デスク「このところ、世間を賑わす政治家が多いな」
記者「一連の安保法制を巡ってさまざまなパフォーマンスがあったり、週刊文春で執拗にホモ買春疑惑が取りざたされている国会議員がいたり…と」
デスク「まあ、でも芸能界に関係するといえば?」
記者「そう、『浪速のエリカ様』こと上西=うえにし=小百合衆院議員(32)ですね」
デスク「"維新"から追われて無所属になったから次の選挙は厳しい。で、元議員の肩書でタレント活動したいんだろ」
記者「先日、関西の人気情報番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ系)で上西議員が、上沼恵美子(60)相手に大ゲンカしたんです。上沼があんなに怒った姿を見たのは初めて、と在阪テレビ局の関係者が証言しています」
デスク「何があったの?」
記者「上西議員は今年3月にショーパブなどをハシゴした翌日に国会の本会議を欠席。また、国会をサボって秘書と不倫旅行した疑惑が報じられるなど、お騒がせ続きでした」
デスク「それが騒ぎになって時の人になったんだよな」
記者「疑惑報道後は全国から批判が殺到し、所属していた『維新の会』代表、橋下徹氏(46)は4月に離職勧告。早急に党を除名処分にましたが、本人は3年以上残る任期を全うすると宣言し、今も国会議員を続けています」
デスク「で、上沼はなぜ居座り続ける理由を聞いた?」
記者「もちろんです。まず、本会議欠席と不倫旅行について質問しましたが、上西は子どもじみた言い訳を繰り返すだけ。これに怒った7人の出演者がいっせいに批判したわけです」
デスク「擁護した出演者はいた?」
記者「いるわけないでしょう。しかし、四面楚歌の状況でも上西は一向に動じる様子を見せない。上沼が『ふざけてるんか!』と怒っても『とにかく、最後まで言わせてもらっていいですか?』と言葉を遮り、のらりくらりと自分の主張を繰り返すだけ。これには温厚な高田純次(68)も厳しい表情になっていました」
デスク「それからどうなった?」
記者「人をバカにしたような笑いを浮かべて質問を無視する姿に激怒した上沼は、『当たり前のように自分が正しいと思っています』『こんなに嫌われているんだったら、ちょっと1回辞めたらどうですか』と声を荒らげました」
デスク「そりゃすごい。東京で放送がなかったのが残念だ」
記者「それでも上西議員は『何を根拠におっしゃっているのか意味がわかりません』とガンを飛ばしながら反論しているうちに番組は終わりました。上沼がこんなに自分をコントロールできなかった収録は初めてです」
デスク「なるほど…」
記者「実は結婚していたかどうかなど、番組内では疑惑をハッキリさせるはずだったのに、一向に話が進まなかった。何を聞いても正面から答えず、言い訳をする彼女に上沼も冷静さを失い、最後は収録打ち切り状態でした」
デスク「関西の芸能界の大御所・上沼にケンカを売ったんじゃ、元議員枠でのタレント活動は厳しいぞ」
記者「いや、逆に番組のウワサが広まり、民放バラエティのプロデューサーたちが上西に興味を持ちました。上西は人を怒らせる天才だと見抜いたんですね。彼女が出演すれば討論は盛り上がり、視聴率も上昇する。テレビマンたちは新しいヒール役の誕生を喜んでいます」
デスク「ま、次の選挙で落選する日が待ち遠しい、と言っておくよ」
《NewsCafeゲイノウ》
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