お笑いコンビ、ココリコが司会をする長寿番組「いきなり!黄金伝説。」(テレビ朝日系)が、9月末で終了することが決まった。
18年の歴史に幕を下ろすことになった原因は何だったのか?
「やはり視聴率の低下でした」と言うのは女性誌記者。
「最盛期の2003年頃は視聴率18%を超えていたんですが、今はよくて7%台だったんです。ここまで視聴率を落としたのは、やはり制作スタッフに知恵がなく、マンネリ化したことが原因です」
何がマンネリだった?
「この番組の企画で最も当たった『無人島0円生活』が飽きられた。よゐこの濱口優(44)が『とったど~』と叫んで魚を手にする姿は大ヒットしましたが、今の若者はアウトドア生活に興味がなくなっています」
そうだったの?
「魚が気持ち悪くて触れない子どもも増えている中、当たった企画だからとずっと無人島生活を放映しても、獲物を捕ったり寝場所を作ること自体がマンネリ化してきました」
なるほど…。
「また、無人島と並ぶ人気企画『1ヶ月1万円生活』では野菜を栽培したり、料理を工夫したりしながら、ギリギリの生活していましたが、これも時代に合わなくなってきた」
なぜ合わなくなってきた?
「10年前なら誰でも安定した仕事があって、芸能人が節約する姿を笑って視聴できましたが、今は派遣社員が当たり前になり、若者から中高年までギリギリの生活で食費を切りつめている。だから他人事ではなく、自分の節約生活が描かれているようで観ていても笑えないんです。そんな世相の変化も見抜けなかったってことでしょう」
世の中もテレビも変わったもんね。
「それに加えて、当時はまだ無名だったよゐこの2人はこの番組のヒットで売れっ子になり、ギャラが倍になった。視聴率が低くてスポンサーが離れているのにギャラの負担が増えてしまったのも終了を早めた原因です」(先の記者)
伝説の低視聴率になる前に終わりたかった…というのが制作側の本音か。
《NewsCafeゲイノウ》
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