「甘いものは別腹、別腹!」という、まさしく"甘い"フレーズ…お腹いっぱいの状態でも好きな食べ物は食べられる、という例えだ。この現象には科学的根拠がある。おいしいもの、好きな食べ物を見たとき(正確には血糖値が下がったとき)に出るオレキシンという分泌液が胃を緩め、先に食べたものを小腸へ送り出すことで胃にスペースを作るのだそうだ。
考えようによっては恐ろしいこの機能、単なる好物よりも"甘いもの"に対して、この効果が強くあらわれるように感じるのは気のせいだろうか。飲酒の後のラーメンなども"別腹"と言えなくもないが、周囲を見る限り甘いものでは特に顕著だ。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「スウィーツは別腹だと思う?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…72.8%】
■好物見ると胃が一生懸命隙間を作るそうです。
■お腹がいっぱいだと思っても、食べ始めたら止まらない。
■ちゃんと食事してからでもケーキを2個は食べられる。
■いつなんどきでも喰う。
■キケンなときは米飯抜き。
■テレビでやってたね。満腹でもスウィーツと聞いた途端胃にスペースできるて。
■食後のデザートが待ってる! って思うと食事中もウキウキです!
■たまに食べると生きてて良かったと思う。
■すいません。男のくせに別腹です(笑)。
■そして誰もが丸くなる。
【ナシ…27.2%】
■いや、お腹いっぱいの時は何も入らないや。満腹で別腹はない。
■甘い物が苦手です。胸やけしちゃうの。漬物なら別腹かな。
■同じ腹。
■嘘だぁ…。私は、入らないよ。食べたいとも思わないし。
■スウィーツがそんなに好きではないので。
■満腹なら食べられません。ビュッフェで損するタイプです。
■私は別腹はないかな。
■20代までは別腹だったが、今は胃がもたれます(笑)。
■そういう言い訳が後悔の元に…。
■牛とは違い人間には胃袋はひとつしかない。
結果は【アリ派】が約7割と多数派。医学的に根拠があるとするコメントが多いなか「好きなものというより、甘いものだから食べられる」とする意見もあった。"甘味である"という事実に訴求力を感じる人は少なくないようだ。
一方【ナシ派】のコメントは「甘いものが嫌い」派と「満腹になれば終了、私には別腹はない」派に二分されている様子。推測するに、人体機能の個人差が原因ではなかろうか。汗をあまりかかない人がいるように、前述の"オレキシン"の分泌量が少ない人もいるということだろう。
その他では「どうでもいいけど"スウィーツ"ってなんかイラっとする」という声がいくつか届いていた。インターネットスラングの「スイーツ(笑)」の印象が強いせいだろうか!?
[文・能井丸鴻]
[写・ginnerobot]
《NewsCafeアリナシ》
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