40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本作では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラーによる心理的解説も行います。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
今回は、夫から渡される生活費がどんどん減り、最終的には1万円になったというTさんのお話です。
「夫は『節約』したお金で浮気相手にプレゼントをしていましたが、完全に開き直っていました」
子どもをも巻き込んだ壮絶な経済DVの一部始終をお届けします。
【うちの夫はモラハラでした】
経済DVとは、生活費を渡さない、自由に使わせないなど、経済面で相手を支配・制限する暴力のことです。
お金の自由を奪うことで、相手の自立や逃げ道を封じ込めようとしますが、Tさんの夫の場合は…
結婚当初は15万円だった生活費。しかし、Tさんの夫は、子どもが生まれたころから渡してくれる生活費がどんどん少なくなっていきました。
「給料が少なくなった」と落ち込んだ顔で言われたら「仕方ないよ」と言ってしまいそうになりますが…
▶▶「おまえは金の亡者か!」給与明細を開示してライフプランを考えようと提案したら、夫がいきなり怒り出して…金の亡者って、えっ、私が?
では、ますます怪しい夫の様子をお伝えします。