【モデルプレス=2025/07/07】なにわ男子の大西流星が、7月11日スタートのテレ東系ドラマ9「能面検事」(毎週金曜よる9時~※初回15分拡大、Prime Videoで見放題独占配信、ネットもテレ東、TVer、Leminoで見逃し配信)に出演する。本作で上川隆也演じる主人公・不破俊太郎とともに大阪地検で働く総務課事務官・前田拓海役として初の検事ものに挑む大西が、このほどモデルプレスらのインタビューに応じ、役作りや撮影エピソード、上川からの印象的な言葉について語ってくれた。【写真】なにわ男子・大西流星、美人女優とキス寸前◆上川隆也主演「能面検事」本作は“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里氏による小説「能面検事」シリーズをドラマ化。大阪地検きってのエース検事である不破俊太郎(上川)は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする。ついた通り名は“能面検事”。そんな不破が、権力者による圧力に屈することなく、事件の真相を暴いていく骨太で痛快なリーガルミステリー。ほか大阪地検の面々を演じるキャストとして、吉谷彩子、観月ありさ、寺脇康文が出演する。◆大西流星「まさか23歳の僕が…」初の検事ものへの挑戦― ドラマに出演することが決まったときのお気持ちをお聞かせください。大西:最初にお話を聞いたときは、まさか23歳の僕が検事ものの作品に出演させていただけるなんて思ってもみなかったので、驚きました。私生活ではのんびりしているので、そんな自分とのギャップもあって、「大西流星でもこの役を演じていいんだ」という嬉しさも感じましたね。学生役を多く経験してきた中で、“お仕事ドラマ”に出させていただけるようになって、ようやく自分が大人になったんだなという実感が湧きました。― 原作や台本を読んだ感想はいかがですか?大西:「能面検事」というタイトルがとても印象的で、どんな話なのかワクワクしながら読みました。上川さん演じる不破検事は、どんなときも表情を変えず、誰に対しても感情を見せずに事件に向き合う姿がとにかくかっこよくて。周囲からは不思議な存在に見られていると思いますが、それもすべて事件解決のためだと思うと、本当にプロフェッショナルだなと感じました。ただ事件を追うだけではなく、一癖あって新鮮な魅力がある作品だと思います。― これまで経験されてきた作品とジャンルの違いを感じることはありますか?大西:これまで事件を扱うドラマも見てきましたが、僕はどちらかというと恋愛ドラマや平和な作品を見ることが多かったんです。なので今回、若手事務官としてどんな立ち回りをするのかを学びながら、自分にないものを身につけられているようで、自分の成長につながっていると感じています。◆大西流星、関西弁は「自分の中にアンミカさんを召喚」役作りのこだわり― 検事もの初挑戦ですが、前田拓海という役を演じるうえで、意識していることはありますか?大西:お芝居でこれまで関西弁を全面に出す役柄を演じたことがほとんどなかったので、自分の持ち味である関西弁を活かせるのが嬉しくもあり、新鮮だなと感じました。ですが、この間リハーサルのときに「このワードが標準語になってたよ」と監督に言われて、関西人としてなんてことをしているんだと、自分で自分を叩きたいくらいでした(笑)。それからは、始まる前にセリフをコテコテの関西弁に変換するようにして、自分の中に1回アンミカさんを召喚させてセリフを読むようにしています(笑)。― (笑)。関西弁でのお芝居や声のトーンなどにも変化はありますか?大西:関西弁でお芝居をすると、標準語のときよりも自然と声が低くなる気がします。役柄や作品の内容も関係していると思うんですが、関西弁って「〜やろう」とか「〜やから」みたいな、ちょっと下町っぽい、東大阪っぽい響きがあるんですよね(笑)。父や先輩方もそうなんですが、関西では声が低い方が多い印象があって。今回は、明るい関西弁というよりも、少し落ち着いた“低い関西弁”になっています。明るすぎると普段の自分っぽくなってしまう気がするので、役とのスイッチを切り替える意味でも、あえて低めで、言葉が響くように意識しています。― 事件を扱う内容ということで、専門用語の多さに難しさは感じますか?大西:難しい専門用語がたくさん出てくるんですけど、台本には専門用語の意味まで書かれているわけではないので、スマホで辞書を引いて覚えることの繰り返しです。内容を調べて台本にメモ書きしないと頭に入ってこないのと、相手のセリフにもたくさん専門用語が出てくるので、そこも全部調べて理解するようにしています。読み方やイントネーションも現場に行ってみないと分からないので、皆さんや関西弁の講師の方にも確認しながら進めています。― 関西弁の講師もいらっしゃるんですね。大西:そうなんです。観月ありささんは東京出身なので、カットがかかるたびに確認されていて、僕よりも大変なことをされているんだなと思いました。やっぱり関西人としてはリードしないと、という気持ちになりますね。僕も観月さんから関西弁について聞かれることがあるんですけど、講師の方よりも先に「こうですよ」と答えちゃって、講師の方のお仕事を奪ってしまって申し訳ないなと思いつつ(苦笑)、地元の言葉に誇りを持って、少しアドバイスをさせていただいています。― 前田拓海とご自身の共通点はありますか?大西:先輩の背中を見て「いろいろ吸収したい!」「自分にも取り入れたい!」と感じている前向きなところはすごく似ているのかなと思います。― スーツ姿での撮影はいかがですか?ヘアメイクのこだわりもあるのでしょうか?大西:スーツを着ると背筋が伸びるというか、自然とキリッとした表情になりますね。髪型もスーツに合うようにヘアメイクさんと相談して決めたセンター分けの前髪にして、僕の中では“ザ・爽やか公務員”というイメージです!若手の事務官なので、風になびくような爽やかさを意識しているのと、なにわ男子がスーツのCMもやらせていただいているので、スーツをしっかり着こなさないと、と思っています(笑)。◆大西流星、主演・上川隆也からの嬉しかった言葉― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?共演者とのやりとりで印象的なエピソードがあれば教えてください。大西:現場の雰囲気はすごく良いです!上川さんがとてもフレンドリーに話しかけてくださるのですが、カメラが回り始めると一気に表情が変わるので、本当に驚きます(笑)。「どっちが本当の上川さんなんだろう?」と思ってしまうくらい、すぐに役に切り替えられるので、改めてすごい役者さんだなと実感しています。吉谷さんも優しく話しかけてくださいますし、役柄的にもフランクに接する機会が多くて、観月さんと3人で会話するシーンもたくさんあるので、テンポ感がすごく良いです。お芝居しやすくて、息ピッタリだと感じています!皆さんとは何気ない日常の会話が多くて、ロケ現場で犬が通ったら、好きな犬種の話をしたり(笑)、オフのときは本当にゆるい話ばかりしています。内容的にはシリアスなシーンも出てくるので、オンオフのギャップが激しい現場かもしれません(笑)。― 主演の上川さんから、お芝居についてアドバイスなどはありましたか?大西:まだ1シーンしかご一緒していないのですが(※取材時)、上川さんが「検事を扱う作品はどうしても固くなりがちだけど、前田くんや仁科さん(観月)が関西弁だから、全体が少し和んで、力を抜いて見られる面白いシーンになると思う。そこはぜひ頼みました!コメディ的な要素も楽しんで演じてください」と声をかけてくださいました。僕自身も、検事ものの作品だからこそしっかり筋を通さなきゃと気合いが入っていたのですが、その言葉のおかげで気持ちがほぐれて、よりリラックスして面白いお芝居ができそうだなと思えて、すごく嬉しかったです。― 前田にとって不破検事はどんな存在ですか?今後の関係性についても教えてください。大西:不破検事がふと不思議そうな表情をしていたり、自ら事件に足を踏み入れたりしている姿を見ると、「これは何かあるぞ」と感じさせられます。前田としては「不破検事なら大丈夫」と、絶対的な信頼を抱いていて、それって本当にすごいことだと思うんです。一方で、自分のことも見透かされているんじゃないかという、少し怖さのような感情もあって。その微妙な上下関係が、前田の成長に繋がっていくポイントになるのかなと思います。不破検事は視野が広すぎて、もはや360度以上、見えないものまで見えているんじゃないかと感じることもあって(笑)。前田の行動も、本能的に察知されているのかもしれません。今後、そんな2人の関係性がより深く描かれていくのかなという印象です。― ありがとうございました!放送を楽しみにしています。(modelpress編集部)◆大西流星(おおにし・りゅうせい)プロフィール2001年8月7日生まれ、兵庫県出身。2012年7月14日より関西ジュニアとして活動開始。2013年7月期放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「スターマン・この星の恋」で連続ドラマ初出演。2018年10月に結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビュー。2022年12月、化粧品ブランドとコラボレーションコスメを発売し、事務所所属タレントで初のコスメプロデュースを担当し、2024年には日本化粧品検定1級を取得。近年の主な出演作は、映画「恋を知らない僕たちは」(2024年)、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」(2024年)、TBS系火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(2025年)など。【Not Sponsored 記事】