のサプライズに北乃きい「男の子って大変!」◆藤岡陽子「おしょりん」映画化今では日本産メガネの95%を生産している福井県。藤岡陽子「おしょりん」(ポプラ社)を元にした本作は、明治時代の福井を舞台に、豪雪地帯のため冬は農作業ができず収入の道がなくなる村を助けようと、メガネ工場をゼロから立ち上げた増永五左衛門と幸八の兄弟と、二人を信じて支え、見守り続けた妻・むめを描いた、挑戦と情熱、そして家族の愛の物語。史実をもとに、福井がメガネの聖地となった成り立ちを追いかけ、“ものづくり”の魅力と、実用品かつ装飾品でもあるメガネに渾身の技術と魂を吹き込む職人と彼らを支える家族を感動的に描きあげた。◆北乃きい主演「おしょりん」主人公・むめには、北乃。女性の自由が少なかった時代に、メガネづくりを成功させるという夢を見ることで、心の自由を手にした女性を生き生きと演じた。映画化にあたり北乃は「福井を代表する眼鏡産業の礎となった兄弟の物語でその中で夫を支える増永むめさんという強く凛とした素敵な雪国の女性を演じさせて頂けると知りとても嬉しかったです!福井といえば『おしょりん』と思っていただける映画になったと思います!」と作品の出来に胸を張る。むめの夫である増永兄弟の兄・五左衛門には、小泉孝太郎。小泉は「ロケ全体で福井県の皆様に大変よくしていただきました。作品を通して恩返しになったら良いなと思ってます」と完成を喜ぶコメント。弟の幸八には、森崎ウィン。エンディング曲も担当した森崎は「増永幸八という人物に出会って、無理難題に立ち向かう勇気だったり、思いを強く持つことの大事さ、家族愛、自分の夢に向かっていく姿は森崎ウィンとしても刺激になりました」と感謝を口にした。監督は、『えちてつ物語 ~わたし、故郷に帰ってきました。~』の児玉宜久。児玉監督は「この作品は『ものづくり王国日本』の魂を描いたものです。登場人物たちは皆、実直で、他人を思いやり、不屈の心を持っています」と語り、「そんな彼らの原動力はたった一つの『夢』でした。そこへ向かう道無き道こそが“おしょりん”のもう一つの意味なのです」とコメントを寄せた。◆「おしょりん」予告映像&ポスタービジュアル解禁メガネ製造技術の習得の難しさ、難航する資金調達など、何度も挫折しそうになりながら諦めず立ち向かった人々を実力派キャストたちの熱演で感動の物語として完成。福井がメガネの聖地となるその礎を築いたサクセスストーリーに心震えるだろう。映像の最後には、この物語の舞台となった福井市麻生津(あそうづ)出身で、3月に開催されたWBCで日本中を感動の渦に包み込んだ立役者の一人、メジャーリーガー・吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)からの「僕が生まれ育った福井県麻生津に、こんな凄い家族がいたことを初めて知りました。一つの道を究める難しさ素晴らしさ。『おしょりん』をぜひ多くの人に知っていただきたいです」というコメントが紹介された。併せて解禁されたポスタービジュアルも“メガネが、彼らの<せかい>を変えた。”というキャッチコピーとともに、メガネ作りに情熱を燃やした人々の信念が伝わってくるデザインとなっている。撮影は、2022年2月から4月にかけ、福井県をはじめ県内17市町、100を超える県内企業が協力しオール福井ロケで行われた。日本三大松原として知られる気比の松原(敦賀市)、旧谷口家(住宅国指定重要文化財/越前市)、西野本家住宅(登録有形文化財/越前市)、おさごえ民家園(福井市)、旧岸名邸(登録有形文化財/坂井市)、旧森田銀行(登録有形文化財/坂井市)など、多くの景勝地がスクリーンに刻まれている。(modelpress編集部)◆北乃きいコメント台本を頂いた時、福井を代表する眼鏡産業の礎となった兄弟の物語でその中で夫を支える増永むめさんという強く凛とした素敵な雪国の女性を演じさせて頂けると知りとても嬉しかったですし、素敵なセリフやシーンがたくさんあったので、早くこのセリフを言いたくてたまらないといった気持ちで福井に入りました。オール福井ロケで福井の空気や人を感じながらの撮影はむめさんを演じるにあたってとても必要なものでした。この作品に込められているメッセージとして、たゆまない努力、ものづくりに対して誠実に向き合う姿勢、チームワークの大切さ、無償の愛、福井の女性の強さをむめを生きながら見た景色とともに感じました。福井といえば『おしょりん』と思っていただける映画になったと思います!◆森崎ウィンコメント日本が誇る眼鏡の技術が世界へ羽ばたく、その背景を描いているこの作品に参加できたこと非常に嬉しく思います。それと同時に、先人達の偉大さを知ることが出来て僕自身、人間として新たにひとつ成長出来た思いでいます。増永幸八という人物に出会って、無理難題に立ち向かう勇気だったり、思いを強く持つことの大事さ、家族愛、自分の夢に向かっていく姿は森崎ウィンとしても刺激になりました。◆小泉孝太郎コメント福井の眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門を演じました小泉孝太郎です。印象に残っている事は福井市のおさごえ民家園でのロケ時に、五左衛門のひ孫に当たる増永宗大郎・増永眼鏡社長より眼鏡をいただき、時代を越えた子孫からのプレゼントに不思議な気持ちになりました。ロケ全体で福井県の皆様に大変よくしていただきました。作品を通して恩返しになったら良いなと思ってます。◆児玉宜久監督コメント“おしょりん”この知らない言葉に、まず私は興味を持ちました。この作品は「ものづくり王国日本」の魂を描いたものです。登場人物たちは皆、実直で、他人を思いやり、不屈の心を持っています。どれも簡単なことではありません。そこには自己犠牲があり、皆でより良い生活を目指すという、尊い生き方があります。そんな彼らの原動力はたった一つの「夢」でした。そこへ向かう道無き道こそが“おしょりん”のもう一つの意味なのです。◆ストーリー時は明治37年、福井県足羽郡麻生津村(あすわぐんあそうづむら)(現・福井市麻生津)の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚したむめ(北乃きい)は、育児と家事で忙しい日々を送っていた。ある日、五左衛門の弟の幸八(森崎ウィン)が勤め先の大阪から帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと持ち掛ける。今はほとんど知られていないメガネだが、活字文化の普及で必ずや必需品になるというのだ。成功すれば、冬は収穫のない農家の人々の暮らしを助けることができる。初めは反対していたが、視力の弱い子供がメガネをかけて大喜びする姿を見て、挑戦を決めた五左衛門は、村の人々を集めて工場を開く。だが、苦労の末に仕上げたメガネが「売り物にならない」と卸問屋に突き返され、資金難から銀行の融資を受けるも厳しく返済を迫られ、兄弟は幾度となく挫折する。そんな二人を信じ、支え続けたのが、決して夢を諦めない強い心を持つむめだった。彼女に励まされた兄弟と職人たちは、“最後の賭け”に打って出る──。【Not Sponsored 記事】