環境に差はあれど、どんな職場もある意味で"閉鎖された"空間だ。複数の人間が集まって行動している以上、諍いの可能性は常にあり、その種はどこにでも転がっている。仕事の上での意見の対立、単に気が合わない…理由はそれぞれあるだろうが、本気の言い争いに発展してしまうケースも見かける。
友人同士のケンカと違い"職場のケンカ"が厄介なのは、どんなに嫌な思いをしても、場の雰囲気を悪くしても、翌日も変わらず出勤しなければならないところだろう。当事者間の問題ではすまされない場合も多々ある。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「職場でケンカ、どう思う?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…56.5%】
■我慢には限度がありますからね。
■理不尽な事は言った方がいい。
■もちろん手を出すのはナシ。それと我慢はギリギリまですること。
■人生一度きり。馬鹿だとわかってても闘わなきゃならない時もある!
■同じ人間とは思えないぐらいの酷い言動する人いたから。
■人間だもの…。
■喧嘩できない会社は成長しない! 秋○書店と同じ!
■自分のミスをパートさんに被せる男性社員にブチギレした事がある。
■仕事に関してのケンカは仕方ないでしょ?
■「雨降って地固まる」という諺も。後を引かなければ、時にはアリかと。
【ナシ…43.5%】
■喧嘩はないけど…でも女性ばっかりの職場は辛辣で陰険。
■当人同士はいいかもしれないけど回りが気を使うし引くよ。
■意見対立はある。職場全員同じ意見とか、ありえないから。
■頭にきてもケンカしない、議論する。落ち着きをなくさず理詰めでいく。
■一方的にキレられ、我慢した事は何度か。
■感情的な人とは働きたくないな。
■するほど別に親しくない。
■大人気ない。
■面倒臭っ! 仕事忙しいのにケンカする暇なんてない。
■ケンカ腰に近い激論は交すけど、あくまでもより良い仕事のためです。
結果は【アリ派】若干優勢。職場の空気を悪くするのは承知の上で「あまりに理不尽であれば言うべき」「我慢には限度がある」という意見が多いようだ。しかし一方の【ナシ派】からは「議論とケンカは違う」「ケンカにならない言い方を考える」など、あくまで感情を抑えるべきという声が寄せられている。
なかには「ケンカして両成敗(双方退職)がありましたのでね(汗)」「理由に関わらず、当事者は即解雇。当方経営者」という恐ろしいコメントも寄せられていた。ケンカをしたくてする人は少ないだろうが、どうにも理不尽なことが起こったとき、あからさまにケンカを売られたとき…気を落ち着ける方法、回避する方法や言葉を日頃から用意しておくと役立つかもしれない。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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