先日から放送が始まったドラマ『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系)で主演を務めている松本まりか。同作は、第1話のTVerでの見逃し配信再生数が100万回を突破(TVer DATA MARKETINGにて算出期間:7月19日~7月21日)するなど、早くも話題を集めている。本記事では、松本のこれまでの活躍を振り返りながら、『奪い愛、真夏』での演技とその反響に触れ、女優としての魅力を掘り下げていきたい。
【関連】松本まりか、“悪女”役を演じる心境を語る「反感はとても買ってるとは思うんですけど…」
松本は、2018年放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)での演技がきっかけでブレイクを果たし、その後さまざまな作品に出演。昨年放送のドラマプレミア23『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)では、純愛だと信じていた夫に15年も裏切られていた“サレ妻”の如月みのり役で主演を飾ると、不倫相手の家族に復讐していく姿をスタイリッシュかつ痛快に演じた。その唯一無二のキャラクターと確かな演技力で、アクの強い役でも見事に演じ切る女優という印象だ。
そんな松本が現在主演を務めるドラマ『奪い愛、真夏』は、さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”を展開して大きな反響を呼んだ『奪い愛』シリーズの最新作。最愛の恋人と不倫の末に別れ、時計メーカーに転職して人生の新たなスタートを切った主人公・海野真夏(松本)が元恋人にそっくりな御曹司社長・空知時夢(安田顕)と出会い、禁断の愛に身を投じていくという物語だ。
先日放送された第1話は、真夏が昔の恋人と瓜二つの時夢に出会ったことで気持ちが抑えられなくなり、衝動的にキスをしてしまうという展開。その翌朝、既婚者である時夢とのキスを盗撮した写真が自宅に届けられ、窮地に陥る真夏だったが、亡き母の形見である腕時計の不思議な力により、時夢とキスした当日の朝にタイムリープするという驚きの初回となった。SNSでは、「演技と表情良すぎる」「さすがです」「ドロドロ系がハマるねぇ」といった声があがっており、怒涛の展開を見せる同作を、松本の演技がさらに色濃く印象付けていることがうかがえる。
同作の制作発表記者会見で、松本は、脚本を担当した鈴木おさむ氏による、個性豊かな登場人物のセリフの言い方に悩むこともあるとしつつ、「この作品が終わった後、演技が上手くなってるんじゃないかなって思うくらい、素敵なハードルをたくさん用意してくださっていて、ワクワクします」とコメントしている。禁断の愛に翻弄される男女の姿を描く『奪い愛、真夏』で、松本の演技がどのように進化していくのか注目だ。