「惚れ力」をアップさせる「よかった探し」 | NewsCafe

「惚れ力」をアップさせる「よかった探し」

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最近、20代の女性からよく聞く悩みが「どうやったら人を好きになれるか」というもの。恋愛テクニックやモテファッション以前の問題で、なかなか人を好きになれないのが悩み、と嘆く女性が増えています。

いま、恋愛界・結婚界でキーワードとなっているのが「惚れ力」。「惚れさせる力」よりも「惚れる力」のほうが、より深刻な問題として注目されています。

どんどん目が肥えて、これだけは譲れないというものが増えていくと、「この人は無理」「あの人もない」と惚れ力が下がっていきます。

これはオトナ女子だけでなく、10代・20代でも同じこと。なまじっかセンスがよかったり、頭の回転が早かったりする女子であれば、なかなか無邪気に人を好きになれないのが現実です。

ではいったいどうすればいいのでしょうか?

昔、「愛少女ポリアンナ」というアニメがありました。その中で主人公の女の子は「よかった探し」という遊びに興じます。雨が降ってよかった、晴れてよかった、落とし物がみつかってよかった、ご飯がおいしくてよかった。ささいな日常生活の中に、いいところを見つけてそのたびに幸福を感じていくわけです。

なのに現代においては、まるでこの逆、「ネガティブ・チェック」が求められる場面が多くなります。

仕事の書類チェックなどその最たるモノで、「問題ないかどうか」「誤字脱字はないか」だけをチェックするうちに「よくまとまっているね」「きれいなデザインだね」と、相手をほめることは、しなくなるいっぽうです。

恋愛も同様。自立した女性や仕事のできる女性であればあるほど、相手のアラばかりが目についてしまいます。

あるカリスマ仲人おばさんは、お見合いから帰ってきた女性に「今日の人はどうだった?」と聞くのではなく、「今日の人はどこがよかった?」と聞くのだとか。そうすると問われたほうは、いくら文句を言いたくても一瞬「よかった探し」を始め、「エスコートはちゃんとしてくれた」「安心できる声だった」といいところを挙げていきます。

目の前の人を批判したり、ネガティブ・チェックをしたり、減点法で採点するのではなく、いいところを見つけてそれを口に出していくようにすること、おおらかでのほほんとした性格に変わっていくこと、それこそが「惚れ力」をアップさせる、地道ながらも唯一の方法です。

みなさんの健闘を祈っています。

[ライター 五百田達成/「恋と仕事のキャリアカフェ」主宰、オトナ女子の恋愛・結婚・仕事の悩み相談を受ける恋愛カウンセラー。TBSバラエティ番組「私の何がイケないの?」にも出演。詳細はオフィシャルブログ(http://ameblo.jp/iota-s/)まで]

[photo by:vendene]
《NewsCafeコラム》
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