真木よう子、5年ぶり主演 伝説的漫画「アンダーカレント」映画化 | NewsCafe

真木よう子、5年ぶり主演 伝説的漫画「アンダーカレント」映画化

芸能 モデルプレス/ent/movie
真木よう子「アンダーカレント」イメージビジュアル(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会
【モデルプレス=2023/03/16】女優の真木よう子が今秋公開の映画『アンダーカレント』で主演を務めることがわかった。真木にとって5年ぶりの主演作となる。

【写真】真木よう子、初日からハードなアクション撮影

◆真木よう子主演「アンダーカレント」

2004年8月より1年間に渡り「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載され「まるで1本の映画を観ているようだ」、「何度も読み返したくなる」と漫画評論家の間や口コミで高い評価を得て、2005年11月には単行本が出版された豊田徹也の唯一の長編漫画『アンダーカレント』。その後も人気は衰えず、2009年パリで開催されたジャパンエキスポにおいて「第3回ACBDアジア賞」を受賞、2010年には「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選出された。

さらに、2020年にフランスメディアで発表された「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」では、世界中の名だたる漫画がランクインする中、本作は堂々の3位に選ばれるなど、フランスを中心とした海外でも人気を博している。また、2020年に刊行された村上春樹の短編小説集『一人称単数』では、カバー装画、扉絵を豊田が手がけていたことでも話題となった。そんな豊田の代表作で、日本をはじめ世界中で称えられている、熱狂的な人気を誇る伝説的漫画が、発売から18年の時を超え、満を持して遂に映画化される。

監督を務めるのは、『愛がなんだ』で社会現象を巻き起こし、その後も『あの頃。』、『街の上で』、第35回東京国際映画祭にて観客賞を受賞した稲垣吾郎主演作『窓辺にて』、劇場公開と共に全世界配信が実施され、Netflixのグローバルトップ10(2月20日~3月5日)の映画・非英語部門で2週連続3位にランクインした有村架純主演『ちひろさん』など話題作を次々発表する、いま日本映画界で最も支持を集める映画監督の一人・今泉力哉。ネット上では「静かな傑作」、「奥深い表現力」など絶賛の声が多数ある原作で描かれる繊細で静謐な人間ドラマを、見事な手腕で、みずみずしく、そしてリアルに映し出している。

脚本は『愛がなんだ』の澤井香織が、今泉とともに手がけている。

◆真木よう子、5年ぶりの主演作

家業を継ぎ、夫の悟と銭湯を切り盛りし順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。彼の行方は一向に分からず、途方に暮れるかなえだったが、一時休業していた銭湯の営業を再開させる。そこに「働きたい」という謎の男・堀が現れ、ある手違いをきっかけに住み込みで働くことに。

その日からかなえと堀の不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を探しながら、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。しかしあることをきっかけに、堀、悟、そして実はかなえも閉ざしていた心の底流(アンダーカレント)が、徐々に浮かび上がってくる。

そんな主人公・かなえ役を務めるのは、『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、『そして父になる』で同賞最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、数々のヒット作で異彩を放つ、日本を代表する女優・真木。2018年に公開された『焼肉ドラゴン』から5年ぶりとなる待望の主演作となる。

本作の主演を務めあげた真木からは「しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です」と、久々の主演作に熱いコメントが到着。本作のメガホンをとった今泉力哉監督からも「きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています」と、主演・真木への信頼と情熱を語っている。

◆「アンダーカレント」イメージビジュアル&イメージ映像公開

さらにこの度、イメージビジュアルとイメージ映像も公開。タイトル『アンダーカレント』の意味である心の“底流”とリンクする、本作のストーリーへの想像を掻き立てるイメージビジュアル&映像となっている。心の底流が浮かび上がったその先に訪れるものとは?

絶大な支持を受けるコミックの実写映像化を、主演・唯一無二の実力派女優・真木よう子×監督・日本映画界で最も支持を集める映画監督の一人・今泉力哉という初の強力タッグで贈る。(modelpress編集部)

◆真木よう子(関口かなえ役)コメント全文

原作をかなり前に読んでいて、この作品を映画で表現できたらと思うことがあり、まさか本当に映画化され、自分にオファーをいただけるとは驚きました。大好きな原作だったので、断る理由がありませんでした。今泉さんは、彼の中でもう既に絵を描いているタイプの監督なので、そのような方には信頼し、全てお任せするようにしています。普段は監督と相談したり等しますが、今回それはしないようにしました。私は、しばしば役に入り込むあまり、撮影期間中はかなり辛かった事を覚えています。ショックのあまり気を失った初めての作品です。どうか映画館にて見届けて頂けたら幸いです。

◆監督:今泉力哉コメント全文

真木よう子さんとご一緒できたこと、とても光栄でした。真木さんは、かなえを演じるにあたって、日々、真剣に、深く、そこにいてくれました。銭湯での撮影時に、私が現場で脚本を手にして迷っていると、誰かが背後から私の肩にふっと手を置いて励ましてくれて。振り返ると、それは真木さんの手でした。なんと心強かったことか。きっと真木さんにしか演じ得ない、かなえがこの映画には写っています。本当にこの映画が必要な人に、その悩みを知る人に、この映画が届きますように。

今泉力哉

◆ストーリー

家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が、銭湯組合の紹介を通じて「働きたい」とやって来る。その日から、住み込みで働くことになった堀とかなえの不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を捜しながら、堀と過ごす心地よい時間の中で、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。だが、あることをきっかけに、悟、堀、そしてかなえが閉ざしていた心の深層が、徐々に浮かび上がっていく。それぞれの心の底流(アンダーカレント)が交じりあったその先に訪れるものとはー。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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