いわずと知れた長寿番組で、今年放送35周年を迎えた「徹子の部屋」(テレビ朝日系)。司会の黒柳徹子が話題となっている人物を招いてトークを繰り広げる番組だ。今までは「お上品」な番組として認知されていたが、最近ではゲストで登場したお笑い芸人に対して、ギャグをする前にネタバレをしたり、「面白い話をしてくださるんですって?」と笑いのハードルをあげる、芸人泣かせの番組として有名になり、「アメトーーク」でも「徹子の部屋芸人」と題し、企画が組まれているなどして人気を博している。
この番組、年間最終の放送のゲストは1978年から、毎年かならずタモリが登場、2010年の出演で登場34回を数え、最多出演ゲストとなっている。普段司会者としてテレビに登場するタモリがゲストというのは珍しく、なかなかプライベートな話を聞く機会がないのだが、1988年に登場した際に、家庭の話を披露している。
その家系がかなり複雑なのだが、興味深いのでご紹介する。
・タモリの祖父母は子どもができなかったため、両方の血を受けついた子を養子に迎えようと計画
・祖母は12人兄弟の長女。親子ほど年が離れていた一番下の弟を養子に迎える(タモリの実父)
・祖父は、妹の娘(姪)を養子に迎える(タモリの実母)
・祖父母は無理やり養子2人を結婚させ、2人の子どもが誕生(タモリと姉)
おわかりになるだろうか。タモリにとって祖母は父の姉、祖父は母の母(実祖母)の兄、という書いていてもややこしいことになっている。さらに両親が幼少時に離婚しており、母はその後2度再婚、それぞれ2人ずつ、姉のほかに計4人の異父兄弟がおり、タモリは祖父母(養祖父母)が育ての親となっている。
タモリはこのことについてあまり語らないためにコンプレックスだと思われがちだが、単純に説明が難しいためといわれている。
《NewsCafe》
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