【高校受験2028】佐賀県立高、新たな入試制度を発表…1か月前倒し | NewsCafe

【高校受験2028】佐賀県立高、新たな入試制度を発表…1か月前倒し

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新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度
  • 新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度
  • 高校入試改革に係る年度内スケジュール案
 佐賀県教育委員会は2025年11月11日、2028年度(令和10年度)入試から始まる新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度について発表した。入試を前期検査、追検査、後期検査に集約し、前期検査は約1か月前倒しして実施する。2025年度の中学1年生から対象となる。

 11月11日開催の11月定例教育委員会において、新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度を決定した。対象となるのは、2025年度の中学1年生。2028年度入試から開始予定。

 新しい入試制度では、特別選抜を廃止し、一般選抜を前期検査、追検査、後期検査に分けて実施する。佐賀県教育委員会では、入試制度見直しの視点に「シンプルな制度」「多様な評価」「安心して受検できる制度」「スクール・ポリシーの反映」「実施時期」をあげている。

 前期検査には、「学力検査5教科」「指定教科(国数英)+学びのデザイン(作文や口頭試問やプレゼンなどによる自己表現)」「指定教科(国数英)+実技検査(スポーツ、文化芸術)」という3つの方式を設け、学校が採用した方式から受検生が選択して受検する。定員は、募集定員の80~100%で学校が設定する。

 追検査は、本人の責に帰さないやむを得ない事情で受検できなかった者が対象。前期で選択した方式で受検する。後期検査は、募集定員から前期の募集人員を除いた数を募集。前期検査で募集人員を満たさない場合は、欠員数を上乗せする。検査内容は、作文、面接、調査書など。再募集は実施しない。

 検査の実施時期は、前期が2月上旬、追検査が2月中旬、後期が2月下旬から3月中旬。これまで、5教科中心の一般選抜は3月上旬に行っており、新しい入学者選抜では実施時期が約1か月前倒しとなる。また、調査書は「出欠の記録」「行動の記録」の欄を削除し、A4片面にするなど、様式を変更する。

 佐賀県教育委員会では、質問専用フォームから「新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度」について質問を受け付けている。12月中旬ごろまでに届いた質問は、2025年度中に取りまとめて回答する予定。質問はその後も受け付け、定期的にWebサイトなどで回答するとしている。
《奥山直美》

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