9月26日公開の映画『俺ではない炎上』に出演するなにわ男子・長尾謙杜。さらに10月24日公開予定の『恋に至る病』では山田杏奈とのダブル主演が決定しており、俳優として存在感をますます高めている。そこで本記事では、これまでの長尾の歩みを振り返りつつ、最新出演作の見どころを紹介したい。
【関連】なにわ男子・長尾謙杜、主演映画『おいしくて泣くとき』で見せた瑞々しい演技に“泣ける”と感動の声
アイドルグループ・なにわ男子の活動と並行して、俳優としても着実にキャリアを積んできた長尾。2025年も破竹の勢いを見せており、映画『室町無頼』では、自己流で棒術を磨いた没落武士の子・才蔵を演じ、激しいアクションシーンにも挑戦。また、劇場映画初主演作『おいしくて泣くとき』では高校生役を務めており、若い男女の切ない恋愛模様を瑞々しく表現して、“表情に引き込まれた”などと高い評価を集めた。
そんな長尾が新たに出演するのが、阿部寛演じる主人公・山縣泰介が、身に覚えのない殺人事件の犯人としてSNSで“炎上”し、無実を証明するために決死の逃亡劇を繰り広げる炎上エンターテイメント『俺ではない炎上』だ。同作で長尾が演じるのは、山縣が勤めるハウスメーカーの取引先企業の若手社員・青江。これまで、フレッシュさを武器に『おいしくて泣くとき』や、2023年に放送されたドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)などで学生役を演じてきた長尾だが、SNSでの炎上という現代で問題視されている事柄を取り扱った作品で、社会人の役としてどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる。
また、長尾は10月には山田杏奈とのダブル主演作『恋に至る病』の公開も控えている。同作は、高校生の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の連続不審死や“恋人は殺人犯なのかもしれない”という疑惑が入り混じる、ピュアで刺激的なラブストーリー。長尾は内気な男子高校生・宮嶺望を演じる。予告映像では、寄河景(山田)と心を通わせる甘酸っぱいシーンが描かれる一方で、同級生の遺体が発見される不穏な場面や、宮嶺が、「地獄に落ちたって、世界中の人が景を許さなくたって…」と涙ながらに語る印象的なセリフもあり、『おいしくて泣くとき』で高評価を得た長尾の演技力が今作でも存分に発揮されそうだ。
『俺ではない炎上』『恋に至る病』といった雰囲気の異なる2作品に出演し、役柄の幅を広げながら進化を続ける長尾。これからの活躍に大いに期待したいところだ。