【モデルプレス=2025/07/01】上田竜也が7月1日、都内で自身初の小説「この声が届くまで」出版記念トークイベントを開催。元メンバーで漫画家としても活動する中丸雄一とのコラボレーションの可能性に言及した。【写真】上田竜也、KAT-TUN解散後初公の場◆上田竜也、中丸雄一とのコラボの可能性は?会場に集まったファンの前に登場した上田は、背筋を伸ばして座るファンらに向けて「姿勢良すぎない(笑)?」と声を掛けて和ませる。自著を持っての撮影に応じた後、改めて発売を迎えた思いを聞かれると「長かったんでね、本当に。自分が『やりたい』と思ったのは10年前。そこから発売に至るまで長かったので、こうして発売されるとすごく思うことがたくさんあります。長いようで早いようっていうのはこのことだなと思った」と胸の内を語った。すでに映像化の提案も受けているということを明かされると、「素直にめちゃくちゃ嬉しいんですけれども。もちろんこういった小説を出す以上、そういうことも頭の中で膨らんでいったらいいなと思って発売しているので」とした上で、「もうちょっと色んな方にこの本を実写化で観たいなと思ってくれる人が増えたら、自分の中でもスッといけるのが、まだ早すぎる」とコメント。「そこはちょっと冷静に見極めたいなとは思っています」と続けた。周囲の反響を問われると「今日、ちょうど『届きました』とジュニアのB&ZAIの菅田琳寧から写真が送られてきました」と報告。さらに「あと中丸(雄一)くんが自分のお金で買ってくれたらしいです。読んでくれたかは定かではありません」と明かすと、会場に笑い声が上がった。「小説を書こう」と思ったタイミングである10年前について尋ねられると「めちゃくちゃ長くなるけど大丈夫ですか」と前置きし、「10年前、ちょうど田口(淳之介)が抜ける時ですよ」と田口がKAT-TUNを脱退した時期に言及。続けて「田口が抜ける時、KAT-TUNが充電期間に入りますという時に、グループに何を貢献できるのかなというのをすごく考えた」と打ち明け、「物語の主題歌だったりというのをグループに持ってこれるのが1番いいのかなと思って、その時に『ドラマ出させてくれ』とかそういうよりも、自分で考えて作って出た方が早い」と当時の思いを振り返る。「漫画の原作でもいいですし、とりあえず何か物語を書いて、実写化だかなんだかして持ってこれたらいいなっていうのがまず第一で思って、10年前に書き始めたんです」と告白。「3分の2ほどを書いた後に事務所に提出して『見てください』って言ったら、『こんなことをしてる暇があったら舞台とか観に行きなさい』って言われて却下になったんです。めちゃくちゃ悔しかったですけれども、無理と言われたら無理なので。その当時は」と説明し、「で、10年後。色んな状況も変わって、契約内容とかも変わって自分がやりたいことをやれるということになって、『じゃあこれを書き出そう』ということで再開して、ちゃんと発売できたという。長いストーリーがありますよ」としみじみと述懐した。また、「“小説家”上田竜也と“漫画家”中丸雄一のコラボが見たい。今後実現する可能性はありますか」という声には「いや、しないでしょ」と苦笑。「どっちがどうじゃなくて、俺が作り出した世界観と中丸くんが作り出した世界観、絶対真反対なんですよ。だからたぶん大喧嘩して殺し合いになると思います」と笑いながら答え、「あいつ、俺の似顔絵描く時いつもガリガリ君ですからね」と会場を盛り上げていた。◆上田竜也初の小説「この声が届くまで」同書は、上田が長年にわたり温めていた書き下ろし小説。物語のプロットからキャラクター造形まで上田本人によるこだわりが詰まった1冊で、仲間や大切な人を想う心、ひたむきに夢に向かって突き進む情熱、そして青春のきらめきが詰まったバンドストーリーとなっている。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】