最近、お笑い芸人を目指す若者が増えているという。
芸人の登竜門と言われる吉本総合芸能学院(NSC)に、今や一攫千金を狙いって入学する若者が増えているという。
「業界最大のNSCは東京と大阪だけで生徒数は1200人以上。その他では、ワタナベコメディスクールの300人など、すべてのお笑い学校在籍者や通信教育で学ぶ学生を合わせると、年間約2800人以上の入学者が芸人を目指しています」(番組制作会社ディレクター)
えっ、そんなにすごい数なんだ?
「生徒以外にも、学校に通わずフリーでテレビ局に直接売り込む独立系の芸人を合わせると、年間4000人以上の芸人志望者が誕生してはその多くが消えている状態です」
すごすぎる!だけど、テレビに出られてギャラを稼げる芸人って、その中でごくわずかでしょ?
「だから芸人の卵は今、テレビ局のスタッフから軽く見られ、イジメの対象になっているんです。特にひな壇などで使われる、テレビに出たばかりの若手のお笑い芸人は、一番の標的でしょう」
たとえば、どんないじめ?
「まずは暴言責めです。『バカ、何やってんだ』と怒鳴ったり、人格を否定する言葉でダメージを与えます。昔は疲れた局員たちのうっぷん晴らしにアシスタントディレクター(AD)が使われていましたが、今や売れない芸人がその役割を担っている」
なぜADから芸人にイジメのターゲットが変わった?
「ADをいじめるとすぐ辞めるので、代わりが見つからず困ってしまう。そこで、使い捨て要員として若手芸人が狙われました。仕事という餌を与えて局員が威張ったり、無理難題を突きつけるのは常套手段ですね。特に芸人イジメが多い局はフジテレビとテレビ東京で、NHKが最も少ない」
大人の世界にもイジメがまん延しているわけだ?
「そう。女芸人などはもっとひどい扱いです。『ブス』とからかわれるのは当たり前で、挨拶するかのように乳モミされて泣いた20代の芸人もいました。以前、スギちゃん(42)も10メートルの高さからプールに飛び込み、全治3か月の胸椎骨折をしましたが、これだって仕事を装ったイジメの一種じゃないですか」(先のディレクター)
弱い立場の人間をイジメるのが当たり前になっているテレビ界の未来は相当暗いのでは?
《NewsCafe》
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