日本映画製作者連盟によると、2013年の映画公開本数は洋画・邦画合計で1117本、映画館数は全国で3318スクリーン。2000年代に入り、レンタルビデオのメディアがビデオテープからDVDへ移行したあたりから映画不況が囁かれ続けてはいるが、それでも公開本数、映画館数ともにほぼ右肩上がりの推移だ。「映画館で映画を鑑賞する」ことのプレミアム感は、やはり他の娯楽に代えがたいものがあるのだろう。
そして映画館と言えば、やはり"昔ながらの定番デートスポット"という役割も大きい。よほど映画嫌いのカップルや夫婦でなければ、たまには映画館デートでも…となるのではないだろうか。
では"初デートの行き先"としての人気はどの程度なのか。NewsCafeのアリナシコーナーでは「初デートは映画鑑賞?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…59.6%】
■会話ベタとかに無難じゃないかな。
■見たいものが一致したならいいのでは?
■映画はあとで話のネタにできるからなぁ。
■昔は多かったと思う、初デートが映画館。
■アリでしょう。私はドライブか食事が良いけど。
■まぁ王道だし相手に合わせれば間違いはないよね。
■ドン引きするような映画でなければいいと思うけど。
■結局何も話せなかった。今でもその日のことを妻は笑いながら言う。
■初デートに映画鑑賞うれしいです!
■暗がりでたまに横顔見てドキドキしたな…うー甘酸っぱいわ~。
【ナシ…40.4%】
■会話もできない。つまらん。海か山へドライブ食事がいい。
■初デートは簡単な食事と会話でサッと切り上げて、映画は2回目だな!
■趣味や見方が合うならイイけど知り合って間もないなら私は×。
■若い頃は車でドライブだった。
■まず食事いきます。
■見たい映画がないし、動きたい。公園とか温泉に行きたい!!
■自分は映画に興味がないので、ありえません。
■つまんなすぎて私が気分最悪になって終了…ナツカシイ。
■失敗するよ。
■彼女欲しい…デートしたい…(涙)。
結果は【アリ派】約6割と多数派。「映画の後は感想など照れずに話せる」「やっぱり王道」等、初デートに映画館は無難な選択だというコメントが多かった。
しかし一方の【ナシ派】も、約4割と決して少なくはない。「映画が嫌い」「アウトドア派」という人もいたが、最も多いのは「何回目かのデートに映画館は妥当だが、初デートには向かない」…という意見のようだ。「ものすごくつまらない映画に当たって、上映後の会話も特になく…」「過激な濡れ場で気まずくなった」など"デート失敗"の体験談も寄せられた。
「初デートで見た映画、つまらなかったねぇ」と笑い合える間柄になる…というのは、やはり現実的には少ないケースなのだろうか。映画のチョイスについてはよく考えた方が良さそうだ。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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